ロックンロールとは何か。
酒、タバコ、女、SEX、ドラッグという人もいるだろう。たぶん。古のロックンロールスターたちは、だいたい皆そんな感じだったし、だいたいそんな感じの人たちが私は好きだった。
この人たちは何を考えているんだろう、とか。どうやって日常生活を過ごしているんだろう、とか。そんなことに想いを馳せながら、数々の名曲たちを聴いてきた。
いや、嘘。だいたい、ひゃっほ~いってなりながら聴いていた。
私は、ミッシェル・ガン・エレファントというとっくに昔に解散しているバンドが大好きである。
ミッシェル・ガン・エレファントに出会わなかったら、こんなに音楽を好きになっていなかっただろうし、こんな人生を歩んでいなかっただろうし、小説だって書いていなかっただろう。それくらい、私にとってのミッシェル・ガン・エレファントとは明確な人生のターニングポイントであり、その影響がとんでもねぇのであります。
そして、ミッシェルが好きならブランキーも好きだろう。ギターウルフも好きだろう。怒髪天も好きだろう。マッドカプセルマーケッツも好きだろう。ブンブンサテライツも好きだろう。
そんなこんなで、まあだいたいは大好きである。特に90〜2000年は大好物である。
そんな中、the pillowsというバンドがあった。そして、私には大のピロウズ好きの友人がいる。当時の私はピロウズをちゃんと聴いたことがなかったけれど、専門学校で出会ったその友人がピロウズが好きだと言ったとき、妙に納得した。
っぽいな、と。
幸薄そうだもんなっと。
それからはそんな感じで、やーいやーい幸薄め〜っと小馬鹿にすることがあった。
それからパパっと時が過ぎて、社会人になったある日。とあるライブハウスのこけら落としのイベントに私は行った。行ったというか、出演者を見て居ても立っても居られず、コネコネを使って関係者として行かせてもらうことに成功した。
お目当ては、The Birthdayだったのけれど、ピロウズも出演していたので、私は初めてピロウズのライブを体験することになった。
青天の霹靂だった。
誰だ? ピロウズ好きなヤツは幸薄だとか言ったヤツは? とんでもねぇじゃないですか。とんでもなくハッピーじゃないか。そしてとんでもなくカッコいいじゃないか。
興奮冷めやらぬ私は、遅れて来ていた友人を発見した瞬間、今しがた体験したことの感想をベラベラと捲し立てた。細かい部分は覚えていないけれど、確信を持って言った言葉ははっきりと覚えている。
ホストだ。さわおはホストだ。エンターテインメントだ。ロックだ。すみませんでした。
友人にそう語ったとき、その友人は勝ち誇った顔でうんうんうんと頷いた。めちゃくちゃイラッとした。
ところがどっこい、その後ピロウズのライブに足繁く通ったかと言えば、そういうわけでもなく。新譜は聴いていたけれど、結局10回も行ってないかもしれない。そんなものなのかもしれない。
私は音楽が好きだ。
けれど、いなくなって困るというほどではないバンドやアーティストはけっこういてる。けれど、実際にいなくなると大変困るのである。
例えば、エレファントカシマシ。
大好きだ。でもずっと追っているかと言えばそうでもない。足繁くライブに行くかと言えば全然行かない。新譜を欠かさず聴くかと言えば、そうでもない。でもエレカシ、もとい宮本浩次がいなくなると、とてもとても大変困るのは目に見えている。けっこうヘコむと思う。もしかしたら立ち上がれないかもしれない。
ずっと追っているバンドやアーティストもいるし、2時間でも3時間でも語れる人たちもいてる。
けれど、私と音楽の距離感はわりとそんな感じである。それが良いのか悪いのかは分からない。人から言わせると、もしかしたらニワカと言われてしまうかもしれない。
ただ、それでもやっぱり私は胸を張って叫ぶことが出来る。音楽が大好きだ!と。
何が言いたいのかというと、後悔先に立たずの思い立ったが吉日。ではあるけれども、付かず離れずの距離感も良いものだよねって言う。なんか良く分かりませんが、まあそんな感じです。
ありがとう音楽。
ありがとうロックンロール。
ありがとうthe pillows。
天国へ行けるかはけっこう分が悪いような私だけれど、何十年後かにもし行けたらば、クソほどカッコいいフェスが開催されていると期待しております。
そして、フェスと言えばサマソニにAdoが出ることに何やかんや言われておるらしいですけれど。やれ発表の仕方だとか、やれヘッドライナーはどうだとか。
サマソニだものね。サマソニってわりとそうだったもんね、昔から。だから出るよね。
ヘッドライナーは、まあ、うーん。どうなんでしょうね。ちょっとやり過ぎじゃねえかなとは思いますけれど。ただ今までだって、なんでこの人が?ってことはあったし、それをことごとく皆さん結果で覆してきてるわけですからね。アリっちゃアリだとも思います。
そうやってローリングしていくもんですよ。ライク・ア・ローリングストーンですよ。まわるまわるよ時代はまわる、ですよ。
オッケー、じゃあ楽しんでやっから全力で来やがれ!くらいの度量が欲しいですね。若いロッカーやパンクスたちには。
うっせぇわでヘドバンするぐらいのノリがあったっていいじゃない。フェスなんだもの。ふじを。
と言ったところで、それではまた。