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「故地奇譚」7-7.相思

母国語と遠い言葉ほど言語的な違いが増えると同時に、言葉の土台となる文化や価値観までもが違うので、相互理解が難しくなるという。

で、思い出す――。
昔ヨーロッパ人の知己に、「中学から大学まで習っていて、なんで日本人はそう英語が下手なのか」と真顔で聞かれ、
「同じ語族の母語で、しかも共通の文化と歴史を持っていながら、その英語レベルの君がそれ聞いちゃう?」と笑顔で返したら、これまたすっごいいい笑顔でペンを投げられました。
そう、あれをよけたあの瞬間、私の反射神経は人生最高に輝いていた…!

ところで、私、この年にはもう少し賢くなってる予定だったのです。人生ってままならないよねー。

とか言ってないで、おやすみなさい&あなたの夜が穏やかなものでありますように!
次は新章、再びオルゲィ(郁祖父の甥)です。

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