フィルVSアレクサンドラで第11章終了です。
お付き合いありがとうございました。
ニステイス家が代々斎姫を務めるカダル神から下されるのは預言であり、予言ではない=解釈の余地があるものです。
それを『運命』と言っているのは、そういうことにしておきたい人がそういう方向にもってきたから。
あると思うかと訊かれたら、知らんがどうでもいいと答える性質なんですが、世間で言われる「運命」って非常に興味深い言葉だと思います。受け取り手によって、真逆に働くなあ、と。
ある人は自分が努力するためにそれを使って、ある人はそれを理由に思考停止に陥る。
建国王アドリオットは前者で、アレクサンドラは後者でした。が、彼女も変わっていきます。
次回はその辺を含めて、スぺリオス視点の番外編になります。
ではまた。今日があなたにとって素敵な日となりますように!