概要
価値なしと言われた「愛」を選んだ少女は、今日も誰かを愛しいと思っている
魔法が当たり前に使われる世界で、少女が選んだのは、誰も必要としなくなった魔法だった。
その名は――「愛」。
「愛しい」と思った気持ちを、誰かに伝える。
ただ、誰かを大切に思った気持ちが、少しずつ誰かのもとへ届いていく。
そんな、小さな「愛」の物語。
その名は――「愛」。
「愛しい」と思った気持ちを、誰かに伝える。
ただ、誰かを大切に思った気持ちが、少しずつ誰かのもとへ届いていく。
そんな、小さな「愛」の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!現代まで受け継がれてきた数少ない魔法。次の継承者はあなたです。
科学技術が発達した現代。
幻想的な過去のものの多くが失われてしまった時代。
しかし、神は過去のものになってはいない。
中世ヨーロッパにいた魔女は見かけなくなってしまった。
魔法というものは現代には多くは残っていない。
愛の魔法。それは現在まで残った数少ない魔法。
この魔法は使い手の期待した効果が発現するとは限らない。
ヒットしたターゲットのステータスで効果が変動する。
そんな扱いの難しい不便な魔法を人は絶えることなく受け継いできた。
この魔法は役に立つもの。他の技術では代替できないもの。
だからどんな効果があるのか説明が難しいのに現代まで絶えなかったのかもしれない。
この魔法を次の人に伝…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「素敵」を伝えるだけの、不器用な魔法
「愛しいと思った気持ちを、伝える魔法」——これほど不便で、これほど尊い魔法があるでしょうか。実用性ばかりが評価される世界で、誰にも顧みられなくなった魔法を、まっすぐな少女が選び取るところから物語が始まります。
出会う人それぞれに気持ちを届けるたび、思いがけない反応が返ってくる展開に、切なさとおかしみが同居していて目が離せません。飾らない文章表現がかえって心にじんわり染みて、読んだ後、誰かに「素敵だな」と伝えたくなる一編です。
こんな人におすすめ
静かであたたかいファンタジーが好きな方、不器用でまっすぐな主人公の物語に惹かれる方、少し切なく心に残る短編を探している方。