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「そして」9-11.安定性

9章終了です。
まとめて補足しますと、

アレックス、フィルのために強くなり、逆に脆くなったり――全部第一小隊員たちにばれてます。14歳で入団して以来、みんなずぅっと心配してきたので。可愛いのです。

逆にフィル、あんまり心配されてません。難しいこと考えると頭が停止する=深刻になれない子なので。心配するだけ無駄か…、という感じ。

フェルドリック、砦などの損害にかこつけて怒っているように見えますが、そういうフィルですので心配してます。無茶をやりすぎていつか死ぬんじゃないかと。が、あんなふうです。いつもです。

「冴えない王女」との関連になりますと、
第38話『死地と勧告』(書籍2巻p.168)に出てきた「ロデルセンにも言われた」は本章の第6話『メッセン』。
第37話『退転と鬱屈』(同p.158)などでシャダ兵がフィルを警戒する理由=カザックの反乱に紛れ込んだシャダ軍を壊滅させたから、とされていますが、事実は本章の通りフィル単独の力ではまったくありません。
長らく恐れてきたシャダの天敵、アル・ド・ザルアナックが若い頃の姿のまま、砂煙の中から現れた時のシャダ兵の恐怖たるや、ということで噂が独り歩きした、と。
9-10.『終と緒』などにあるとおり、幼いソフィーナとの邂逅はフェルドリックの人生に決定的な影響を及ぼしました。
が、9-1.『理由』のとおり自覚は一切なく、この時点では「尊敬」「対抗心」です。
うん、「あれは恋に近かった」と自覚するのはこの6年後(書籍3巻にちらっと)――鈍いです。

そんなところです。

色々もありがとうございます、どれも嬉しくいただいてます。ありがとう!!

次はカイト視点の番外編、その次、第10章はカザックに戻って、日常?…騎士団だったり王宮だったり街だったりでの話です。

ではまた。
花粉すごいですねえ。この時期に風邪をひくと、相乗効果で悲惨なことになります。まさに今――お友達はティッシュ! ひゃっほい!←テンション上げてないとやってられない
あなたの花粉症が発症しないことを祈りつつ、既に遅いという方には「あとひと月、がんばろー!」と涙ながらに呟きつつ、さようならです。良い一日をー。

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