先日お話ししました表題作が刊行されます。(予定は25日ですが、一部の本屋さんでは既に並んでいるようです)
形態は文庫本、今巻の内容はソフィーナのカザレナ脱出まで。web版と異なり、両方の視点で話が進みます。
続きは第2巻として春に出版予定です。
今回、14万字のうち、完全新規の部分だけで2万4千。
加筆の量もですが、中心がフェルドリック=色々めちゃくちゃめんどくさい人――改稿しながら「…もうダメだ、なんでそんな性格なのさ…」などと作者にあるまじきことを呻いては、屍と化してました。
というわけで、手に取って一緒に突っ込んでいただけると……じゃない(汗)、一緒に楽しんでいただけると、最高に嬉しい!です。
https://mwbunko.com/product/322307001087.html なお、表紙イラストは斬さまに手掛けていただきました。(「ぎり」とお読みするそうです)
お話をお伺いした際に一目ぼれしまして、この方に描いていただけたら幸せだろうなあ、と密かに思っていたのですが、実際にお引き受けくださり、その上想像をはるかに超えるイラストに仕上げてくださいました。
構図、衣装、色使い、背景、何もかもが繊細で美しくて圧倒されたのですが、何より表情――表情の描き方でそれぞれの内面が出せるってすごすぎるなあ、と。
半泣きで改稿している最中にラフ絵を頂いたものですから、「神…!」と拝んでました、いや、まじめに←怪しい←今更。
お引き受けくださったこととあわせて、こっそり「ありがとうございます!めっちゃ好きです!!」と叫んでみます。
また、表紙デザインや帯、紹介文も本当に美しく、楽しくしていただきました。
モニターのそちら側のあなたにも気に入ってもらえるといいなあ。
最後になりましたが、当作品にお付き合いくださった方、応援してくださった方に改めて感謝を捧げます。
感想をくださった方には重ねてお礼を。改稿にあたって参考にさせていただくと共に、改めて読み返して気力をいただきました。
皆さま、本当にありがとうございました。web版のみならず、書籍版の冴えない王女も可愛がってやっていただければ幸いです。
P.S.
同じくカクヨムコン恋愛部門で特別賞を受賞なさいました、藤乃早雪先生の「皇帝廟の花嫁探し ~就職試験は毒茶葉とともに~」も同レーベルで同日発売です。
シンデレラロマンス全開のストーリーが最高に素敵な上に、ヒロインが前向きで善良でめっちゃくちゃかわいい!のです。推しです。
本屋さんで「冴えない」の隣に並んでいるかと思いますので、共にご贔屓いただければ幸せです。