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政府がそんなひどい仕打ちを国民にするはずがない

という思考。

これ、子供だと普通に刷り込まれているよね。
だって、今、その地、その場所に生存しているのだから。

もちろん、不幸な幼少期を過ごすと、世間へのルサンチマンが芽生えて、すねたり、犯罪者になったり、逆境を吹き飛ばしたり、とりあえず、不信者が育成される。

日本は戦後の政策でできるだけ格差をなくし、最下層の不満が出ないように国家運営をして、2000年以前、中流家庭が没落するまでは平和ボケ国家を地でいっていた。

ところが、世界的な格差の流れを一国で押しとどめることができるはずもなく、中国を筆頭に「後進国」が経済発展してくると、それまで階層の上流を牛耳っていた「先進国」が宗主国ずらをして、抑え込みにかかってくるようになった。

世界の潮流が解っている先進国の一部の人たちは、おカネ回りがわかっている分、どんどん、金持ちとなり、取り残された人々はどんどん、貧しくなり、もはや中流家庭は消滅するに至った。

つまりは、中年以降の人ほど、ノスタルジックになるわけで、表題のような思考に陥っていると思う。かつて幸せ、だったのだ。

ところが、20代までの若い人は、こと日本に関する限り、明るい未来、を体験したことがない。年金がどうの、給料がどうの、税金がどうの、と国が取る側の話ばかりで、生活がしぼみ将来が描けなかった。

しかし。。
日本にもようやくインフレの波が押し寄せ、雇用が売り手市場となり、初任給増額を打ち出す会社が増えてきたのである。
無論、中年者の解雇、給与減額が裏にあるとはいえ、ひとまず、暗い未来で覆われていた若年労働者の生活状況が転換したのである。

今年、来年はあれこれ、いざこざがあるとは思うが、インフレトレンドは数十年続くことだろう。
国の存続には大変よいことだ。

逆にいえば、中年以降の世代はかなり苦しくなる。
早く準備しよう。


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