• マイページ
  • 小説を探す
  • ネクスト
  • 書籍化作品
KADOKAWA Group
  • ログイン
  • 新規登録(無料)

冬寂ましろ

  • @toujakumasiro
  • 2017年11月30日に登録
  • 恋愛
  • SF
toujakumasiro
    • ホーム
    • 小説57
    • コレクション7
    • 近況ノート107
    • サポーター7
    • おすすめレビュー755
    • 小説のフォロー3756
    • ユーザーのフォロー8120
  • 1月23日

    『神託機関』完結しました!

    神託機関 ー円卓で斬り結ぶは言葉、少女は戦争へと抗うー https://kakuyomu.jp/works/822139841871784049 無事完結しました! やんややんやー! お読みいただきありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。 ずっと最後まで読んでいただいた方が多くて…。うれしい限りです。 この話は、少女と大人、小国と大国、持たざる少女と持つ少女、という「格差」について、様々な相似形で組み入れた物語です。 トー横方面や高校生の自己承認欲求に基づく話を見ていると、やっぱり大人に翻弄されたり絶望したり、そして利用されたり、そんなことが多いと思っています。私もそんなひとりでした。 小国に翻弄される大国にもそれが見られます。大国の思惑に翻弄され、戦争に巻き込まれたり、過剰な融資を押し付けられたり、いろいろな目に遭いがちです。 それでも小国はしたたかです。決して裏切られないように基幹産業を興したり、基地を誘致したり、わざわざ大国の製品を大口で買ったりしています。 そして少女もしたたかです。したたかであって欲しい…と私は思っています。 そんな小国の動向と少女の生きざまに、相似性を見つけている私もだいぶあれですが…。だふんこの話はそんな話なのです。 私は若いとき、いろいろな大人たちに翻弄され、そしてまた別の大人たちに助けられました。それも家族ではなくネットでたまたまつながった人たちです。10個上の人たちに「おまえおもしろいな」と言われ、中学からこれまで仕事でお付き合いいただいている方もいます。 翻弄してくる大人たちはいつまでも子ども扱いし、私は取るに足らない存在として扱われました。助けてくれた大人たちは、いつでも対等でした。同じ人として同じ職務に当たる人として、対等に厳しく、そしてやさしかったです。 私にとってのエルヴィラやベック外相、そしてエリシュカに当たる人がいたことは付記させていただきく思っています。だいぶエルヴィラはスーパーマンですが…。 そしてその大人たちが言ってました。倒れたらそこで終わる。ずっと立っていろ、そしたら必ずチャンスが巡るから、それを全力で打ち返せと…。それは私の本業で、いまの組織の標語にもしています。絶対に屈するなと。 お話し的にきれいすぎてご都合主義ぽく、こんなことないよと思うのですが、それでも私の中のリリロアが「でも、誰かひとりぐらいはきれいごとを言ってもいいはずだ。そうしなければ、この世界のすべては黒く淀んだ泥へと沈む。」とささやきます。本当に書きたかった話なので許してください。 いろいろ書けなかったところもあり(議長側のエピソードの深堀とか、ウルシュラの他国との交渉術とか)、またソ連の凄まじい粛清の中で活躍するウルシュラ達の話とかも書きたかったのですが、今回はひとまずここまでになります。 重ねてお礼申し上げます。 お読みいただきありがとうございました! さて、このあとの冬寂さんは、5月の文フリ東京向けに頑張ります。他サークルに新作短編を2本寄稿し、自分のサークル『雪影社』でも百合短編集の改訂版、そしてご要望の多い『花は雪解け、散りゆくことなく』の同人本化を進めています。イラストを知人にお願いしたのですが、良いものが上がってきています。テンション上がる! ご案内をお届けするまで、少々お待ちください。 あとは今年もあるであろう「さなコン」頑張ります。今度はちゃんとSFにしますw そして『男の娘文芸コンテスト』を主催します。こちらもイラスト交渉始めていたり、いろいろ動き出しています。3~4月ぐらいに一度ご案内できたらと思っています。 2月は寒竹先生の小説教室を受講したり、シナリオセンターの通信教育も再開してみることにしました。いろいろ勉強して、より良い作品を作れたらと思っています。 今後も楽しい作品をお届けできるように頑張ります。 それでは皆様、良い読書ライフを!
    • 27件のいいね
  • 1月10日

    『神託機関』をお読みいただきありがとうございます! 大好評でめっちゃうれしいです

    『神託機関』、ご好評いただき、本当にありがとうございます。PVがですね、初日からあんまり下がらないんですよ……。皆様のご愛読のおかげです。ありがとうございます。めっちゃうれしいです。 本編は行方不明の聖使徒だったウルシュラが出てきて、いよいよ後半へ突入です。 そんなこんなで、キャラ紹介とか設定でもぜひ(作家のわがままですみません)。 〇リリロア・フォン・カリディス 主人公。やさしすぎて人の顔色ばっかり伺っていたところから、人の気持ちと物事を天才的に見抜く。相手が欲しい言葉を与えられる。相手のいい反応を見て安心している。「無理です」が口癖。 声: 花澤香菜 →私は思うのですが、「やさしい人」って「やさしくない人たちにやさしくないことをされた経験があるから、せめて自分はやさしくしようと決意している人」だと思うのですよ……。最近、それを強く思う出来事がありまして。そうした傷とともに書きたくて、このキャラを作りました。 モデルはだいたい最初に結婚してた頃の私ですね……。ぎゃふん。結局離婚した実体験を元に、挫折から再生までをリアルに書きます(笑)。やあ、本当にたいへん。こういう思考の輪から抜け出すのは……。結局、私は好きになってくれた人(いまの旦那)と、大勢の大人達の助けで生きてまして……。そんな話しになっていきます。 〇ユスティナ・シェーアバルト イギリス生まれの勇ましい金髪ちびっこ。でもそれが他の少女たちと微妙に違う温度感を生み出す。二面性がある。尊大な態度の裏に、やさしさがあり、そして正しさを求めようとする見識がある真っ当な人。 声: 新井里美 →新井さんが「こういうセリフを話してくれたら楽しいな」と思いながら作ったものです。いかにも創作ぽいキャラですが、彼女のバックボーンは知り合いからもらってます。すさまじいいじめに合っていたのですが、すごい明るいんですよ……。片耳が聞こえないのはそのままお借りしました。私が聖使徒の中でいちばん好きなキャラです。そして知り合いも。 〇イングリッド・フォン・カイザーリンク リリロアのお姉さん。リリロアを心配するあまりリリロアを否定する。神託機関の魑魅魍魎ぶりを先に知っていたので、お姉ちゃんとしてリリロアを遠ざけていた。そうであるべき、などべき論を使う頑固な人、ルールを守りたいと常々思う。そうでなければリリロアといっしょにいられないと思っている。 声: 川澄綾子 →世の中には不器用な人がいるもので、本当はやさしいのに他人へ厳しくしている人がいます。もう少し彼らの思考を分解すると、自分ルールというものがあって、それを守らないとみんな幸せにならないと思っているんですよね……。こうした「自分が思う正しさが、物事を図るものさしになっている」知り合い達から、このキャラを作ってみました。 〇ミレナ・ヴァウェンサ 物腰柔らかい長い金髪美人。心優しい、政治家らしい政治家。政治信条は、お世話になればお世話になる。丁寧な言葉づかいが特徴。でも、裏側では違う心を持つ。 声: 高橋李依 →政治家って皆さんはどんなイメージがあるでしょうか? 清廉潔白で清く、人のために正しく働いている人のイメージでしょうか? 私はちょっと違くて……。身近に議員になられた方がいる私としては、「どうも違うぞ……」と昔から思っていて。また、世襲議員が挫折し辞めることになったことを描く『政治家やめます。―ある国会議員の十年間』を読んで、リアルな政治家さんはこうなんだと深くうなずくことがありまして。いつかこうしたリアルな人である議員さんを書きたいと思っていて、そうして作ったキャラになります。また、知っている上司達から雰囲気や言動をいただきました。優しい言葉は人を動かすためで、その後ろでは人らしい泥臭い考えがあり……みたいな。そこには好き嫌いや恋愛だってあるんです。 『神託機関』を書く初めから、このキャラとリリロアの対峙を考えていたため、テーマのひとつが『二面性』になりました。そして、この話の中で裏表がいちばんあるキャラになります。 〇ウルシュラ・リイェフスカ 歌を口ずさむ。ひょうひょうとしてよくわからない人。少し色が黒く、黒髪がふわふわ。外見は『兄の嫁と暮らしています』の樋浦律子をイメージ。口を開けば、ずけずけと正論を言い、人を言いくるめる。ポピュリスト。扇動者。先見性の塊。土着民の血が混じるため、家はどの勢力からも嫌われている。そこで法務という役割を与えられ、事件の後片付けをよくさせられていた。どの聖使徒よりも先にそうしたものを見てきてしまったので、平等と理想を掲げた共産主義に救いを求めてしまった。 声:坂本真綾 →共産主義者ではないのですが、こういう知り合いがいまして……。つかみどころがないんですよ、本当に。いろいろ激論を交えているうちに、気が付いたら私が何かさせられているという。この人から物書きになるきっかけをもらったのでなんともですが、こういう大人になるなと共通の知人からよく言われていました(笑)。 1939年当時の共産主義については、本当に希望に満ちてました。世界恐慌と飢饉があり、人々が困窮している中、大学などに入れるぐらい頭がよく、少しでも「この世界を良くしたい」と願う人にとっては、心からすがれる思想であり理想だったのです。いずれそれが地獄となるのですが……。「なんでああなるんでしょうね?」ということは、ユスティナやエリシュカに語ってもらいました。 〇神託機関について 少女たちが集まる会議が国の最高意思決定機関になっているというのは、ファンタジーのように思いますが、実際にそうしたものがある国があります。それがイランです。近代国家を目指して欧米寄りの施策を取っていた王族に対して民衆が反旗を翻し、宗教国家として革命を起こした国です。そこには投票により選ばれた議員が集う議会はあるのですが、そこで採択された法案が宗教的に正しいかどうか判断する監督者評議会というものがその上にあります。 これに商人たちが国家運営をするため、公平性に配慮しながら国家運営をしていたヴェネチアのドージェという政治体制を混ぜて、本作の神託機関という形を作りました。 これは非情にもどかしい仕組みです。政治家たちの思惑だけで、国の行く末が決まります。国民一人の思いは無視され、そしてそれが正しいと思っている人たちが多くいます。 現在、イランでは政治体制への大規模な抗議運動が起きています。この『神託機関』を書くにあたり、イランについて深く勉強させていただいたのですが、やはり……という思いがあります。イランに暮らす人々に、一刻も早く安寧とした生活を取り戻せるように願ってやみません。 そして、『神託機関』でも、このいびつさがリリロアを苦しめていきます。やがてリリロアはある結論にたどりつきます。 〇実在の人物について 『帝都物語』が大好きなんですよ……。ああやって実在の人物をぽんぽん出していくのはいつかやりたくて、こうしてみました。 ハンナ・ライチュは、本当にテストパイロットとして実在された方です。一級鉄十字章をもらえたのに、空軍の階級はなかったんですよ……。たぶんそれは女性だったからで、ナチスの思惑からはそうせざるを得ませんでした。いわゆる婦人会をしていたショルツ=クリンクや、ゲッペルスの奥さんがしていた家庭婦人としての行動が、ナチスとしては模範的だとされていた時代です。 ハンナ・ライチュの言葉や周辺の記事を読み集めるにつれ、「人々に求められたことを実現する勇気を持つ『勇者』ではあるけれど、そうせざるを得なかった悲しさも併せ持つ」という人物像が浮かび上がり、本作ではこんな役目をさせてみました。1939年当時は病気で伏しているようでしたが、それはまた隠れ蓑で……と、史実も設定に味方してくれたように思います。 ナチスドイツの特使としては、ほかにも何人か候補はあったのですが、こうした二面性に惹かれ、本作に起用しました。 当時の駐ポーランド日本大使であった酒匂大使も、たいへんな目に遭った方です。1939年のポーランド侵攻時、命からがらポーランド大使館から家族を連れて脱出されています。このあたりの顛末が当時の雑誌新聞に掲載されていて、それを読むと現地の大使館スタッフをねぎらったり、それでもご家族の安全のために離れなくてはならなかったり、すごく苦労された方だろうなと……。このあたりから、本作では苦労人のお父さんという役目にしてみました。 そして杉原千畝さんです。日本版シンドラーとして有名な方ですが、本当は対ソの諜報外交官(インテリジェントオフィサー)として活躍されていた方です。北満鉄道譲渡でソ連と交渉する話はすごく痛快ですので、よろしかったらぜひ(笑)。そして外交官としての限界(足の引っ張り合いや本国とのすれ違い)に悩まられていた方でもあります。1939年当時は、ちょうどスウェーデンから次の赴任先であるリトアニア(本作舞台の北側、バルト海に面している国)へ移動する時期でした(史実では領事代理なのですが、本作では領事にしています)。 酒匂大使とはまた違う、悩んだ末のやさしさを持つお父さんその2という役目にしてみました。 ほかにも実在の人物が出てきますので、ぜひお楽しみに。 こういうの楽しいですね、やっぱり。当時の資料読みながら人物像を掘り下げていくのは楽しい作業でした。 〇執筆時のBGM 毎回テーマ曲を決めて執筆している私ですが、この二本をヘビロテして書いていました。 Bearwear & 長瀬有花「Find Out」 For Trace Hyde「Ghost Town Polaroids」 すごく澄んだ曲なのですが、私にはどこか不安も感じられ……。そのあたりがぴったりだなと自分の中では思っています。 ほかチョーキューメイ「青の魔法」(リリロアとエリシュカの関係性とか、そのあたり)とかテクノボーイズさんのウィッチクラフトワークスのBGMをたくさん聞いて、本作を作りました。よろしかったらぜひ。 〇そして……。 誤字脱字の指摘、たいへん助かります。粗忽な私にはありがたいかぎりです。 現実では、いくつもの戦争行為が並行して進展する世界になってしまいました。私達は力ある国の蛮勇を止められません。でも、あきらめてはいけないと私は思っています。 『神託機関』の物語は、ここからさらに加速していきます。リリロアの選択、エルヴィラの活躍、暗躍するさまざまな登場人物たちを、どうか最後まで見届けていただけたらうれしいです。 ぜひよろしくお願いいたします。
    • 20件のいいね
    • 2件のコメント
  • 12月31日

    あけましておめでとうございます!

    あけましておめでとうございます🎉 今年もよろしくお願いいたします! 旧年以上の活躍ができるよう、今年は挑戦と飛躍の年と位置付け、いままで以上にがんばります。 今年は男の娘文芸コンテストを主催します。そちらの本も含めて同人本も3冊以上出してみます。電子書籍化もやってみます。アンソロにも寄稿させていただきます。 執筆もR18文学賞始め、いくつかチャレンジしたく思っています。もちろんさなコンも今年こそは! ご指導ご鞭撻、そしてご愛読のほど、よろしくお願いいたします!
    • 67件のいいね
    • 10件のコメント
  • 12月25日

    新作『神託機関』を公開しました!

    今年のカクヨムコンに参戦しました! 神託機関 ー円卓で斬り結ぶは言葉、少女は戦争へと抗うー https://kakuyomu.jp/works/822139841871784049 やんややんやー! 冬寂初めての架空戦記ものですが、よろしかったらぜひ。 ■神託機関について この話、実は10年ぐらい前にプロットをまとめてあって、いつか書きたいな…と思っていたものになります。主題は「戦争はどうして始まってしまうのか」なのですが、そのまま書くには重く、日本ぽい国の誰かの末裔にしたり、異世界で本当の架空国にしたり……と、いろいろこねこねしていたら、ウクライナで戦争が始まってしまい……。いま書かないとダメでしょ、となって今回書き上げたものです。 さて、きっかけはいくつかあるのですが、私の祖父の話しが大きいかなと思っています。 祖父は戦前、新聞記者で、外信部にいました。海外ニュースを扱う部署ですね。そこで日米開戦を聞かされたとき「これで日本は負ける」と膝から崩れ落ち、がっかりしたそうです。アメリカのでかさをその目で見ていましたから。その話しを子供のころに聞いたときから「なんで戦争になるんだろう?」と純粋に思いました。それは私が大人になってからも、ちょっとしたテーマになりました。なので私は、近現代史、宗教史が得意だったりします(蛇足の情報)。 みんな戦争には反対します。それでも戦争は起きてしまいます。この話ではひとつの解決策は出すのですが、それがむずかしいことも提示できればと思います。 なんか、こんなのでごめんなさい。また自分を好きを詰め込ましたと素直に言います(笑)。 舞台はナチスドイツのポーランド侵攻目前の1939年8月、場所はダンツィヒ(現在のグダニスク)としました。ダンツィヒは第一次世界大戦の結果によりドイツから分離させられたのですが、各国の綱引きで国の帰属が決まらず、国際連盟が保護した都市国家になったという稀有な経緯がありました。そしてこれがナチスドイツからの侵攻を受ける口実となってしまいました。領土を取り戻す、ドイツ人を保護する、懲らしめる、などなど。現在でも同様の口実で戦争がされていますよね。  それをどうしたら防げられたのか、そんな架空の実験でもあるのが、この『神託機関』という作品です。  少女たちの円卓会議にしたのは、見た目が良さそうだから……ではなく、大人たちが解決できない問題を子供に解決させる、という歪みを書きたかったからです。最近だとヤングケアラーとかの問題もありますね。このあたりは、徐々に明らかになってきますので、お楽しみに。……いや、楽しめないか。 ほかにも「議会の上にこうした諮問会議があるのがイランやベネチアで見られる」とか、「私が好きなキャラはユスティナです」とか、「帝都物語良いよね」とか、「佐藤大輔先生良いよね」とか、いろいろなネタがあるのですが、いずれまた……。 ぜひ、お読みいただき、楽しんでいただければ幸いです。 予定では1月23日まで毎朝8時に各話順次公開します。 本当はカクヨムコン向けにもう一作用意するつもりでしたが、時間切れになってしまいました……。 女装という行為を深堀りするブルーライト文芸みたいなお話でした。いずれまたぜひ。 ■ほか 前回から今日に至るまでこんなことがありました……。 ・コンビーズ【140字作文コンテスト】でSF賞をいただきました 私はちゃんとSF作家なんだと認識を改めました(笑)。 ・古賀コンに書きました 1時間で書くの難しいですね……。私はやっぱり時間かけて推敲を重ねるタイプかもと思い知らされました。お読みいただきありがとうございました。 ・男の娘文芸コンテストを主催することになりました。 百合文芸コンテストがあるのに、なぜ男の娘文芸コンテストがないのだと憤ってしまい、つい個人で立ち上げてしまいました。 第一回 男の娘文芸コンテスト https://www.yukikagesya.com/2ad7b59bcd57809190cacccc26691527 年明けからいろいろ情報を出していきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ・来年5月の文フリ東京向けの同人本を用意しています 好評のうちに売り切れてしまった冬寂の百合小説短編集に、またいくつか話を加え、改訂増補版として用意しています。今回はこちらをKindleで公開できるように進めています。 また好評でした『花は雪解け、散りゆくことなく』も改訂しエピソードを追加して、こちらと同様な同人本化を進めています。お楽しみにいただけるようにがんばります。  また他サークルのアンソロ本にも短編を寄稿させていただく予定です。 ・ギフトありがとうございました お名前を出していいのかわからないので、こちらで……。 本当にありがとうございました。いただいたギフトは『神託機関』執筆のための資料購入に使わせていただきました。今後も良いものを書いてまいります。よろしくお願いします 最近は体力と時間がどんどん無くなり、サンタさんにそれをお願いしたいところですが、なかなかむずかしいですね……。私はいい子じゃないからかな(笑)。 来年はいろいろあり、百合よりは男の娘のほうにシフトしていきそうですが、さまざまな作品を書いてお届けしたいと思います。さなコンもやります。あとR18文学賞にも参戦したい! どうかよろしくお願いします。
    • 29件のいいね
    • 2件のコメント
  • 6月11日

    カクヨムコンお疲れ様でした、文学フリマで完売したので重版出来、ラジオで紹介されます…とかとか

    こちらのほうで近況のご報告が遅れているので、まとめまして……。 ■カクヨムコン 落ちました。残念。ご応援いただいた皆様にはたいへん申し訳なく。また次にがんばります。 もし万が一があっても扱えるレーベルがK川様にないだろうなと思ってたので、わりと本人は冷静に思ってます。 ジャンルに当てはまらないものを書く私が悪い。 それはそれとして、大賞がなかったり取り消しがあったりと、いろいろカクヨムの中の人たちを心配しています。 もう少し方向性を応募者に示してあげればいいのだろうけど、そこまでできる人がいないのかなとも。 儲からないと人は増やせないと思いつつ、ラノベだけだと儲からないのもわかってて、いろいろ苦しいのだろうなと、草葉の陰から心配しています。 カクヨムコンはお祭りなので何があっても次回も参加します。がんばります。 ■文学フリマ東京40 おかげさまで無事出展を終え、販売しました短編集『女の子が好きな女の子のために』は完売となりました。 お会いした方、お買い上げいただいた方、本当にありがとうございました。 初出展で初完売は、冬寂のわずかな同人活動の中でも快挙ではないかと……。 旦那は売れ残るほうに一票と言ってましたが、協力してもらって助かりました。あの表紙絵は複数の候補の中から旦那が選んだのですよ……。とかとか。 次回は9月に開催される文学フリマ大阪に参加します。11月の文学フリマ東京についてはスケジュールが合わず不参加、5月にまた、と思っています。 ぜひ、よろしくお願いいたします。 ■『女の子が好きな女の子のために』 その文学フリマで販売したのがこちら。 冬寂ましろ百合短編集 『女の子が好きな女の子のために』 https://www.yukikagesya.com/ 紙の本を作るのは本当に楽しかったです。 久しぶりにQ数とか歯送りとか、いろいろ単語が画面に飛び交い、懐かしい気分でいっぱいな元編集の私でした。 あと印刷所の「ねこのしっぽ」さんが神でした。DTPの方から電話をいただいて「あっ!」となることがあり……。次は電話をもらわないようにがんばります。 メロンブックス様で通販の委託をしたら、店頭でお買い上げいただいた方がいらしたようで、これも本当に快挙です。 ありがとうございます。 皆様にひたいをこすりつけながら大感謝です。 おかげさまで好評で、再販を求める声までいただき、同人誌ですが重版出来となりました。重版出来、って言っていいですよね。わーい! Xでアンケート取ったら、「Kindleでの電子化」と「紙の本」を求める両方の声が大きかったので、そのような形で進めています。 ■9月の新刊は『花は雪解け、散りゆくことなく』 ご好評いただいている『花は雪解け、散りゆくことなく』を同人誌の本にすべくがんばっています。 これはちょっと自分の手で本にしたくて……。いろいろ紙の本ならではの仕掛けを作りたく。だって、雪原で叫ぶ奏太を見開きの絵で見たいじゃん、みたいな。 9月の文学フリマ大阪での販売を目指し、その後はたぶんメロンブックスに委託販売することになりそうです。 ■さなコン2025 日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2025 通称さなコン、今年も参加させていただきました。 知は雨、孤独となりて花ひらく https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24837040 おかげさまでPVはもうすぐ1000を越えそうで、歴代参加作品でももっとも反響が大きいものになりました。ありがとうございます。 以下、中身についてです。 名称は天孫降臨からです。ギノ→ニニ「ギノ」ミコト、コノハ→「コノハ」ナサクヤヒメとか。わりと変な名前にできて良かったです。あとそれぞれの名前の元ネタからキャラのイメージも重ねています。 話の筋としては、拙作『銀河逃避行百合』の逆をやりたくて、こうしてみました。遠くから好きで近づく。近づくと離れる的な。 AIに流れるデータを雨でできた体で表現→ホワイトノイズが雨音に聞こえる、人によってはその音が安心するところから。あとLainのノイズによるワイプが好きすぎて。 老婆が行ったのは、目黒区民センター図書館。あの一室が遠い星で再現されるというのは、なんか燃えます。 激突するあたりははやぶさモチーフ。いつ見ても泣ける。どうして泣けるのかを適宜解釈して再構築した感じです。 とにかく図書館を飛ばしたかったです。きっとみんなそこにあるものとして書くだろうと思いまして。動かせないものは動かしたほうが楽しいです。 私が図書館に思うのは、本の貸し出しそのものよりも場の提供なので、それを全面にしました。私も図書館に救われたほうです。本当に安心できる遊び場でした。 構成は三幕構成なのですが、もっと場面を絞ったほうがいいと思いつつこうしたり。結果、いつもの細密充填な短編になっちゃいました……。 今回はお願いをして、ある方に前読みをしていただきました。たいへん助かりました。 私の普段の悪いところだなと思ってたところも指摘を受け、だよねーと。 やっぱり私はひとりじゃものを作れないなと悟った次第です。 これもさなコンぽい作品ではないので、受賞は難しいのではないかなと本人はあきらめています(笑)。 でもスケールだけはでかいと胸を張れます。お題が図書館なのに。はい。あと門田先生が『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』という本で指摘した「読む人の感情の揺さぶり」については、すごくがんばりました。 さなコンについては、M-1グランプリの笑い飯みたく、人気はあるけど賞は無いポジションでいいなと思っている私でした(笑)。 また来年がんばります。早くもそう思います(笑)。 ■ラジオで紹介されます アミュレット出版様が募集されていたラジオ番組の小説紹介コーナーに応募したところ、6/14のオンエアで『花は雪解け、散りゆくことなく』が紹介されることになりました。 やんややんやー! ありがとうございます。 ラジオ番組についてはこちら。 https://note.com/amulet_books/n/n5539c78f7f7b オンエア情報 2025年6月~ 毎週土曜日 20時30分 ~ 20時45分 放送中 パーソナリティ:古賀 楓 ( ムーブマン所属・声優 @mouvement_kaede ) 放送局:池袋FM 87.8MHz ひとり出版社さんということで応援しています。いやほんとたいへんだと思います……。私にはできない。 ぜひ6/14の放送をお聞きいただいたら幸いです。 ■ギフトいただきました! 5月6月と2名も支援をいただき……。 お名前を出すのもあれかなと思い、こちらでおふたりに感謝します。 ありがとうございました。五体投地で大感謝です。 これからも良いものを書いてまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。 ■これから 百合コンに出せなかった仮想戦記物をキャラ設定やり直してプロット作ってます。これはいい加減、世に出したいですね……。10年以上の長年の懸案というものになっている……。 『花は雪解け、散りゆくことなく』の路線で、女装をテーマにした長編を作ってます。ゆっくりTSの次はゆっくり女装ですね……。「なんで人は女装をするのだろう?」という根本を探る旅をしながら書いています。衝動とか性的なもの以外の心理を突き詰めてみたく。変身願望と一言では言えない心の話をと。 Xでのアンケートで甘い百合の作品を求められているということで、とりあえずこれも用意しています。「『285km/hの告白』のふたりによる架空のエッセイ風同棲百合」と「異世界ふたり旅で相性悪いけど信頼し合ってる百合」と、まあそんなに甘くはないけれど、なんか考えています。なんかを……。 あとリクエストとして「心中百合」、「剣で切り合う男たちの挽歌的な百合」とかいただき、これも用意しています。 いつ世に出せるかわからないですが、がんばります。 書くのは苦しいけれど楽しいなって、いつも思います。 それでは皆様、素敵な読書ライフを!
    • 66件のいいね
    • 2件のコメント
  • 5月10日

    明日は文学フリマ東京40! 冬寂も出店します!

    明日5/11に東京ビッグサイトで開かれる文学フリマ東京40に個人サークル、雪影社として出店します! そちらで販売する冬寂ましろ初の短編集『女の子が好きな女の子のために』に収録されている作品を下記にて公開しました。 心の中の津田健次郎が私に百合をささやく https://kakuyomu.jp/works/16818622173901349266 こんな感じで、カクヨム中心に公開している作品を改稿し、その後を加えた8編を1冊にまとめました。 ぜひお楽しみくださいませ! 明日はE-87までぜひ! 詳しくはXをチェキラ! https://x.com/toujakumasiro
    • 48件のいいね
  • 2025年3月30日

    百合コン応募作として『明けない夜へ歩き出す。醒めないようにと願いながら。』を公開しました。

    明けない夜へ歩き出す。醒めないようにと願いながら。 https://kakuyomu.jp/works/16818622171466828381  というわけで、公開になりました。  「あなたの”好き”が読みたい 百合小説コンテスト」にはこちらで参加させていただきます。  対戦よろしくお願いします。  いつものように作品について、いろいろ語りたいところはあるのですが……。  まず始めに言わないと……と思うところがあります。  夜見は実在に近い人物で、私が最初に関係を持った人がモデルです。明確な賞は取ってませんでしたが、雑誌を中心に執筆していた物書きの先輩であり、学校に行かない私を支えてくれた人でした。私の文節短めの文体を誰よりも早く褒めてくれました。そして、こじらせた私に「お母さんにはなれないよ」と似たような言葉を告げられ、関係が終わりました。  千代の言葉使いがおかしいと言われてるところは、私がずっとそう言われているものです。会社の人からも親からも「頭がおかしい」、「なんて言ってるの?」と言われ続け、もどかしく思い、笑うふりをして過ごしてきました。  そばにいる旦那からは「ましろの言ってることはわからないが、何かを考えた道筋があって、そこからこの言葉が出たのは理解できる」と言われてます。夜見のモデルになった人も、「それがましろだし、私がおもしろがる理由」と肯定してくれました。  お互いが死なないように、手をつないで私と歩いてくれたのは、いまの旦那になります。よくふたりで真夜中の街を歩きました。終盤の夜見が千代を迎えに行くシーンは、場所は違えど似たようなことが私達にありました。どうしてここにいるのがわかったのだろうと、いまだに不思議に思っています。付き合ってもう10年以上が過ぎましたが、いまでもふたりで言葉を交わし、手をつないで歩いています。  智も榊も、リアルな知人でモデルがいます。正しいことを私に言い、正しくないことをして、それでも10年来の付き合いがある親友達です。  「あなたの”好き”が読みたい」と言われたとき、私は自分の体験から書こうと思いました。私の好きはこれだからです。夜見と千代は、私の中にいます。そして、あの人にも。願わくば皆様の中にも。  「体験したことしか作家は書けない」ということをよく論じられますが、私は「体験したことをベースに書くのが好き」なのだろうと思いました。とくに『花は雪解け…』あたりから強く感じました。越後湯沢に取材へ行ったのは本当に楽しくて……。また、私が執筆している理由のがひとつが、夜見と同じ「あの日にあったことを世界に残したい」になります。あの日に感じた衝動や焦りは、日々薄れていきます。この想いを写真のようにちゃんと定着させ、それをどこかに残しておきたいと願っています。  百合小説コンテストの前夜祭的なもので、編集の方に「ファンとしてどんな百合作品が好き?」とたずねたところ、ジャンルとして共依存百合、そしていくつか作品をあげられました。私もよく知ってて大好きなのですが、どうして共依存が問題になるのか触れているものは少ないと思います。この作品では、全員何かしらの共依存関係を持たせ、それがどうなるのか書いてみました。ご都合的なところもありますが、わりと見聞きしたり体験したことばかりです。  この作品がどのような評価されるかわかりません。重さの方向性も求められているのとは、だいぶ違うと思っています。不安しかないのですが、私はそれでもこれが冬寂ましろの作品と言いたいと思ってます。  時間があまり取れず、粗が残る作品になってしまいました。たいへんすみません。ご指摘あれば修正できればと思っています。  さて。  本当はもう一作品、百合コンへ出そうとしていたのですが、紆余曲折の果てに書けず……。なんとか夏には……とは思っています、が……。なんとかしたい……。  また5月の文学フリマ東京向けに短編集を出します。賞をいただいた作品を中心に改稿したもので、おまけ的にいくつか後日談を加えようとしています。そちらの編集作業も始めました。  ちなみに直接お会いする人がいるのに、上のようなことを告げる私は、どうなんだろうとは思っています。面と向かっては話しづらいのに(笑)。  これからもいろいろ書ければと思っています。変わらずお付き合いただければ幸いです。よろしくお願いします。 ※写真は夜の横浜大さん橋。さくらのライトアップイベントがされていました。雨上がりだったので、デッキに映る光がとても幻想的でした。
    • 36件のいいね
  • 2025年1月31日

    『花は雪解け、散りゆくことなく』完結しました!

    花は雪解け、散りゆくことなく ―女へ変わる僕の体と、変わらない君への想い― https://kakuyomu.jp/works/16818093091230025428  無事完結しました! やんややんやー!  本当にずっと毎日読み続けていただけた方が多くて……。  心から大感謝いたします。  冬寂の執筆史上、最大クラスの反響がありました。実際、だいぶ不安だったのです。男の娘、TS、百合のいずれのジャンルからも、王道的なストーリー展開から全部外した話になりました。読んでいただく方に受け入れられるのかどうか迷い、そのせいもあって長編にするつもりはなかったのです。こうして良い作品となったのは、本当に皆様のおかげです。「作品の地力」という言葉がありますが、それをつけさせていただいたのは、皆様が読んでいただけたからと思っています。  終わったので、始まりのお話しでも……。  前も述べましたが、『花は雪解け、散りゆくことなく』は今宵書房様のアンソロ向けのお話しでした。今回は、さらにその前のお話しです。  とある著名な作家様がいまして、私のあこがれでもあり大ファンなのですが、その方と本当にたまたまお話しできる機会がありました。そのとき「冬寂さんが書かれる話は、いまにも雨が降りそうな、そんな雰囲気を持っている」と言われました。こんなに的確な指摘をされたことがなくて、本当に感激しました。これが私の持ち味なんだろうと思い、以降はその雰囲気を崩さず守るように執筆しています。  『花は雪解け、散りゆくことなく』は一度短編として書き上げたものですが、長編化にあたり、この『いまにも雨が降りそうな雰囲気』を最大限出せるように、設定や小道具からも全部整えてみました。雨じゃなくて雪になりましたけれど(笑)。奏太と舞子先輩が病院で初めて会ったとき、舞子先輩に言わせていたセリフが、その象徴になります。その目には雪が降ってる。そしてそれが人にもわかっている。でも、それを誰も言わない。曇り空のような雰囲気の中、押し黙ってる。北国の人々が厳しい冬を過ごすように……。みたいな感じにしてみました。そして、それを突破して見せたのが、舞子先輩ただひとりになります。いい奴だ……。  最近またこの作家様とお会いすることができまして、「『花は雪解け、散りゆくことなく』が本当に面白いので楽しく読んでる」とおっしゃっていただきました。大ファンとしては卒倒ものです(笑)。その際「冬寂さんはやさしいけれど、生々しい話を書いている」と、またご指摘をいただきました。生々しいってなんだろうと思いたずねてみると、「たとえば化粧をさせるシーンは、普通なら口紅を塗るようにするが、冬寂さんは眉毛を整えさせている。きっとこれは体験していることを書いているのだろうと思った」と言われまして……。ぎゃーと叫びました。その通りなんですから(笑)。全編そんな感じらしく、またそこがオンリーワンなところと言っていただけて、なんというかもう感無量でした。こうしたリアルな手触り感は、ずっとたいせつにして執筆していきたいと思います。  次に終わりについてですが……。  短編ではエピローグがありませんでした。拓真の視点でどうだったのか知りたいと短編を読んでいただいた方から指摘があり、とはいえ奏太の一人称な話だし、話の間に入れるのも……と思っているなか、「拓真がどう思っていたのか手紙という形で奏太に渡す」というのをふと思いつきました。書き加えて見たら、案外これで良かった気がします。なぜああしたのか拓真は拓真なりに考えていた、というのが読んでいただいた方に伝われば幸いです。  もうひとつの1年後のエピローグは、舞子先輩の大ファンという方がいらっしゃいまして、いろいろ感想をいただき、それならと公開中に執筆して加えたものになります。いわゆるファンサです(笑)。でも、追記できて良かったです。ちゃんと奏太たちが花になれたことをお読みいただいた方へ伝えることができ、拓真からの手紙の内容と、いい対比になったかなと思います。  このエピローグで奏になった奏太のセリフとして言わせましたが、いろいろな人のやさしさが紡がれ、そしていただいた言葉が編み重なって、『花は雪解け、散りゆくことなく』という物語が出来ました。改めて読んでいただいた方に、最大級の感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。  終わってしまって寂しい気持ちがありましたら、それは作者である私も同じです。いつかまた、この4人のお話しを書かせていただければと思います。  もうすぐ東京に雪が降ります。奏太の気持ちを少しだけ感じていただけたら嬉しいです。  これからも楽しいものを書いてまいります。ぜひ良い読書ライフを!
    • 27件のいいね
    • 3件のコメント
  • 2025年1月18日

    『花は雪解け、散りゆくことなく』3000PVを超えました。ありがとうございます!

    花は雪解け、散りゆくことなく ―女へ変わる僕の体と、変わらない君への想い― https://kakuyomu.jp/works/16818093091230025428  おかげさまで3000PVを超え、皆様からの感想も多くいただいていて、たいへん嬉しいです。ギフトまでいただけて……。心から五体投地で大感謝です。  残すところ、あと12話、1月31日で終話の予定となりまして、あらためてお礼を申し上げます。  冬寂の話としてはめずらしくPVが減衰していなくて、本当に続いて読んでいらっしゃる方が多く、ありがたい限りです。  どうか奏太君と拓真、輝帆さんと舞子先輩、4人の行く末と選択を、これからも見守っていただければと思います。  いつもの長いあとがきは、今回入れないつもりなので、ここで簡単に……。  物語の骨子は、元となったアンソロが雪をテーマにすると聞いてから、男→女へと変わる心情を、冬から春に変わる景色に重ねて描こうと決めていました。これは良かったなと自分でも思っています。  長編化に際しては、できるだけ丁寧に書こうとしました。  冬寂にしては。これでも。ええ。  勤めて努力しているのですが、どうにもせっかちなんですよね…。自分を叱りながらがんばったので、描写がいいと言われるとかなり嬉しくなります。  タイトルは本当に思い付きで、そのあとで物語のキーになる詩が出来ました。これは後ほど話で出てきます。いいシーンだと私は勝手に思ってますので、ぜひ楽しみにしていただけたら……。そのあたりの前後のシーンが、この話で一番最初に産まれたシーンになります。  奏太のお父さんのモデルは、母方の叔母の旦那さんになる方です。この人、漢詩の研究をされていた方で、祖母の家に立派な書がいくつか残っていたのを幼い私は見ていました。自作の漢詩を自筆で書いているんです。びっしりと。すごかったのはいまだに覚えています。叔母も文学系だったらしく、近代文学全集とか持っていました。ふたりとも東大出身で、そこで出会ったと聞かされています。私が登校拒否や家庭環境のせいで、ときたま祖母の家に長くいるときがあったのですが、そのときに叔母の本を読んで過ごしていました。初めて読んだ小説『雪国』も叔母が持っていた本からです。  ふたりとも私が生れる前に自死していて、ずっとそのことを母や祖母から聞かされて私は育ちました。私も身内の死が身近にある環境でした。  執筆中、やっぱりどうしても越後湯沢の実景を見たくなり、2024年秋に越後湯沢へ取材旅行に行きました。突発的に日帰りで行こうとしたら旦那も行くことになり、結局一泊しています。奏太君達が通学に使っている電車に揺られて、六日町の高校あたりなどを実際に散策していました。やっぱり行って良かったです。ここを奏太君が思い詰めながら歩いたのか……とか思うと、なんというか感慨深くて……。聖地巡礼はあ~るの飯田線の旅を当時そのままたどったぐらい筋金入りなのですが、まさか自作の、それもまだできていない小説の聖地巡礼するなんて、なんというかこう、エモかったの一言です。なんとも痛い奴ですね(笑)。  もうひとつ越後湯沢に行って良かったのは、「雪国館」という施設で、川端康成の人となりと、小説『雪国』が作られていく過程を知ることができたことです。雪国は新聞小説だったんですね。それからも何度も改稿されていて、苦労された様子がひしひしとわかったのは、やっぱり私が物書きという目を持ったからかもしれません。『花は雪解け、散りゆくことなく』は、本当はもうちょっと三幕構成に近い構造にしていたのですが、こちらにうかがってから、新聞小説的、朝ドラ的な、「毎話ぐっとくる。それが続いて最後のヤマになる」という構成に直しました。  あと、越後湯沢に行ったからこそ、「登場人物は全員やさしい人」ということになりました。作中に出てくる湯沢高原ロープウェイの乗り場で、雪焼けしたおじいさんがお孫さんと話せるのが嬉しくて早口でいろいろ話している姿を見て、やっぱりこうだよね……と思ってしまったのがいちばんの理由でした。  こういう題材だと、敵となる厳しい人をいれようとしてしまうのですが、そんなのを今回は全没にしています。たとえば十日町の君島家も、奏太君のお母さんへの当たりが強い状況に最初はしていたのですが、実際私も親戚として田舎のこういう席に呼ばれたときがあり、それはそんなに嫌じゃなかったんですよね……。うっ、と思うときはあるのですが、それでも基本はみんな人懐っこい人ばかりで。私の超絶親友に十日町出身の人がいて、やっぱり同じように聞かされていたというのも理由のひとつになりました。  そんなこんなで「登場人物は全員やさしい」ということにしました。書き進めていくと、これはこれでほどよい地獄が召喚されたな……と思いました(笑)。実際、ほとんどの人は争いたくはなくて、できるだけ人にはやさしくしたいのですが、でもその裏側にはいろいろな思いがあり…、というのが本当かなと思っています。私が執筆のテーマにしている「人が持つ泥のような想い」が、まっすぐ書ける構造にもなれたと思っています。  冬寂は執筆の際、必ずBGMを決めているのですが、今回はAimerさんの「星の消えた夜に」です。こんなにぴったりの曲はないよな……と、見つけたときに震えが来ました。仕事が終わって夜中から朝を迎えるまで、がんがん聞いて執筆してました。ぜひ機会がありましたら聞いていただければ。  これからも楽しいものを書いてまいります。ぜひ良い読書ライフを!
    • 33件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2024年12月31日

    あけましておめでとうございます! あわせて『雪影社』設立のお知らせ

    皆さま、新年あけましておめでとうございます! 今年も引き続き、ご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 さて。 このたび冬寂は、同人小説の個人サークル『雪影社』を設立することになりました。 5/11に開催される文学フリマ東京40に初出展いたします。 現在は、百合系のお話を集めた短編集の製作を始めています。これまで冬寂が発表した作品を改稿しつつ、オーディオコメンタリー的な欄外の記載など、紙の本ならではの楽しみを入れられたらと思っています。 なんかこう、作品書いてコンテストに落選しても、同人本のネタになるからいいや、と思えるようになれたらうれしいなと思い(笑)。 私と旦那だけの家内制手工業のため、どこまでやれるのかわからないのですが、今年はとにかくがんばってみます。 ちなみにこのロゴは、原案は私、作成は旦那です。 ぜひよろしくお願いしますっっっ!
    • 84件のいいね
    • 9件のコメント
  • 2024年12月31日

    カクヨムコン応募『花は雪解け、散りゆくことなく』を公開しました

    花は雪解け、散りゆくことなく ―女へ変わる僕の体と、変わらない君への想い― https://kakuyomu.jp/works/16818093091230025428  というわけで、冬寂としてはめずらしいTS物(?)で、カクヨムコンに参加させていただくことになりました。  きっかけは冬寂が2014年7月15日につぶやいた「TSものって、朝起きたら女の子になってたパターンがよくあるけど、1年ぐらいかけてゆっくり女の子になってく話しはどうだろうか。中間の性でいるときが、いちばん物語になると思うんだよね…」から始まっています。  いろいろ考えていたところ、今宵書房さんのアンソロのテーマが雪に決まり、「TS×雪で考えみるかな」となり、雪が溶けて春になるのと女性化をからませよう、雪と言えば小説『雪国』だし、それなら私が子供の頃からスキーに行っている越後湯沢を舞台にしよう……、と、いろいろ芋づる式にアイデアが出て、それらをまとめて、ひとまず短編として書いてみました。  サークルの方に読んでいただくと、長編として読みたいと言われ、後半をもっと、親友の心情をもっと……と、いろいろご指摘を受け、「なら、いっちょやったるわ」となった結果がこちらです。  出来上がってみれば、まあ「冬寂さんの好物てんこ盛り」になりました。シスターフッド的なところもあるし、ソフトBLだし、男の娘なところもあるしで、なんというかこう、全部読むとたぶん「ああ、これは冬寂さんだわ」と、わかると思います(笑)。  一方で、この話、どのジャンルにもあてはまらず、これはこれで読まれるのだろうか……という不安もあります。みんなTSならこれ、というのがあるでしょうから。  この話を作るにあたって、秋に現地取材をしたり、TSの医学的検証もしたり、だいぶアホなことをしています。そちらについては、いずれまた。  また、今宵書房様にはたいへん不義理なことをしてしまい、誠に申し訳なく思っています。大変申し訳ございませんでした。  1月末まで毎日8時に更新となります。  初日だけ5話ぶんまとめて公開しています。  読んでいただけたら、五体投地で大感謝です。  さて、このあとは創元SF向けの短編書いたり、2月に始まるカクヨムの百合小説向けコンテストの準備をしています。長編2本は出したくて……。1本はなぜか架空戦記です(これも冬寂にしては初な気がする。ネタはずっと前から温めてるけど)。  そして。  新年にちょっとだけニュースがあります(書籍化ではないですw)。  今年もご愛読いただき、ありがとうございました。  来年もぜひよろしくお願いいたします。  皆さま、よいお年を!
    • 31件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2024年7月3日

    ペンギンSFアンソロジーでコデンカ賞をいただきました! ほかいろいろ

    秋待様主催のペンギンSFアンソロジーにてコデンカ賞をいただきました! 応援いただいた方々に深く感謝いたします。 https://x.com/gengetsu_af/status/1806633956973932748 書いたときのいきさつはこちら。 https://kakuyomu.jp/users/toujakumasiro/news/16818093077528813957 むいむい!(むいむい!) むいむい!(むいむい!) 私の本業に近いところの言い伝えとして「子供にわかりやすいフレーズを作品に用意するとヒットする」というのがあります。「蒸着!」でも「んちゃ!」でも「一の型」でも「Bling-Bang-Bang-Born」「しかのこのこのここしたんたん」でもなんでもいいのですが、何か一言で言えるものがあると、広まりやすくなります。小説だと特徴的な語尾とか「僕はキメ顔でそう言った」とか、そういう型みたいなものですね。ちなみに本業だとそういうのを決めるための会議なんてあるのですよ……。 そんなところで「むいむいっ!」というのを拙作では定めてみました。掛け声や挨拶としても使いやすいですし、いいかなと…。元ネタは、なんかのアニメでむいむい言うマスコットキャラがいたのですよね…。思い出せないのですが…。巷では鬼滅の時透無一郎の愛称だそうで。そちらは知りませんでした。 そういう訳で応援いただいた方から「むいむい」って言われるの、たいへんうれしいです。 これからもむいむいと良いものを書いてまいります。よろしくお願いします。 というかコデンカかわいくないですか? めっちゃ好きですw そして。 あたらよ文学賞に応募してみました。 https://note.com/eyedear/n/n73d34e7ead0b 本当は応募するつもりはなかったのです。 百合文芸向けに長めの話を書くことになり、その肩慣らし的に短編書くかなあとぼんやり思ってて、さなコン中心に知ってる方々があたらよ文学賞へ次々応募していて、つい……。締め切り2週間前にネタ3本ぐらいできたのですが、微妙に書き進められず、途中でネタ同士を悪魔合体させて、私が書きやすい方向へ内容を寄せて、どうにか前日までに書き上げ……と、さなコンのときよりタイトな進行になりました。どうしてこうなった! お題が青だったのでマタニティブルーから着想したものになります。ネタ的には腹ボテ男の娘×妊娠できないお姉さん研究者という罪深い構図のわりに、私にしてはジェンダーネタを正面で捉えたものにしました。医学考証もしっかりしてます……なぜか。通らないのはわかってるので(だって方向性が違うものw)、結果発表後すぐこちらへ公開します。 そして百合文芸が始まりました! やんややんやー! 一応次の3本を出す予定です。 ・銀河逃避行百合の長編版 実はハヤカワSFコンテストにあわてて出していたのがこれです……。順当に落ちたのでw、もう少し百合パワーあげて百合文芸へ応募します。大筋は変わらないのですが、月へ連れて行かれたり、いろいろ寄り道が追加されます。 ・神託機関 バルト海に面した港湾都市国家メレリアでは、女神とそれに従う巫女が国を作ったという故事から、20歳以下の少女を集めて国の重要な問題を審議し対応を決定させていた。時の王より、民主的な議会より強い権限を持つそれを人々は「神託機関」と呼んでいた。1939年8月。ナチスドイツのポーランド侵攻前夜、神託機関の少女たち6人は戦争という難問に突き当たる……。銃を手に戦うべきか、他国へ助力を乞うべきなのか、それとも……。円卓の上で少女たちの熱い「言葉の戦い」が始まる……。 とまあ、いろいろ人に話して好感触だったものです。ネタとして10年以上温めていたものになります。 近現代史に興味があり、第二次大戦はどうしてこうなったのか、というのはずっと調べています。そうこうしているうちにシリア問題、ロシア侵攻が始まり、ガザ侵攻とつながり……、と、だいぶ戦争という亡霊が生き返ってきたような情勢になりました……。そうしたものへのアンサーとしてのお話になります。 なかなか出せないままネタだけは溜まっているので、百合文芸を機会に出してみようと思っています。このネタでは受賞は無理だけどw。いまの私の集大成として、という意味合いでチャレンジします。 ・逃げ出し勇者のふたり旅 異世界物です。生き物を殺すことができない女勇者がパーティーから逃げ出し、ひょんなことで知り合ったドラゴンのわがまま姫(ふだんは猫ぐらいのトカゲの姿)と一緒に世界を巡り、事件を解決していく…というもの。 こちらもずっとあたためていたものです。声は女勇者がやれやれ系の林原めぐみさん、ドラゴンは新井里美さんと決めていますw。間に合わなくなったら次のカクヨムコンにでも……。そっちのほうが合ってるかな。 いろいろやってますが、カクヨムには乗っけられない日々が続くので、軽い短編をそのうちにと思ってます。半分書き上げてはあるんですよね……。 またご縁があり、ある作家の方にインタビューさせていただきました。ZINEという同人雑誌な形で掲載される予定です。内容はかなり面白かったので、ぜひお楽しみに。公表されましたらお知らせします。 それと冬がテーマのアンソロ同人誌にもご縁があり書き下ろしを掲載させていただくことになりました。以前Xのほうでタイトル集めてあらすじを書くということをしていた中から、「宇宙コロニーにいるサンタさん」か「雪の日に日本刀で切りあう女子高生」か、それとも何か別のものを書こうかなとは思っています。ほかの方の様子を見ながらなんぞしてみます。 いろいろ活動させていただいているのは、ご支援いただいている皆様方のおかげです。五体投地で大感謝です! 夏の暑さに負けず、ぜひ良い読書ライフを!
    • 30件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2024年6月4日

    さなコン応募しましたのご報告

     日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2024 (通称さなコン)に書き下ろし短編を応募しました。 読めないページのめくり方 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22278741  神戸を舞台に未来日記を手にした女の子ががんばるお話です。  百合?です。  さなコンは冬寂の書いたものを初めて評価していただいたコンテストなので、毎年成長をご報告するような形でこれからも参加させてもらえたら…と思っています。  さて、この作品。冬寂が旦那の帰省に合わせて今年のGWに神戸へ遊びに行ったところから始まっています。最近船好きで、メリケンパークのところで神戸港を巡る遊覧船に乗りまして、そちらで神戸造船所のほうを海から見てまいりました。三菱と川崎重工で日本の潜水艦を一手に作ってます、というアナウンスが流されている最中、和田岬の小さな灯台の横に防波堤に囲まれた小さな浜辺を見つけました。ほんとにちっちゃいんです。 Google Mapだとこちら。 https://maps.app.goo.gl/UKvFAYSBvMzX9eFw8 添付した写真はそのあたりを船から撮ったもの。この裏側がそのあたり。  この浜辺で元気な女子が海を見つめていたら絵になるだろうな…とふと思い、その女の子はやっぱり家族と来ているのだろう、家族はきっと潜水艦を作っているに違いない…と、どんどん想像(妄想?)が膨らみ、この話ができました。  当初は西炯子先生の『たーたん』みたいな父娘の関係で、父には秘密がありそれを娘が日記をもとに暴く…という形にしていたのですが、どうにもしっくりいかなくて母娘に書きなおしたのが締め切り10日前…。そこからネタ削りながら書いても1万3000字近くで書き上げてしまい、削れないものを削ってようやく1万字に収められたのが締め切り2日前…という、いつものドタバタっぷりをやってます。  日記の内容は最終的には読めるようにしていたのですが、そうするとなんかこう弱い感じになってしまい、もにゃってたのですが、読めないことで本人にとってヒントになったほうがおもしろいと思いつき、これも締め切りギリギリで修正しました。そんな感じで締め切り間際で変えたものが結構あります。結果が出たら、削る前のと合わせてこちらに掲載したく思っています。  今回のお題である日記は、皆さん苦労したようで、無視されたり小道具に留めている方が多いように感じます。冬寂はせっかくなので日記を主人公にしたいという思いがあり、いろいろ練ってました。そのとき出た好きなアイデアのひとつが、日記の大きさが月ぐらいあって、ページめくるだけでも相当なエネルギーと時間がいる(何世代もかかる)のに、出てきたページの意味がわからない…というものでした(笑)。  そうしていくうちにえすのサカエ先生の『未来日記』をふと思い出し、時間ネタと絡めるのなら王道のタイムリープネタだろうとなりました。時かけやまどかマギカでもやっていて、ネタとして結構どうにもならない(いろいろ考えても誰かがやってる)のですが、こうして挑戦してみました。冬寂さんがこのテーマでやると、こんなにもきっつい話になるのだよね…と書いてて自分で笑いました(笑)。  そしてもうひとつ。日記というのはログという意味があります。平安時代に書かれた更級日記は、当時の様子や人々の心情がわかる貴重な資料となっています。日記は書いた人が筆を置いても世界は続き、いつか読み返す人がいて当時を振り返ることができるのが日記のひとつのあり方と思っています。  日記のこうしたところが縦糸としたら、神戸を舞台にしたのが横糸です。神戸という街は阪神淡路大震災で多大な被害を受けました。当時親友が六甲アイランドの実家に戻っていて、危うくテレビモニタの下敷きになるところだったとか、水の供給が止まり5階まで水を運ぶのが重労働だったとか、すごく苦労されていました。特徴的だったのが、被害の格差です。長田や元町、三宮近辺は被害が激しかったのに対し、山側の被害はあまりありませんでした。これがすごく複雑な感情を引き起こします。なぜ助かったのか? 圧死した人を見ながら自問自答を繰り返す人が多かったと聞いています(この辺りは『神戸在住』という漫画で触れられています)。  神戸を舞台にした以上、これを避けては通れないと思い、当初津波がなかったり、主人公が最後までいることも考えていたのですが、「読めない日記を気にする」=「どうにもならない過去を悔やんでいて、ずっと心が捕らわれている」ということにして、それでも先に進むには…というのが主題となりました。タイトルはそこから決まりました。そして『たったひとつの冴えたやり方』のような凛とした自己犠牲の話になる方向もこれで定めました。  そしてこの話、 ・主人公は元気なふりをしているけれどお母さんを気にして自分を犠牲にしている ・女親友はそれを止めさせたくてそばにいたい ・男親友はそんな女親友を不憫に思い、意識を自分に向けて女親友を助けたい という地獄のような三角関係になっています。誰かの思いが成就すると、ほかのふたりが死ぬという、なんとも業が深いものに…。いや、最初はさわやかな話になるはずだったんですよ。本当です。信じてください。でもたぶんこの隕石の事件がなければこの三人は『少年のアビス』ぽい、何ともアレな話になってたはずです。女親友はこじらせると柴沢先生みたくなるんだろうなと思っています(笑)。  あいかわらず声をイメージしないと書けない私なのですが、今回の主人公は小松未可子さんのあて書きでした。元気だけど固いイメージ。女親友は低い声のときの花澤香菜さんで、そのままモーレツ宇宙海賊のコンビでしたね。男親友のほうは松風雅也さんでした。お名前もお借りしています。お母さんは小清水亜美さんでホロとミズキの間ぐらいのテンションかなというイメージで書いています。  書いているときに聞いてた曲はヨルシカの『老人と海』でした。いい曲なんですよ…。よく聞いてます。もうひとつは、あて書きしていた小松未可子さんが歌う『My sky Red sky』でした。歌詞がすごくこの作品なのです。fhanaさんのコーラスもいい感じの曲です。  おかげさまで好評で、皆様には五体投地で大感謝です。ありがとうございます。これからも良いものを書いてまいります。  次に書くものは百合文芸用の作品で、ポーランド侵攻目前のときの小国で、卓上で戦う少女たちのお話になります。だいたい『一九三九年 誰も望まなかった戦争』という本で語られているのが舞台で、「どうしたら戦争を止められるのか?」というのがテーマになりそうです。百合文芸なのにこれまた超絶重たい話で……。でも、このネタはもう10年近く温めていて、人へ話したらわりと受けてたので、ここで書くしか…となっています。  そしてまたしてもアンソロジーへの寄稿を予定しています。前回書いたのは直前でプロットごと変えたので今言うのは何ともですが、アンソロジーのテーマにあった何かを考えています。  そんなこんなでカクヨムになかなか投稿できず、どうせなら短編を適宜書きたいなと思っています。もう少しやさしい話を…。なにより私自身が読みたいです(笑)。  それでは良い読書ライフを!
    • 41件のいいね
    • 3件のコメント
  • 2024年5月17日

    ペンギンSFの2作品を公開しました! 文フリで拙作含むアンソロ本も!

     秋待さんが主催される「ペンギンSFアンソロジー」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093072976348283 への参加作品ネタとして2つ考えて作ったものを公開しました。 『飛べないペンギン、空を飛ぶ!』 https://kakuyomu.jp/my/works/16818093076126275629  なんかこう、読んで勇気づけられる話が書きたいと思い、こんな形にしました。  私の小学生時代に、この仲野ぽい人がいて(ペンギンじゃなくて、黒人と日本人のハーフ)、よく遊んだんです。私が笑わしたらリアルでコーヒー牛乳を噴き出したり、楽しい人でした。最初は容姿的なところでいじめられたのですが、先生の激怒や私のような味方がいてすっかり変わり、明るくそして芯がある人になりました。登校拒否しだした頃の私には、とにかく普通に接してもらえてありがたかったです。舞台袖でにぎやかにしていたエピソードはそのままですw  そして私はプロレスとなぜか縁があります。本業方面だと旦那が何かに関わっています。たまに旦那は同僚の方に誘われて見に行っています。私自身は全然わからないのですが、子供の頃、男の子サイドはライガーとか超絶受けてましたね…。マイクパフォーマンスだ、といきなりふられて困ったり、コミッショナーだと言われてかつがられたり、よくわかりません(笑)。  輪の話はずっと冬寂が思うところで、男の娘でも百合でも、それを意識して書いています。輪からはぐれた人が、新しい輪を見つけ、安心して過ごせるようになることをいつも願っています。  ちょうどエアマスターのサキヤマ回をアニメで見たりして、最終的にはああつながりました。楽しんでいただけたら何よりです。  こちらの作品をペンギンSFアンソロジーへ応募させていただきました。転校生ものであり、成長物語であり、そういう面ではわりとベタではあるのですが、好評でほっとしています。 『飛べないペンギン、宇宙を飛ぶ! https://kakuyomu.jp/works/16818093077264170568  前作があんまりSFしていないよな…と思い、書くだけ書いてみたものになります。ネタとしてはこちらのほうが最初に思いついたものです。  話しにいろいろモチーフを混ぜてしまったのですが、「ペンギンのお母さんは、お父さんに卵を任せて餌を取り行くけれど、そのときどう思ってるのかな?」というところを出発点に、「人が宇宙に行きたがるのはお母さんに会いたいから」というネタをからませました。子供は待ってるだけじゃなくて、会いに行けばいいのです…というのがこの話のオチですね。  生体改造ネタは冬寂が大好きなところで、ペンギンも大幅改造されています。勝手に自分を改造するのは知性の表れ、ということにしています。選択的進化もこうなるんじゃないのかなと。  アデリアは子供に興味がない親として、ナオは子供ができて親にならざるを得なかった人として、それぞれ対偶になるようにしてみました。妊娠~子離れまでをストーリーとして追っています。アデリアが子供ができたナオをほっとくのは、ペンギンと同じように餌=未来の実利を取りに行ってる、ということになります。  うちには猫がいて、それ以前は犬がいたり、魚がいたり…と生き物に囲まれていた人生でした。子供の頃の夢は獣医でしたし…。生き物は強いなあといつも思っています。私の作品ではとかく改造されまくりですが(笑)、尊敬は絶えずしています。  ペンギンと言えば『南極物語』だろうということで、置き去りにするモチーフはそのあたりなのですが、あんまり風味は残りませんでしたね…。実験のあたりは『南極料理人』風味です。これはおすすめです。  応募しなかったので、タグだけ入れています。そのおかげで既定の1万字に収めずに済み、楽をしました…。削るとしたら観測班のところをがっつりしてしまう感じですね…。  こちらも好評をいただきありがたい限りです。冬寂節があるだなんて…。本人は気がつかないところなので、こういう指摘はうれしいです。こぶしを効かせてこれからも人々が持つ心のひだひだを書いていければと思っています。  そして。  5月19日開催の文学フリマ東京38、ブース【つ-09】にて、冬寂が寄稿したアンソロジー本『奇跡のドロップス』が販売されます。 https://x.com/kisekianthology/status/1781313230322966890  アイドル百合で、ビターで凛々しい話です。宝石って私には凛々しさを感じるときがあって、それに文芸系コンテストに落ちた同胞たちと自分を重ねてみました。  他の方の作品もすばらしいものです。ぜひお手に取っていただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。  次はさなコン、百合文芸と書いていきます。さなコンは最近旅行へ行った神戸を舞台にした未来日記話、百合文芸は架空戦記?ぽい感じになります。ほかにもプロットをいくつか…。  もう少しコンスタントに書いて発表して行きたいのですが、なかなかむずかしく…。もどかしい思いをしながら、やれる範囲で頑張っていきます。  これからも良いものを作ってまいります。よろしくお願いいたします。
    • 28件のいいね
  • 2024年3月8日

    3/16(土)に百合SFについてトークイベントやります! 来て来て!

    最近掲載もせずなにしてんだろという感じですが、 実はご縁があって3/16(土)に百合SFについてトークイベントを開かせていただけることになりました。 拙著『銀河逃避行百合!』のほか、百合とSF、なんでそんなもの書いてんだよというところ、最近のトレンド、気になっている人たちとか、なんでもみんなで語ろうと思っています。 東林間というちょっと都心から遠いところなのですが、よろしかったらぜひ。ひたすら語り合いましょう。きっと楽しいはず。 それにおまけも付けます。コピー本なんか作ってみました。久しぶりに同人誌作れて楽しかったです(昔は大阪のインテックスまで行商しに行ったもんさ……)。こちら参加者に無償配布させていただきます。 ぜひぜひ、よろしくお願いします!! --------------- #プラムツリーBOOKフェア vol.3「テーマ・SF」まであと一週間。 https://plumtreegallery.com/bookfair 10サークルの文芸同人誌を委託販売。本も雑貨も見られる他にない空間!お待ちしています! 初日16日には冬寂ましろさん による「百合SF」についてのトークイベントも!
    • 40件のいいね
    • 4件のコメント
  • 2024年1月14日

    短編『Because it's there - 異星を登る -』を公開しました!

    カクヨムコン向けに短編を公開しました! Because it's there - 異星を登る - https://kakuyomu.jp/works/16818023211735235080  この作品には、いろいろ思いがありまして、つらつらと書いてみます。  百合には「つらい状況のなか、ふたりが寄り添って生きていくシスターフッド的な物語」という形態があります。『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』、『同士少女よ、敵を撃て』を始め、一部の殺伐百合的なものもこれに当てはまるかなと思います。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』もそういう面がありました。  この「つらい状況」は戦争や差別などの社会的な状況や、部活やアイドルといった競い合いなどのモチーフがよく使われます。私は自分の体験から「登山」もこれに入るのではないかとちょっと思ってたのが、この作品を作るきっかけになりました。  冬寂の製造元である両親は、夏は登山、冬はスキーという完全アウトドアな人たちでした。小学4年~6年生ぐらいで白馬岳や常念岳、鳳凰三山、北岳(台風で北岳山荘まで行って登頂断念してたり)とか、だいぶガチ目の登山をさせられました。尾瀬も何度か行ったのですが、それはただのトレーニングという感覚です。おかげで死にかけたり、怖い目に何度もあってます。予定が遅れてヘッドライトの明かりだけで真っ暗な山道を夜叉神峠まで降りたりとか、尾瀬に行ってたら台風直撃して鳩待峠へ抜けられなくなり遠い奥只見湖まで全身びしょ濡れになりながら抜けたりとか(アノラックとかちゃんと雨具の防備していてもダメなぐらいの天候でした)、高山病で体調おかしくなって父のでかいリュックをベッドにして山道の脇で寝かされたりとか(その後山小屋まで行けて、たまたま順天堂大の登山パーティーがいたおかげで応急処置をしてもらいました)、落石や足の踏み外しなど、よくもまあ生き残ったなということがままありました。ちなみにスキーでも死にかけています(笑)。装備だいじ。  こうした登山での極限状態で寄り添うふたりというのは、百合的なシチュエーションとしては多分にアリじゃないかなと……。『ヤマノススメ』とかあるのですが、もう少しキツメのがあればいいのかなって……。  山岳SFとしては、ル=グインの『闇の左手』がそうだと思いましたし(物語中盤の逃避行がほぼ冬山登山)、家のパーツを山に見立てて登る短編(題名と作者を忘れました……)とかありました。小川一水先生の『コロロギ岳から木星トロヤへ』も登るわけではないですが、冬山に閉じ込められた雰囲気がとても好きです。私は椎名誠さん大好きなのですが、家族全員で登山するSF小説や、のんべんだらりとした山岳行の話も好みです。植村直己さんの自伝や、夢枕先生の『神々の山嶺』、ちょっと違うのですが北岳やその下の夜叉神峠が舞台として使われている高村薫先生の『マークスの山』など、山岳小説は自分の中では傑作が多いと感じています。  そうしていたら、かぐやSFの公募で題材が「スポーツ」というものが出まして、それ向けに異星の登山話を書いたのです。箸にも棒にもかかりませんでした(笑)。登山はスポーツと思われづらいのかな……とか、求められたものが違ったのかな……と、しょんぼりしてました。その後、NHKでジョージマロリーから始まるエベレストへ登る人たちを取り上げた『映像の世紀 バタフライエフェクト』を見たりしていて、やっぱり山はいいなあと思っていたら、カクヨムコンの季節となり、手をこまねいているうちにフェスの題材「スタート」が出て、「そこにそれがあるから」というジョージマロニーの言葉の意図を人類の宇宙探査への欲求へ重ねるようにして改稿したものが本作になります。  モデルにさせていただいたのは、日本人女性で初めてエベレストに登頂した田部井順子さんです。医師であり、二児の母であり、たいへん立派な登山家です。私の母がとても尊敬している方で、我が家に田部井さんが試作したというサーベルの柄のような形をしたスキーストックがあったり、著作が家にあったり、すごく身近に感じている方です。今回百合にしてしまったのは申し訳なく感じてますが、女性登山の困難さについては田部井さんから受けたものが多く、このような形にしました。  また単独登山については植村直己さんを参考にさせていただいています。エベレスト登山中に仲間が死んだりしているにも関わらずパーティーの人間たちがギスギスするのは、植村さんにとってとても耐えられないものだったと想像できます。最後はマッキンリーで遭難という形になったのですが、その後、仲間達が捜索隊を何度も編成する姿には胸を打たれます。  おかげさまで好評を多くいただき、たいへんありがとうございます。次回作を出すハードルが上がってしまったと恐れおののいていますが、次のフェスのお題「危機一髪」も出ましたし、また何かしら良いものを書いて掲載させていただきます。  カクヨムコンに向けては、本当は長編用意していたのですが、本業がどうにもあれで時間が取れず、ぼちぼちとやっていけたらと思っています。すみません。  それではよい読書ライフを!
    • 34件のいいね
  • 2023年12月26日

    拙作がカクヨム公式自主企画「百合小説」で、みかみてれん賞をいただきました!

     カクヨム公式自主企画「百合小説」で、拙作『銀河逃避行百合』が、みかみてれん賞をいただきましたっっっ! いゃっっっっっっっったっっっっっっっっー!  通知が来たとき、感激のあまり、逆立ちしながら鼻でピーナツ食べました。それぐらい気が動転しちゃいました。 『銀河逃避行百合! ―遥か彼方の家出旅―』 「2080年でも、少女たちの恋はここに瞬いている。」(kakuyomu_officialさんのレビュー)/ https://kakuyomu.jp/works/16817330660440737660/reviews/16817330668949781571  さすが、みかみ先生のご慧眼。  おっしゃる通り、中編相当の話を削りに削りまくってこうなりました……。  近況ノートのこちらから作品制作に関する部分を抜粋してみます。 https://kakuyomu.jp/users/toujakumasiro/news/16817330660471552307 -------------------------------  ふたりで銀河を駆け巡る、というのは昔から好きで、いろいろなプロットを書いては投げていました。大好きなSF作家、CJチェリイの名作『リムランナーズ』があったり、最近だと速水螺旋人先生の『男爵にふさわしい銀河旅行』とかすごく好みです。  そうこうしていたら、Doroni先生の『かき氷で星間旅行』(https://www.pixiv.net/artworks/102571400#1 )が発表され、蒼桐さんから「これ、冬寂さん、大好きですよね?」と言われてしまい、「ええ、もう。ぐふ、ぐふふ」と返事したときから、たくさんSFな乗り物が出てくるのがいいな、と思って、そこから原型ができました。  遠くに行くので、距離の話にしたのもこのあたりです。物理的な距離と心の距離の対比を書いたら面白いかなって……。茨城県鹿嶋市がスタートなのも、いろいろ私が複雑に思う土地で、もう二度と足を踏み入れないけれど、それでも楽しい思い出はたくさんあるところで、その距離感を反映させてみました。それに宇宙センターも実在するし、いいかなと……。高校は鹿島神宮近くにある清真学園がモデルです。文字数の関係で、あんまり深く書けませんでしたが……。  鹿嶋は鉄の町でもあって、全国から転勤が多くて、友達が出来てもどこかに行ってしまうことがよくあるところです。ふいに人生から消えたり現れたり。そんな人間関係の距離感も含めてみました。  もともと中編ぐらいで、SFうんちく話もてんこもりだったのですが、文字数の関係もあり、話の意図を削がない程度には削りました。少しだけ残滓はあります。  いまから60年後の設定は近すぎな気もするのですが、あと3年程度でドラスティックに世界は変わると私は思っています。この世界線では、日本を中心にウェットウェアの技術が進み、様々な分野に応用され、生体建材(エコだし熱帯気候になると育てやすい)が流行っているとしました。  一方で月の利権(月で得られるヘリウム3や低重力下での合金、製薬など)を巡り米中で争ったところ、月のほうが勝手に独立してしまった世界になっています。月政府は資源射出用マスドライバーを改造し、たくさんの岩を地球に振らせました。そのせいで影響を受けない地下に鉄道を作ったり、中立の立場だった日本とは技術支援を結んだり(安全保障はアメリカではなく月政府がやってる)、そんな世界になっています。  軌道エレベータは生体建材をふんだんに使い、ケーブルも生体由来です。仕組みはだいたい大林組さんが掲載している記事を参考にさせていただいています。(https://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/detail/kikan_53_idea.html )。  出てくる小型艇も生体由来です。もそもそしているレーションは実は船が作っています。太陽系外に行く宇宙船もそうです。宇宙空間にクラゲ、ウニ、クジラとなっているのも、地球の生体由来な物から作られているせいです。  そして光速を超える方法も、生体由来にしてみました。人は累計で1080億人生まれているそうです。その1000億倍ぐらい脳があれば、宇宙も歪むのではないのかなと……。シュレーディンガーの猫の解決って、「観察者が猫は生きてると決めつければ、状態が確定する。蓋を開けて死んでいても、みんなが信じれば生きてることになる」とか思ってる私です。ひどい。  とまあ、うんちくをどこかで書いておきたく……。アレなSFファンですみません、ごめんなさい。  BGMは「Perfume」の『STAR TRAIN』です……。せつないいい曲なのです。ぴったりだな……と思いながら書いていました。 -------------------------------  削ってしまったシーンとしては、「転勤でやってくる新しい友達、去っていく友達。そんな環境で奏向と遥香のふたりだけが取り残されている」、「鹿嶋の見慣れた高炉の煙突を見ながら自分の空の上に上がるんだという奏向の決意と『見納めになるからよく見とけよ』という遥香のやさしい声掛け」、「軌道エレベータが少しずつ上がっていき、青い空が宇宙の黒に変わっていくのをふたりでじっと見つめているシーン」、「軌道エレベータの探検(だいたいフェリーみたいなもの。お風呂もあるし、冷食の自販機がある!)」、「軌道エレベータの三等船室で毛布一枚で月へ逃れる貧しい人々を見ながら『月には何もないのに』と冷たく言う遥香に『希望を目指して遠い地に行くのは、そんなに悪いことなの?』と反論する奏向。喧嘩するシーン」、「微妙な雰囲気の中でスペースポートにつくと奏向が宇宙酔いしてしまい、遥香が黙ってやさしく看病する」、「スペースポートで遥香のピンチに、味方のロックなおっちゃん達が助太刀に来る。愛用していた遥香のギターを渡す」、「音楽による革命運動を遥香たちはしていて、遥香はギター兼ボーカルになり、月政府へ抵抗していた。月政府に父母を人質に取られて仕方なく降伏し地球に亡命していた」、「最後はふたりの子供が出てくる。同性同士の子供。シリウスは地球から離れているせいでテクノロジーにも距離が出始めた」……とかとか、SFネタもさることながら、たくさんエピソードを削ってます。  なので、全部入れたら本当に4万字は越えてきますね……。  この作品は、自分ではなかなかいいなと思っていても、コンテストには内容的にかすりもしないと思ってました。だって百合SFですもの。しかも結構ガチ目。いろいろ削ったので百合である必要性が薄くなってしまった気もしますし。なので、とってもびっくりしています。  やっと百合分野のコンテストで入賞をいただきました。自称「百合とか系物書き」の面目躍如です。カクヨム編集部様、選出いただいたみかみ先生、読んでいただいた方々に、本当に心から感謝します。ありがとうございます。  そして。  この物語は蒼桐さんの一言から作られました。五体投地で大感謝です。あなたがいなければ産まれなかった物語でした。これからも仲良くしてください!  これから他の方の受賞作品を読んでいきます。楽しみで仕方ないです。  それでは良い百合読書ライフを! ※画像はAI生成してみました。だいたいこんな雰囲気です。誰か漫画化して……。
    • 73件のいいね
    • 13件のコメント
  • 2023年10月31日

    トリックorトリートorダイ!的な近況。文藝のに応募したりしてます…

     仕事で立て込んでいるときほど、創作意欲が掻き立てられる冬寂です。なあ、そーだろ、まいぶらざー! へい、ほーよっ、へいへいへい(ラップが下手なお兄さんのコスプレ)。  さて。  『Re: 女装めしっ!』にあとがきを加えてみました。お店のご参考までに……。 https://kakuyomu.jp/works/16817330662878794373/episodes/16817330664788620617  そして。  【モノコン2023 文藝×monogatary.comコラボ賞】邂逅に応募してみました。金原ひとみ先生の作品が好きなので……(動機が不純)。内容は初期衝動の詰め合わせみたいになってて、後世に冬寂を研究する輩が出たら「これがすべての原点なのだろう」というぐらいのエピソードになります。でも、物語としては整わなかった気がする…。  冬寂が思う『女ってこれだよね』みたいなところがあり、ぞっとするか共感されるかどっちかかな…と思ってます。  『いままでも、これからも、何度でも出会う女との邂逅』 https://monogatary.com/story/454768  続いて。  12月ぐらいから『男の娘大戦』をぼちぼち連載できれば…というぐらいで準備しています。なぜ男が女になりたいと思うのか、理由は人それぞれ、目指すところもそれぞれだけど、「本当の女の子になれるとしたら、君らはどうするの?」というあたりがテーマになります。これが面白いかどうかわからないけれど、少なくても自分は書くのを楽しんでいますw  プロットからキャラをふたり追加、デスゲームの舞台はアメリカ大陸横断鉄道的な列車、止まったらデスゲーム開始…と、より強化した内容でお届けします。書き溜めてるのでいましばらくお待ちを…。  そのあと。  百合に戻って、どっちかを書きます。役所が自死の対応をする社会での死と百合or第二次大戦中に円卓で戦い合う少女たちの凛々しい百合……のどちらか。時期的に百合文芸ぶつけになりそうですが、さてはて……。長編が続くので、息抜きで短編書くかもしれません。  それから。  2024年5月19日*文学フリマ東京38にて発行予定の一次創作(小説)アンソロジー【輝石のドロップス】(@kisekianthology)に参加します。日埜和なこ様、ありがとうございます。話としては 「ディストピアな幸福社会と友達の輪から決別することを選ぶ百合」or「マイノリティ同士が励まし合いながら生きていく黒人ハーフ娘×男の娘」という感じでどっちにしようか悩んでます…。さあ、どっち? (ハロウィーンぽい締め)  それでは良い読書ライフを!
    • 29件のいいね
    • 5件のコメント
  • 2023年8月30日

    リメイク版『女装めしっ!』を公開しました!

    Re: 女装めしっ! 僕よりかわいい女子がたくさんいるお店に食べに行く 第1話 恵比寿のカジュアルフレンチ https://kakuyomu.jp/works/16817330662878794373/episodes/16817330662879096293  やんややんやー  というわけで『女装めしっ!』をリメイクしてみました。こちらは全10話、最後まで各話を毎日公開します。とりあえず5話は出来てて、残り5話も1/3は書けてる状況です…が、はてさて。予定通りに行きましたら拍手ご喝采です。  最初の頃は「みさくらなんこつ語で食レポする男の娘がいたら楽しいんじゃないのか」みたいなところから始まりました。今から読み返すと誤字も多く、わかりにくくて、赤面物ですね……。なんか、ごめんなさい。今回はそうした部分の修正とともに、主人公の心が変わっていくところを中心にしてみました。明るい話しにしてたのに、リライトしてたら、またウェッティな話しに……。すみません。  今回の執筆BGMはパスピエの『Q.』、『月暈』です。とくに『Q.』の歌詞は主人公の夏稀君にぴったりで……。いい曲なのでぜひ。  最後には、各話登場のレストランなどを紹介出来たらと思ってます。でも大半が無くなっていたりしてて。残念……。  掲載した画像は扉絵的なものが欲しくて生成AI的なツールを使いました。元の写真は私ですw。でもまったく面影ないですね…。  最近タイムリミットを感じることが多くて、コンテスト応募よりも、前から書きたかったものを書いて残そうという気持ちが強くなってます。そこで『女装めしっ!』を始め、昔から温めているものを優先して書いてみることにしました。  そんなノリで『男の娘大戦』は、ちゃんと書こうと思っています。プロットはカクヨムに掲載してますけど「どうして男が女になろうとするのか?」という命題は、やっぱり自分なりに作品として書き残したくて。いろいろプロットから変えて準備してます。舞台はなんとなく奈良ホテルみたいな和風洋館を考えています。  あと、放置している『そして想いも残される』もリメイクしようと思ってます。こちらの命題は「女のコミュニティで育っていく友情と恋愛」ですね。これも私がずっとテーマにしていることで……。  もうひとつ20年ぐらい前から温めていて、もう腐って糸引いてるのもありまして、それも書ければと……。少女が決定権を持つ国での政治劇で、「どうしたら戦争を止められるのか」という命題になります。『同志少女よ敵を撃て』が前線の話なら、こちらは後方の頭脳戦ですね。間に合えば百合文芸ぐらいには……とは思ってますが……どうでしょうね。  ほかにもご招待いただいたアンソロ向けに書いていたり、かぐやSFの「未来のスポーツ」というお題に投稿したりしています。  また何かの作品で喜んでいただけれたら幸いです。  それでは良い読書ライフを!
    • 31件のいいね
  • 2023年7月31日

    カクヨム百合コン3作品を応募しました。もう1作品書きたかった…

     カクヨム公式自主企画「百合小説」( https://kakuyomu.jp/info/entry/yuri_annoucement )、通称「カクヨム百合コン」向けに以下の作品を応募させていただきました。 『チュッ♡と治癒する異世界冒険譚! パーティ追放されたらメガネっ子優等生なヒーラーと旅立つことになったんだけど、この人誰?』 https://kakuyomu.jp/works/16817330659455181747 『銀河逃避行百合! ―遥か彼方の家出旅― 』 https://kakuyomu.jp/works/16817330660440737660 そして……もう1作。 『深夜お散歩百合! 明けない夜に私達は歩き出す。覚めないようにと願いながら』 https://kakuyomu.jp/works/16817330660842937642/episodes/16817330660842986066  深夜散歩ネタは書きたくて仕方なかったネタなので、今回完成させられてとても嬉しいです。  絵的には『ふたりエスケープ』というマンガで、パーティーからの帰り道、ふたりで夜を歩いてる女子ふたりの姿が、とても好きで……。  私自身つらいときに旦那と深夜散歩してました。そのときのわくわくしたり、怖いときもあったり、そんな非日常感を詰め込んでみました。  もともと自宅の近所を舞台にしようかと思ってたのですが、横浜に行ったら楽しかったので急遽変更しました。実は叔父が重慶飯店で一時期コックをしてまして、それなりにご縁があります。我が家から電車で行きやすいこともあり、あの辺りはよく行くのですが、散歩にはとてもいいところです。港の見える丘公園のふもとの住宅街が、なぜか好きなんですよね、のんびりとしてて。  今回は応募要項に合わせて短編にしたのですが、中編にするときの構想もあって、手をつなぐ、ハグする、好きと言う……と、テーマを決めて、毎夜散歩しながら千代ちゃんが悪戦苦闘するみたいな構成も考えていました。がんばれ千代ちゃん、みたいな。  キャラ名は、「ちよ」ちゃんと「よみ」……というところで、あずまんが大王からです。はい。私はよみ派です。シュークリームぶんはいつも足りませんw  今回のBGMはパスピエの「微熱」、Perfumeの「Flow」、スクパンの「04:59」の三曲でした。「04:59」はすごくいい曲で、聴くと、オールで遊んでふと明け方の空を見上げた若かれし自分を思い出します。  おかげさまでいろいろな方に喜んでいただき、たいへん嬉しい限りです。  また、この三作品、いずれも★100を超えました。ありがとうございます。皆様に五体投地で大感謝です。  あと1本、中華魔女な百合を書きたかったのですが、体調と本業の兼ね合いで断念しました……。めちゃ悔しいです。あと2000字書けば終わる感じなんですけどね……。中華街に暮らす安倍晴明の末裔の娘と、かつて妲己と呼ばれた中華魔女が繰り広げる冒険活劇……みたいな話でした。これはこれでまた日を改めて掲載できればと思っています。Twitterで応援と投票いただいた方、本当にすみません。  今回の百合コンはいろいろな作品が読めて楽しいです。拝読しながら、「なるほど、そうきたか……」と勉強させていただいています。  もうすぐ8月1日になります。間に合わなかった書きかけの原稿を抱き締めながら、万感の思いで時計を見つめています。  応募された方、読まれた方、皆様お疲れさまでした!  これからも百合百合しましょう!
    • 48件のいいね
  • 2023年7月17日

    さなコン3→×。うわわん。

     ほら、落ちた……(吐血)。応援していただいた方、ありがとうございました。  供養としてこちらにも掲載しておきます。 書けない私と読めない彼女の、幸せに至る選択 https://kakuyomu.jp/works/16817330660489674644/episodes/16817330660489700426 まずは笑ってもらおうか。すべてはそれからだ。 https://kakuyomu.jp/works/16817330660490683691/episodes/16817330660490712181  それはそれとしてカクヨム百合コン向け短編2本を書くのをがんばります。さあ、気持ち切り替えて行きましょう、あはは……(白目)。
    • 41件のいいね
  • 2023年7月16日

    賢いヒロイン→×、さなコン3→7/17、カクヨム百合コン→2作参戦+2作品を……

     いつものごとく「箸にも棒にも引っかからない冬寂さん」です。こんばんは。  賢いヒロイン落ちました。……悔しいものは悔しいんです。応募したもふもふさんは、もう少し整理して改めて作らしていただき、どこかで「人×けも百合」を流行らせられたらと思っています。そういう性癖だから仕方がないんです(だからコンテスト落ちる)。  カクヨム公式自主企画「百合小説」( https://kakuyomu.jp/info/entry/yuri_annoucement )、通称「カクヨム百合コン」向けに、ひとまず2作品新作を出してみました。  溜まってる百合ネタをなかなか出せず、「腐ってやがる、寝かせすぎたんだ」と思っていたので、良い機会でありがたい限りです。  というわけで、書いたものについて……。 『チュッ♡と治癒する異世界冒険譚! パーティ追放されたらメガネっ子優等生なヒーラーと旅立つことになったんだけど、この人誰?』 https://kakuyomu.jp/works/16817330659455181747  私が追放物を書いたらどうなるだろう…ということで、まとめたものです。肉体派大女×頭脳派優等生の組み合わせは、昔から大好物で……。頭脳派はツンケンさせようと思っていたのですが(タイバニのバニーちゃんとか)、最近流行のキャラ像だとあまり受けないよな……ということで、天然ぽくしました。これがまた決まるまで二転三転してます。もう少し鏑木千束ぽいバージョンもありました。  逃げ出し勇者や偽物の姫様のあたりは、『名探偵悪役令嬢』からです。同じ世界線で、だいたい40年ぐらい前の話になるはず。異世界物でロケットを月まで飛ばす話を書きたくて、それにふたりが乗る構想があったりします。  ちなみに逃げ出し勇者だけのプロットもあったりします。米が食いたい!となって、南のほうに旅へ行く食べ物メインの『深夜特急』みたいな話です。また、いつかどこかで……。  ファンタジー好きなんですよね……。でも、またミステリぽくしてしまいました。仕方なし。性癖なんだし。  BGMはだいたい「ねごと」の『アシンメトリ』ですね……。あとは『七つの大罪』のサントラ聞いてました。 『銀河逃避行百合! ―遥か彼方の家出旅― 』 https://kakuyomu.jp/works/16817330660440737660  ふたりで銀河を駆け巡る、というのは昔から好きで、いろいろなプロットを書いては投げていました。大好きなSF作家、CJチェリイの名作『リムランナーズ』があったり、最近だと速水螺旋人先生の『男爵にふさわしい銀河旅行』とかすごく好みです。  そうこうしていたら、Doroni先生の『かき氷で星間旅行』(https://www.pixiv.net/artworks/102571400#1 )が発表され、蒼桐さんから「これ、冬寂さん、大好きですよね?」と言われてしまい、「ええ、もう。ぐふ、ぐふふ」と返事したときから、たくさんSFな乗り物が出てくるのがいいな、と思って、そこから原型ができました。  遠くに行くので、距離の話にしたのもこのあたりです。物理的な距離と心の距離の対比を書いたら面白いかなって……。茨城県鹿嶋市がスタートなのも、いろいろ私が複雑に思う土地で、もう二度と足を踏み入れないけれど、それでも楽しい思い出はたくさんあるところで、その距離感を反映させてみました。それに宇宙センターも実在するし、いいかなと……。高校は鹿島神宮近くにある清真学園がモデルです。文字数の関係で、あんまり深く書けませんでしたが……。  鹿嶋は鉄の町でもあって、全国から転勤が多くて、友達が出来てもどこかに行ってしまうことがよくあるところです。ふいに人生から消えたり現れたり。そんな人間関係の距離感も含めてみました。  もともと中編ぐらいで、SFうんちく話もてんこもりだったのですが、文字数の関係もあり、話の意図を削がない程度には削りました。少しだけ残滓はあります。  いまから60年後の設定は近すぎな気もするのですが、あと3年程度でドラスティックに世界は変わると私は思っています。この世界線では、日本を中心にウェットウェアの技術が進み、様々な分野に応用され、生体建材(エコだし熱帯気候になると育てやすい)が流行っているとしました。  一方で月の利権(月で得られるヘリウム3や低重力下での合金、製薬など)を巡り米中で争ったところ、月のほうが勝手に独立してしまった世界になっています。月政府は資源射出用マスドライバーを改造し、たくさんの岩を地球に振らせました。そのせいで影響を受けない地下に鉄道を作ったり、中立の立場だった日本とは技術支援を結んだり(安全保障はアメリカではなく月政府がやってる)、そんな世界になっています。  軌道エレベータは生体建材をふんだんに使い、ケーブルも生体由来です。仕組みはだいたい大林組さんが掲載している記事を参考にさせていただいています。(https://www.obayashi.co.jp/kikan_obayashi/detail/kikan_53_idea.html )。  出てくる小型艇も生体由来です。もそもそしているレーションは実は船が作っています。太陽系外に行く宇宙船もそうです。宇宙空間にクラゲ、ウニ、クジラとなっているのも、地球の生体由来な物から作られているせいです。  そして光速を超える方法も、生体由来にしてみました。人は累計で1080億人生まれているそうです。その1000億倍ぐらい脳があれば、宇宙も歪むのではないのかなと……。シュレーディンガーの猫の解決って、「観察者が猫は生きてると決めつければ、状態が確定する。蓋を開けて死んでいても、みんなが信じれば生きてることになる」とか思ってる私です。ひどい。  とまあ、うんちくをどこかで書いておきたく……。アレなSFファンですみません、ごめんなさい。  BGMは「Perfume」の『STAR TRAIN』です……。せつないいい曲なのです。ぴったりだな……と思いながら書いていました。  カクヨム百合コンにはあと2本は出したくて、ぽくぽくと書いています。深夜散歩する百合は書きかけていたので、たぶんそれが次になるはず……。でも舞台を渋谷から横浜にしたくて、筋は変えずに書き直し中です。  もう1本、中華魔女百合か、バイオレンス百合にしようか、あれこれ練ってたのですが、昨今の情勢を鑑みて「ほっこり元気になる百合」にしようかなとしています。同棲百合ップルに姪が押しかけ、姪の親友が来て、さらに昔の恋敵も来て……、みたいなドタバタだけど、ほっこりするようなものを書きたく思っています。世間が眉をひそめても、ふたりは適当に生きていくと決めている、それで救われる人もいる、そんな百合になれればと……。  がんばります。はい。明日がんばらないと死が見えます。  そんな明日、7/17ですが、2作品応募していたさなコン3の一次通過作品が発表されます……。さてはて、どうなんでしょうか……。好き勝手書いているだけですが、通ればうれしいし、通らないと悔しいのはいつものことで……。ドキドキしますね。  長くなっちゃってすみません。  今後も良いものを書いてまいります。  それでは皆様、良い読書ライフをー!
    • 50件のいいね
  • 2023年6月10日

    カクヨム文芸部デジタル部員証をいただきました

      黒いつなぎを着たそのお姉さんは、にやにやしながら胸元のファスナーを下げた。その胸の谷間から取り出したのは一枚のカードだった。 「なんだ、会員証持ち(カードフォルダー)だったんだ」 「そういうことだよ、冬寂ましろ。なら、やることはひとつだろ?」 「ああ、わかってるよ。これでもカクヨム文芸部デジタル部員だからね」  私も首から下げていたカードを指に挟んで、ちらちらと相手に見せつける。  隣にいた千鶴が私の腕を引く。  「ちょっと、こんな街中でバトるの? 信じられない!」 「ごめんね。私とこのお姉さんは執筆中毒者(ライティングジャンキー)だから」 「そういうことだよ、お嬢ちゃん。読み手(リーダー)は下がりな。こっからは書き手(ライター)の時間だ」  相手にそう言われて千鶴がしぶしぶ下がる。「負けたら絶交だからね」と言い残して。  私は少し苦笑いしながら、カードを手にして構える。顔の横までカードをあげる。 「スタンバイ!」  カードがきらめく。虹色の光があふれだし、ごみが散る街を撫でていく。 「いいね。いいよ。そうこなくちゃ」  相手も同じように構える。 「スタンバイ!」  黒い光がほとばしる。人や自転車が闇の中に飲まれていく。  私達はにらみ合う。   渋谷の街に嵐が吹き荒れる。  私とお姉さんは同時に叫んだ。 「「執筆開始(ライティング、スタート)!」」 ……というようなカードバトルが始まりそうな会員証をカクヨム様からいただきました。沼らせ…のプレゼントとのことです。 皆様、ありがとうございます! これからも頑張っていきますー!
    • 96件のいいね
    • 8件のコメント
  • 2023年6月10日

    ペロりねった様からギフトいただきました

    ありがとうございます! いまは返せるものがないのですが、いつか何かお返しできればと思っています。 ショートショートぐらいなら…とか。 自撮りチェキとかいらないでしょうし(たぶん違う)。 これからも、よろしくお願いします。<(_ _)>
    • 27件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2023年6月7日

    「沼らせ男/沼らせ女」に、拙作を選んでいただきました!

    カクヨム文芸部公式自主企画カフカセレクト「沼らせ男/沼らせ女」 恋愛ショートストーリー特集 https://kakuyomu.jp/features/16817330658488186725  こちらに拙作を選んでいただきました。 時速285kmの告白 https://kakuyomu.jp/works/16817330653340265580/episodes/16817330653340332349  選者のカフカ様には感謝の気持ちで一杯です。  素敵なレビューをありがとうございます。  「本当に素晴らしい作品です」と書かれるだなんて、感涙しています。  読んでいただいた皆様、コメントいただいた皆様に五体投地で大感謝です。  レビューいただいた蒼桐様には頭が下がりません。ぜひ百合文芸とかの読書会をさせてください…。いつもいつもありがとうございます。  これを書いたときの話はこちら。 『時速285kmの告白』の応援のお礼といろいろと…… https://kakuyomu.jp/users/toujakumasiro/news/16817330653454932481  こちらにあるように、どこまではとは言いませんが、旦那と私のお話でもありました。旦那には、この話をまったく読ませられません……。私の死後に読んでほしい……。でもこうして選ばれたことだけ旦那に伝えたら「良かったね」と言われました(笑)。  コンテスト系は箸にも棒にも…と思ってましたが、多少引っかかるようになったかな…と思っていたいです。  今後も良いものを書いていきます。よろしくお願いします。
    • 89件のいいね
    • 11件のコメント
  • 2023年6月4日

    カクヨムコン→×、百合文芸→×、さなコン3→応募済、カクヨム公式自主企画「百合小説」→は?

     こちらではご無沙汰しております。  カクヨムコン、百合文芸、ともに落ちて「箸にも棒にも引っかからない冬寂さん」の面目躍如というところです。  ……いや、悔しいものは悔しいんです。しょぼん……。  それで、諸事象でカクヨムには掲載していないのですが、ちゃんと書いてます…というあたりで、こちらにも紹介しておきます。 声が溶けてく。バニラアイスクリームみたいに。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19921356  「xx個RTしたらR-18を書く」という企画で、その通りになってしまったので書いてみました。いやー、おばちゃん若かかれし頃はちゃんとエロ作ってコミケに出してましたよ…。あとエロゲ関係いろいろやってたし。でも、年取るとむずかしくて…。それにやっぱり百合での表現はたいへん…。勉強させてもらいました。  今回「百合なんだから直接的な表現を避けよう」というあたりで、露骨なのは省いたのですが、なんか「薄い味噌汁」になった気がします。昔の仲間が近くにいたら、丸めた薄い本で「お前のエロは抜けねーんだよ」と叩かれること必定です。でも話的には気にいっています。  「同性愛は悪いことで、周囲に怒られたいから同性を抱いた」という人は身近にいまして。はた迷惑でしかないのですが、キャラとしては借りました(笑)。  反響は多くあったので、習作的にも今後何かできたらと思います。 まずは笑ってもらおうか。すべてはそれからだ。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20012571  さなコン3( https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon3 )という、SF作家主体のコンテストがありまして、そちらの応募作品です。百合漫才師が自分らがウケる世界を目指して、現在過去未来を右往左往します。  募集要項を見て関西出身の旦那が「3回しかチャンスがないんかい」とツッコミを入れたのを見て、漫才ネタにすることを決めました。私は『四月一日さん家の』の漫才回が大好きで……。最近『だが情熱はある』というお笑いコンビをテーマにしたドラマを見てたりしてて、こういうのも良いかなと。  世界を巡るドタバタSFは、昔は結構ありましたが、最近なかなかないですよね…。アニメだと『RobiHachi』ぐらい? 久しぶりにルーディラッカーや『フリーゾーン大混戦』を読みながら、ええわーと思いつつ書いてました。  もうひとつ、前回のさなコン2の優秀賞がたぬきで、「ふええ? たぬき……、そうなん? たぬきなん……」と、ショックのあまりしばらく呆然としていて、あの日から「対たぬき対策」として、なんか明るいものも書かねばと1年も心に秘めていました(笑)。薄暗い闘争心ですね…。  1万字のなかに世界で言えば4つ、登場人物メイン3人でオチも入れるという、「どこまで話を詰め込めるんだ」という実験にもなりました。いやもう鼻血出ます。最初にあがったのは12000字。エピソードを削らずに表現を変えて削る方向で、なんとかしました。  こちらの関西弁監修は泉州出身の旦那がやりました。「陽菜の口調をふわふわさせて、美帆との違いを出し、会話がどっちかわかるようにしろ」など、旦那の本業(ある分野のアテレコ台本作ってる)らしい指摘をいただきました。あ↑り↓が↑とうな(この関西のイントネーションが好き)。  作中の百合漫才師「ひなみぽん」が出てくる下北沢の劇場の元ネタはこちらです(下北GRIP https://www.shimokitagrip2020.com/ )。美帆が飛び込んだマンションの植え込みにもモデルがあります(笑)。カーチェイスはブルースブラザーズですね…。  心斎橋の話はこちらを参考にしました( http://osaka-subway.com/nhkm/ )。  わりと楽しいと自分では思ってますので、よろしかったらぜひ。 書けない私と読めない彼女の、幸せに至る選択 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20011179  同じくさなコン3への応募作で暗いほうです(笑)。いやー、ネタ詰め込みすぎたかな…とちょっと反省しています。  作家同士の百合っプル、片方は大ベストセラーになって、片方は筆を折り、同居している。そんななかベストセラー作家は純粋失読という書いたものが読めなくなる病にかかり…というお話です。  ベストセラー作家である史緒は、未来視ができ、その能力で登り詰めています。この能力、実は私に本当にごくまれに起きることで…。人と話している最中に、次の場面が頭の中に映り、それがどういう結果になるのか、というのが映像でわかるんです。その結果が悪いことにつながるようだったら、史緒と同じように「一連の映像のようにはならないようにすること」で回避しています。私のは悪いこと専門で、それも仕事で追いつめられるとか旦那が出ていくとか、そんな未来だけなんで、史緒みたくベストセラー作家にはなれません(笑)。でも、生まれてから交通事故には一度も会っていないんですよ…。このまま乗ると事故るというのは2回ぐらいわかってて回避しています。不思議。今回はそれを百合ネタ用にストックしてたのを使いました。  純粋失読というのは実際にある病気で、最近私がボケてまして人の名前間違えるとか質問がおかしいという現象が出てて、そちらを調べているときに見つけました。作家で生計立ててる人がこうなったら震えますよね…。私自身、去年の今頃は脳外科に入院してまして。紙に書いて説明するのは私の担当医が実際にしています。  この2つのネタを混ぜようとふと思い、文脈的には一時期日本映画などで流行った「ヒロインが病気で死んじゃう系」話に仕立てました。ちなみにその手で私が好きなのは『4月は君の嘘』です。  で、こういうのって、読者の共感を得やすいほうが効くんです。知っているんです。こういうのが本業だから。というわけでキャラは作家とそれを取り巻く人になりました。  だいぶ卑怯だと思うんです。だって選考するのSF作家の先生達なんだし。応募してくる人だって、ねえ。やっちゃったな…という思いと、あんまりうまくネタが混ざらなかったかな…という思いが残ってます。しかも実質1日で書いているので、なんか荒れてます。  それでも面白いと言ってくださった方がいらしたので、私的には留飲を下げている感じです。ありがたいかぎりです。  これ読んだ人に「ケンリュウの『紙の動物園』が作りたかったんです」と言っても信じてもらえませんよね…。ノリと構成はあれなんです。いつかこう「昔の軋轢」と「いまにして思う後悔」を中心にまた書けたらと思います。  ちなみにはキャラはこちらから。  https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19424879  さなコンは、応募者の距離がすごく近くて、各種コンテストの中ではいちばん好きです。今年も作者さん同士で盛り上がれたらと思います。  とまあ、ぼんやりとしていたら、カクヨム公式自主企画「百合小説」( https://kakuyomu.jp/info/entry/yuri_annoucement )の発表ですよ…。 缶乃先生や百合カフェアンカーさんまで関わり、なんかすごく距離感が近いコンテンストなんです。もう全力でやっちゃいます。Twitter見ている人ならわかるように、百合ネタが糸引くぐらい溜まっているんです。いい機会なので全力解放しちゃいます。とりあえず4本は確実に新作を出したいと思っています。もう1本、『近畿地方のある場所について』的なのを百合でやりたいんですが…、字数的に無理かな…。うう。昔気になっていた同級生がカクヨムで書いていたらしくて探してます…的な仕掛けで。  そのうち百合カフェアンカーさんで、またのんびり執筆していたいですね…(ひたひたと迫りくる本業の足音)。  長くなっちゃってすみません。  それでは皆様、良い読書ライフをー!
    • 54件のいいね
  • 2023年4月13日

    もふりとした賢いヒロインコンテスト向け新作を掲載しました

    もふもふ専門死霊使いは、虹の橋を渡らせない! -可愛がっていたあの子に会わせるから、私のそばにいてください- https://kakuyomu.jp/works/16817330655751678139  賢いヒロインコンテスト向け作品第一弾、掲載しました。  どんどんどん、ぱふぱふー!🎉  さて……。  我が家は深大寺そばの動物霊園に母親の代からの歴代ワンコのお墓があります。私自身、赤ん坊のころから犬に囲まれた生活をしていまして(なにせおむつ濡れたと知らせるワンコがいた)、こちらに子供のころの相棒だった子によく会いに行っています。  ここは建物の中に棚状のお墓(本棚みたいな感じ)が一面に並んでいて、圧倒されます。見るたびにこんなに愛されていた子がいるんだなと思います。  一方で、いまは見られなくなったのですが、そのお墓の端に無縁となった子の合同墓があります。お賽銭箱ぐらいの大きさの箱に、無数の小さな骨がぎっしりと収められていて、それがガラス越しに見えました。それが衝撃で……。この差はなんなんだろうとか、このたくさんの子も愛情を受けていたのに……とか、心の淀みのひとつになりました。  母は看護師で、産科婦人科だったり外科手術のつきそいだったり、命の最前線にいた人でした。亡くなる人の、そして新しい命の、無念さと憤り、幸せでいられる人は本当に一握りであることをずっと聞いていました。  高校生がお手洗いで産んだ子が亡くなったり、先天性梅毒で真っ黒に生まれた子が母親に拒絶されたり、お腹開けたら血の海でもう助からないと悟ってもやれることはしようと勇気を振り絞ったり……。死産、流産、堕胎、それでも望まれて生まれる命。せっかく生まれても虐待で亡くなる命……。  ずっとどこかで命の話を書きたくて、なかなか機会がなく、今回の『もふもふ専門死霊使い』で、ようやく陽の目が出た次第です。人をずっと見つめ続けている動物達の生と死から、人と生き物の命について、何か伝えられたらいいなと思っています。  作る際にはいろいろ紆余曲折していて(主人公を明るくさせるかどうかとか、名前をロシア語統一させたりとか……本当にたくさん)、本業が睡眠1時間状態になって何もできなくなったり、とても難産でしたが、このような形で出させていただきました。  『名探偵悪役令嬢』とはシェアードワールド化していて、だいたい50年ぐらい前の話にしています。そのうち若い国王様も出てきますw  賢いヒロインコンテスト、きっと『薬屋のひとりごと』、『魔術師ダリヤはうつむかない』あたりがベンチマークなんだろうな……と思いつつ、そうならこれぐらいなら許されるかな……ぐらいにまとめてみました。もう少し謎解きは入れたくて……。  いつものごとく執筆BGMを定めていますが、今回はパスピエです。「微熱」という曲が本作のテーマ曲です。歌詞もほぼ本作を言い表しています。ノーチというロシア語で夜という名前をワンコの名前と決めたとき、本当にたまたま夜という言葉が印象的な歌詞の曲に会い……。運命ですね、これ。  パスピエ自体知ったのも偶然で、日比谷野音ライブをしているときに、何気なく日比谷公園に散歩しに来てた私が漏れ伝わる曲を聴いて、なんだこれ、すごいな……と一時間ぐらいくぎ付けになったのが最初でした。パスピエはトリッキーな明るい曲が多いと思われがちですが、「4x4」、「グッド・バイ」、「ポオトレイト」とかメロウな曲でも光るものが多いのでお勧めです。  20日にはなんとか3話まで入れたく思っています。敵役なお父さん出ます(イメージcv若本御大)。ノーチさんの正体を出したくて……。土日でなんとか(いつもそれ)。  お楽しみいただければ幸いです。  そして。これも20日に間に合えば『名探偵悪役令嬢学園編』も賢いヒロインコンテストに応募したく。どのようにして婚約破棄の事件を解決しようと暗躍していたのか、謎の転校生との関係は……、ジョシュアが心を傾けたきっかけは……みたいな、感じで用意してます。最悪GWに書きます。はい。  人生初めてギフトをいただきました。ありがとうございます!  コメントなかなか返せずすみません! もうちょっとしたら対応します。五体投地で大感謝しています!  それではよい読書ライフを!
    • 48件のいいね
  • 2023年3月16日

    カクヨムコン8に3作品通過しました!

    第8回カクヨムWeb小説コンテスト / カクヨムWeb小説短編賞2022 中間選考結果を発表しました - カクヨムからのお知らせ https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_nominated  ご支援、ご応援いただきありがとうございます。  下記3作品が通過しました。  名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす―  https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  ねえ、聴いて。  https://kakuyomu.jp/works/16817330648917369790  寝ているうちにそこへ着いてたってこと、あるでしょ?  https://kakuyomu.jp/works/16817330648749025765  皆様のおかげです。五体投地で大感謝します!  コメント等返信遅れてすみません…。もう少ししたら!  今日はとりいそぎお礼まで!
    • 128件のいいね
    • 35件のコメント
  • 2023年3月12日

    なんとなくおっぱいな話をふたつ書いてみました

     ランキングで上位の作品におっぱい話があって、なんか悔しくておっぱい話を考えていたんですけど、こんなのになってしまい……。  なんか、すみません。以下少しだけご紹介。 おっぱいが好きなのは悪いことですか? https://kakuyomu.jp/works/16817330654309675143  冬寂さんの真骨頂、男の娘ものです。なんか久しぶりにこういう話が書けて、嬉しかったです。ネタ的には以前「胸の夢」という短編として出していたものになります。  内容については、いろいろな方とお話ししたことと、一部の体験を混ぜたものになります。こちらで扱った性同一性障害のうち、MtFと呼ばれる方々には、いろいろなタイプがいます。身体違和までくる人は、実はそう多くないのですが、その心情は絶望的です。とくに第二次性徴が地獄で……。いつもより年齢下げて中学としたのも、そのあたりの描写がしたかったためでした。  当事者自身もたいへんなのですが、周囲の人から受ける扱いも本当にたいへんで……。代表的にキザキとチサトさんという違う扱いをしている人を、おっぱいというわかりやすいものを中心に添えて描いてみました。  でも、たぶん需要と違いますね……。 うち、おっぱいが揉みとーございます! https://kakuyomu.jp/works/16817330654350370715  男の娘は「自身と外との関係」で描くとしたら、百合は「コミュニティの話」にしたく思う冬寂です。たまたま『Spotted Flower』を最近読んでて、また同人女話を書きたくなってしまい、なんかこんなふうにしてみました。ここまで爛れてませんけど、まあ……。というか、そういうところが身近だった私が悪いのか……。  『おっぱいが好きなのは悪いことですか?』では、おっぱいは主人公の憧れ的に書きましたが、百合だと両方ともあるものだし……みたいなところで、これもよく聞いた話として「抱くとき、抱かれるときの、同じことの安心感」を話の中心にしてみました。まあ勝手がだいたいわかりますからね……。  なんとなく百合の恋愛って「同じ温度感に浸っているふたりから始まる」感覚があって、それは同人サークル的なコミュニティだったり、同じ才能だったり、同じものを喜んだり……みたいなところから生まれるかな……みたいな。それはいびつになるときもありますし、そこから抜け出すというところもあったりします。  この話だと異性との結婚に焦った人がやらかしてますが、実は同じようなことが身近にあり。さすがに成田離婚ではなかったですけど、5年ぐらいしてから「あれ! 違うわ!」となったようで別れてまして。そちらからいただいたセリフ(?)も少し形を変えていれています。  コメディぽく書いてたのですけど、なんかこうそういうのって茶化して書けなくて……。なんかごめんなさい。でも、久しぶりにそういうシーンを書けて、これはこれでちょっと嬉しいです。だいぶ抑えましたけれども。  でも、これも需要と違いますね……。  いろいろなことの息抜きがてら作ってみました。なんかすみません。  Twitterで「おっぱいとはなんぞや」みたいな話にからんでいただいた方にたいへん感謝します。反応がなければこちらは書きませんでした。  おっぱい話はこれにて打ち止めです。アンケートで「ぎこちない同棲百合」という、またちょっと違うものを読みたいという方も多くいらっしゃって、そちらを書く準備をしています。また、賢いヒロインコンテストも始まりましたので、名探偵悪役令嬢の学園編も書きたく思っています。  今後もぜひよろしくお願いいたします。  それではよい読書ライフを!
    • 36件のいいね
    • 4件のコメント
  • 2023年2月28日

    『名探偵悪役令嬢』の表紙絵!

     『名探偵悪役令嬢』は百合文芸5に参戦してみました。  https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19396175  というわけで表紙絵!  表紙絵ですよ!  最高過ぎませんか? ちょっと!  凛愛様(@necocafe_lili) に描いていただきました!  ファルラの肩出しは良きです。  ユーリスの八重歯とおでこも良きです。  かわいいーのです。  五体投地で大感謝です!  凛愛様とは、これがまたわらしべ長者みたいなご縁で……。  ・戦友へケーキ接待する  ・なんとなくカクヨムでの活動を話す。ぽつりと表紙絵が欲しいと言う  ・戦友から知り合いのデザイナーさんを紹介してもらう  ・ありがたや……と、そのままお願いする  という流れがありまして。鼻血出っぱなしで大感謝です。  『名探偵悪役令嬢』は、「賢いヒロイン」コンテスト向けに学園編を準備しています。本編ではあったことしか語られなかった青い犬事件がついに……みたいな感じで、自作で二次創作しているような気分です(笑)。3月中にはなんとかとは思っています。よろしくお願いいたします。  それではよい読書ライフを!
    • 59件のいいね
    • 6件のコメント
  • 2023年2月28日

    『今日の天気はダイヤモンド』、☆や♡のお礼

    『今日の天気はダイヤモンド』 https://kakuyomu.jp/works/16817330653755290311/episodes/16817330653755964598  クロノヒョウ様のこちらの企画向けに書いてみた作品になります。 https://kakuyomu.jp/users/kurono-hyo/news/16817330653712934614  よいお題をありがとうございました。  また参加者の方々の作品もいろいろな捉え方があり、勉強させていただきました。  こちらの拙作は思っていたより反響があって、たいへん嬉しいです。五体投地で大感謝です! コメントも本当にありがたいです。  ちょっと執筆のリハビリがてら書いてみたのです。ノートPCつける気になれず、スマホで全部買いて載っけたというていたらく……。なんか本当にすみません。なんか最近体がだるくてやる気が霧散しがちです。  ダイヤモンドが空から降るというと、いにしえのおたくなので『パタリロ! スターダスト計画』をすぐに思い出したものの、これは書けないなあと思い、前から興味があった遺骨のダイヤモンド化とからめてみました。  それでは良い読書ライフを!
    • 38件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2023年2月19日

    『時速285kmの告白』の応援のお礼といろいろと……

     なんとなく読み切り短編を書きました……。  ネタの趣旨的に『カクヨム文芸部公式自主企画 テーマ「沼らせ男/沼らせ女」』に参加してみました。 時速285kmの告白/冬寂ましろ - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330653340265580/episodes/16817330653340332349  ありがとうございます!  レビューや☆や♡、ありがとうございます! めちゃくちゃうれしいです。  五体投地で大感謝です!  さて……。白状しますと、私と旦那の話でもありまして……。どこからどこまでが本当か嘘か……とかは興ざめなので伏せますけれど……。ちょっと前に旦那の子供達が成人年齢となり、養育費も払え終えまして、なんとなく記念に私の人生の一大事を作品にしてみたかった……、という感じです。なんかほんとうにすみません……。  いただいたコメントで保紫様にいただきました「腹を括った人間は強い」は、本当にそのとおりで、なんかすっと考えが切り替わったのですよね。いまでも不思議に思います。  @oz3000様にいただいたように、史緒は嫌がってるのに、なんかこう抑えきれなくなるんですよね……。このあたりが私が思う「沼」っぽさかなと思っています。私も普通に生きたかったんですけどね……(遠い目)。  蒼桐さんにいただいたふたりが同質というのは、確かにな……とは思います。同じ職場に旦那といたとき、同僚から同じようなことを言われまして。元々そうだったのか、ずっと一緒に暮らしているからそうなったのか、ちょっとわからないのですが……。いろいろ趣味嗜好は違うのですが、ふたりの根底にあるものが変わらないのかもしれません。  いただいたコメントで多かったお二人ともお幸せにというのは、確かに承りました(笑)。でも、たぶんずっと思うのです。なんでこの人がここにいるんだろうって……。  さて。  「沼らせ男/沼らせ女」に参加している作品の中では二番目に☆が多いようです。改めてお礼を述べます。本当にありがとうございます。皆様のおかげです。  こんな感じで百合とか男の娘の短編をしばらく書いていきたいなと思っています。そこからまた長編につながるものが作れたらいいなと……。『女装めしっ!』もコメントいただけたりしているので、最後まで書いておきたく……。  『名探偵悪役令嬢』はネタが広げやすく、これはこれで続けられたらと思っています。『賢いヒロインコンテスト』向けには舞台を学園在籍時代にして書いてみようかなと……。もう少し初々しくいちゃらぶするファルラ達を書けたらと考えています。もちろん推理も。もう少しちゃんとミステリ風味にします。  ちなみにファルラさん、先生にあれこれ贈ったり言いくるめることで、授業をさぼっているぐーたらな学生さんです。寝そべっているところを、ユーリスに尻を叩かれるのは昔から変わらないようで……。  これからも良いものを書いてまいります。  よろしくお願いいたします。  それではよい読書ライフを!
    • 41件のいいね
    • 3件のコメント
  • 2023年2月15日

    ☆と♡に感謝を。そしてみんな創作の何に困っているのだろうか、というお話し

     『名探偵悪役令嬢』を始めとする拙作に☆や♡による応援、本当にありがとうございます。通知が届くたびに五体投地して大感謝しています。わりと好き勝手書いているものばかりなので、申し訳ないやら嬉しいやらの感情があふれてしまいます。  誤字の指摘もたいへんありがたいです。いつもいつもすみません。粗忽な者なので、指摘いただけるだけでもうれしいです。  改めてお礼申しあげます。あなたに月の導きがあらんことを(名探偵悪役令嬢での幸せの祈り方)。  さて。  フォロワーの方には作家様も多いかと思います。拙作『わりとどうでもいい創作論』をそろそろ何か書けるかなというところで、リサーチしているのですが、皆様は「小説書くときにどんなところで困っている」のでしょうか?  プロットの書き方とかは私での一例として紹介できるのですが、「クロールを知りたいのに平泳ぎを教えられた」的なアンマッチが気になりまして……。誰でも共通するベストな方法なんてないですし。個別に求められたら出しますけれども。こないだもTwitterで脊髄反射的に2つの方法を出した(シーン中心の方法、ストーリーラインを定めていく方法)のですが、ちょっと違っていたぽくて。  そして「タイトルのつけ方」というお題をもらっているのですけど、なかなか思いつかないんですよね……。タイトルつけるのってどんなところで苦しみますでしょうか? 韻を踏んだり揃えたりとか、ちゃんと本文内容と齟齬が無いようにとかは、わりと基本ですし、調べると出てくるので……。商業作家の場合、タイトルは編集者側で決めてるのもありますし(私のはそうだった)、なかなかこう当事者がつけるというのもむずかしいかなとは思っています。あれはまた別の才能なので……。  青桐さんと「タイトルの使い方」を教えてあげたら、という話をしていたりはします。たとえばカクヨムだと都合3つタイトル的な文を入れられます(タイトル+サブタイトル、上部のキャッチコピー)。そうしたものを効果的に使う方法はいくつかあり……、というのはあるんですけど、どうなんでしょうか。あんまり的を得ていない気もしていて……。  というわけで、作家様のほうで執筆について何か困っていることがありましたらお聞かせください。解決はしないかもしれませんが、酒のつまみになるぐらいの話はお伝えしたく思っています。  ちなみに冬寂の場合は、「時間のなさ」と「やる気のなさ」と「健康」に困ってます。これでも、だいぶ時短執筆していますけれどね……。ぎゃふん。  それでは皆様、よい読書ライフを!
    • 81件のいいね
    • 7件のコメント
  • 2023年2月14日

    「賢いヒロイン」中編コンテストは名探偵悪役令嬢って…コト?

    【3/10~4/20募集】「賢いヒロイン」中編コンテスト開催決定! https://kakuyomu.jp/info/entry/kadokawabooks_cleverheroine  これって……。『名探偵悪役令嬢』のことですよね……。よね……。  本格ミステリではないから……ないから……。  というわけで、ほかのコンテスト向けの新作対応とかを投げて、こちら向けに名探偵悪役令嬢の外伝のほうを書いてみます。いまのところ本編で書けなかった3つの事件、共通する新規ゲストキャラ、柱は居場所の話、イチャラブ度120%増の予定です。  コンテスト期間中は毎日更新でやってみますー。一日2000字なら30日間掲載で6万字ですね(たぶん考えなしだと超える)。  たぶんネタ的には『薬屋のひとりごと』とかああいう系なんだろうなと……。あと悪役令嬢系は、最近自分の知恵と行動で何とかする系が多くなってきていて、女性向けもそうしたのが増えてきた感じに思えます。少しそんなあたりでまとめてみます。  最近の冬寂さんは本業は5月ぐらいまでびっちりとしていて、さて……という感じです。まあ書くことは書くのですが……。  それでは良い読書ライフを!
    • 47件のいいね
  • 2023年2月7日

    さようならカクヨムコン。いま万感の思いを込めてさようなら…

     皆様、カクヨムコンたいへんお疲れ様でした。  2/7 23:59で読者選考も終わります。いま私の頭の中ではホタルの光が流れています。もしくは銀河鉄道999の最後のナレーションです。あとは3月の選考で一喜一憂させていただければと思います。  今回は下記を応募させていただきました。  ■長編  名探偵悪役令嬢  ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす―  https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  ■短編  #私が悪役だったらありそうな設定をフォロワーさんが引用リツイートでイメージ3個言ってくれる、っていうのを小さな小説にしてみた!  https://kakuyomu.jp/works/16817330649497698271  保健室の幽霊  https://kakuyomu.jp/works/16816927863266767419  寝ているうちにそこへ着いてたってこと、あるでしょ?  https://kakuyomu.jp/works/16817330648749025765  実る。熟す。繰り返し、巡り合う。  https://kakuyomu.jp/works/16817330648749898446  ねえ、聴いて。  https://kakuyomu.jp/works/16817330648917369790  『名探偵悪役令嬢』は私の中では大当たりになりまして、皆様に支えていただいて書き続けられました。改めてお礼を申し上げます。また、途中から校正していただきました蒼桐様に何度でも感謝します。よい仲間を得られて幸せでした。もちろん読者の方もです。  短編の中では『ねえ、聴いて。』がいちばん成績が良く、意外でした。これは本当に実験作で、書いたものの「これ、どこに出すんだ?」と悩んでいたものでした。文芸バトルに出したものの箸にも棒にもかからず、あーやっぱりなーと思いながらもったいない精神でカクヨムに掲載したら好評をいただきました。ありがたいかぎりです。皆様に五体投地で感謝します。    読者選考通ればいいな……と思いつつ、なかなか難しいだろうとも思っています。『名探偵悪役令嬢』、『ねえ、聴いて。』はジャンル別週間ランキングで50~70位程度にいますが、さてはて……。  私自身はいろいろあきらめていて、『名探偵悪役令嬢』はもう少し改稿して表紙絵付けて百合文芸へ、何にも引っかからなかったら夏コミ向けに同人誌にでもしようかと考えています。でも50万字あるんですよね……。上下分冊にするしかないですよね……(泣)。  百合文芸向けの表紙絵、何人か描いていただいたほかに、いま友達の友達にも描いていただいていまして……。その友達とケーキ食べてる最中にぼそっと言ってみたのですが、良い人を紹介いただけました。もうラフは来ているのですが、めちゃんこかわいいです。ちゃんとお目見えできるようにがんばりたい所存です。  『ねえ、聴いて。』も返句的な『うん、聴いてるよ』というの書き加えてこれも百合文芸へ…とは考えていますが、本当に時間が取れなくて苦しんでいます。ぎぶみー時と精神の部屋。  ほかにもノベルピアからDMもらいまして、まあいい機会だからなんか書くかという気もしていたり。でもこちらは2月末までなんですよね……。うーむむ。  こうやって悩めるだけありがたいかぎりです。  皆様、本当にありがとうございます。幸せなひとときでした。  それではよい作者ライフを~
    • 100件のいいね
    • 4件のコメント
  • 2023年1月31日

    カクヨムコンお疲れ様でした

     というわけでお疲れ様でした……。  なんかこう、めちゃくちゃ走っていた感じがします。  読者選考がまだ続き、どうなるのかわかりませんが、これからもよろしくお願いいたします。  ランキング見ているとちょいエロが強いのかな…とぼんやり思っています。どうなんでしょうね……。ランキング定まったらまたいろいろ考えて見たく。  『名探偵悪役令嬢』はとりあえず表紙を用意しています。めちゃくちゃかわいいので、いつか機会がありましたら。ラフ見てから鼻血吹いて死にそうです。たぶん百合文芸かノベルピアに出しておこうかなと。  あと反応見ながら外伝も作りたくて。  ノベルピアからDMが来たので、こちらにもなんか出そうと考えているのですが、ガチ百合は数作しかないっぽく、ウケているのはやはりファンタジー世界で現実世界の問題を語るものなのかなあとうっすら思っています。もうひとつファンタジー世界×ミステリ×百合ネタはあるので、それで参戦することを考えています。考えるだけ……。でも4万字は2月中に書けそうな気がするし……。うう。  俺たちの戦いはまだまだ続くぜ!  それではよい読書ライフをー!
    • 86件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2023年1月29日

    『名探偵悪役令嬢』完結しました。

    名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  どんどんどん、ぱふぱふー!🎉  ご愛読いただきありがとうございました!  蒼桐さんに大感謝です。校正以上の校正をしていただき、たいへん嬉しかったです。振り返るとあれはライザップの物書き版だった気がします。ありがとうございました。  レビューいただきました皆様にも大感謝です。応援いただいた方にも大感謝です。ありがとうございました。  2月は名探偵悪役令嬢を少し直して百合文芸に持って行きつつ、たまりにたまったネタを元に百合系の短編をたくさん書きたいかなと思ってます。  ぜひ、よろしくお願いします。  ひとまず寝ます。それから旦那の機嫌を取ります。あとでお祝いにケーキ食べます。
    • 43件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2023年1月27日

    『名探偵悪役令嬢』13話-⑧~終、14話-①~③のあれやこれや

     にゃおす!(進捗ダメですの意)。  なんかこう『名探偵悪役令嬢』は各話更新のたびにおつまみ的な近況ノート書こうとしてましたが、ぜんぜんダメですね……。本編すらもうギリギリで、それ書くだけで寝落ちしていました。  名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす―  https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  神罰砲は『宇宙英雄物語』に出てきます。あちらはご神体を打ち込んでいるようですが、それで神罰を下して戦艦を打ち落とす流れがとても好きで。人造神様ネタを作ったときに、このオチはセットで用意していました。  勇者の剣をたくさん降らせるのも当初からのネタでした。神様いるんだからコピーし放題ですね。そのうち対抗してコピー魔王も作られるかもしれません。  列車砲は、人造神様を撃ち込むには結構大きな口径の砲が必要で、まあこの世界観だと良いかなと思い、列車砲にしました。いろいろな無茶は魔法で解決です(汗)。蒼桐さん指摘ありがとうございました。  世界観のオチとしてはSFになってしまいました……。なんか拙作には何にでも理屈を付けたくなっちゃうんですよね……。  ネタとしては『宇宙英雄物語』ぽいかなあと思いつつ『猿の惑星』にしました。安易なパラレルワールド反対同盟なので……。  最初からこうしようとは思っていなくて、なんかこう13話書き始めたぐらいに固まった感じです。ただ、そのオチを話すのは、デュダリオンしかできなくて。魔王でも大公でもないし、ギュネスは小物感あるし、かといって人類側だと王様殺しちゃったしなあ…という感じでした。唐突感はちょっとSAOの萱場ぽくてごめんなさい。  だんだんと魔族とはなんぞや、みたいなのが出ていますが、魔族側は無意識に『サイティーン』の同盟ぽくなりました。圧倒的な科学力で兵員を生産して、一部の人間が全権掌握しているイメージです。高位魔族はここではアリでありジャスティンですね。そういえばアルザシェーラのふるまいはちょっとアリっぽいですかね……。これも意図していなくて、なんかこうなった……という感じです。  いわゆるファンタジーに出てくるゴブリンとか、いったいどんな進化系統で生まれたのか、私はたいへん気になるのですが、こんな感じで記憶から作っていけば、まあ……とは思います。たぶん、ここの神は生体3Dプリンターでも持っているのでしょう。  本日1月28日更新で本編は最終話となります。明日1月29日の公開はエピローグをになります。あとがきも追加できましたら。これでおしまいです。  最終話読んだあとに、新居昭乃の『懐かしい海』を聞くと涙どばどば出るのでお勧めです。いま作者がそれで泣いているので、エビデンスはあります。  以降は外伝的に本編に加えられかったエピソードをたまに出せたらと思います。ネタは「ディオゲネスネタ」「古畑の桃井かおり回を闘技場でやる」「狙撃要員として使われる異邦の民族ネタ」「魔王様視点」とかとか、いろいろありますのでそのうちに……。  そもそも『名探偵悪役令嬢』は、いろいろな拙作別作品の寄せ集め的なところがありまして。世界設定は甘勇、逃げ出し勇者はヨハンナさんの若い頃で異世界深夜特急とか。剣ばらまくのもそうでした。スピンアウトには事欠きません。  2月以降は短編をたくさん作りたいです。あいかわらず百合ですけれど。  それでは良い読書ライフを~
    • 18件のいいね
  • 2023年1月16日

    『名探偵悪役令嬢』13話-⑥、⑦のあれやこれや

     なんかこうドタバタしていて、またしても合同に……。今回もお話しが続いていますので、まあ……。 13話-⑥ 悪役令嬢は王子を争ったライバルと手を結ぶ https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651952715654 13話-⑦ 悪役令嬢は助手に頬を叩かれる https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651952980421  自死については、いろいろ思うところがある私ですけど(私の周りは普通の人より遭遇率が高いはず)、アーシェリは「自分の死を間近にして愛している人のために死ぬ」、ファルラは「愛する人がいないからっぽの世界を想像したら、絶望して先に死ぬ」というふたつの考えがあります。いずれも私がリアルで遭遇し、どうにもならなくて茫然とした事例を当てはめています。  そして、こういう人たちを果たして本当に「止められる」のか、というのが、ちょっと裏テーマでありました。悪いことをしようとしている人を止める。死のうとしている人を止める。それを止めることができなかったら、私達はどう思えばいいのか。そんな人を許せるのか。  意外とそんな重いテーマを入れていますw  悪役令嬢とライバルとなる町娘が結託したら面白いだろうな、というのは最初から考えていた内容になります。三角関係でひとりを取り合うはずが、相手を尊敬して友達になる、ということが私には人生2回ありまして、きっとこの世界でもそうなればと思って、こんな感じにしてみました。  私も王冠を指先でくるくるして、ぽいっと投げてみたいですね(笑)。  皆様に月の導きがあらんことを!  それではよい読書ライフをー!
    • 23件のいいね
  • 2023年1月14日

    『名探偵悪役令嬢』13話-⑤のあれやこれや

    13話-⑤ 悪役令嬢は聖女で悪役になると言う 名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651900550117  ふがいない王家に代わり、ファルラがついに救国に乗り出します。……のように見せかけて、実は死が近づいているユーリスと添い遂げることを本人は考えているとは思いますが……。  作戦名となった、ダルクさんとこのジャンヌさん。いろいろな作品が出て、キャラもたくさんありますが、私はやっぱりリュックベッソン監督の『ジャンヌダルク』の印象が強くて……。オルレアン解放の冒険劇、そして戴冠式で華やかに祝福される王を見守り、自分もやり遂げて嬉しいという場面から、一転して泥だらけの戦場で苦戦しているところに画面が転換します。そこからジャンヌダルクは真っ逆さまに転落していきます。最後にダスティン・ホフマンが演じた自分の心の中の存在との掛け合いは、何とも心をかきむしられます。  作中もそれを暗示しています。ファルラが転生前にこの映画を見たかもしれません。彼女が作戦名に何を考えてそれを付けたのか、少しずつあらわにしていきます。  大叔母様ですが、元々男の僧侶の予定でした。『帝都物語』で大谷光瑞が出てくるのですが、これがすごく印象的でして……。男も女も、敵も味方も、その抱擁を受けてしまうと、身も心も溶けてしまうというような。法悦とでも言うのでしょうか。不思議な包容力がある人ととして描かれています。  あともうひとつ、リアルなモデルとして、うちの法事に来てくれたお坊さんがいます。「すごくいいおっさん」、「がはは」という感じな豪快な方で、今でも我が家では面白い人だったなと話題に上ります。宗教的な戒律、しなくてはいけないというところよりも、人としてこうしたほうが自分も相手も喜ぶ、という人の本質を説法していただけました。  そんな感じでプロット上では、無茶言うファルラを抱きしめて見守る役にしようとしてたのですが、話の都合上、急遽ファルラの父親に厳しく接していた大叔母様を宗教の元締めとすることになり……。結果的に同性を好きになった者同士で、意味づけは強くなったと思います。  話はどんどん最後に向かって転がっていきます。  これからも、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、よい読書ライフをー!
    • 20件のいいね
  • 2023年1月13日

    『名探偵悪役令嬢』13話-③、④について、あれやこれや

     リアタイのはずが一日遅れました…。というわけで2話ぶん合体しながらのお話しです。 名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― 13話-③ 悪役令嬢は王の候補たちに聞き込みを始める https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651824319310 13話-④ 悪役令嬢は推理し国を救う提案をする https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651865233419  CentralDogma様からコメントいただいたように、王家はもう無理、破滅しよ……みたいな状態です。もとより王家の怪しい成り立ちから、1000年嘘をつき続けて、ついに維持する仕組みも人も失ったところになります。  このアシュワード王家、作中のユスフ家については、ロシアのロマノフ王朝を参考にしています。あちらはラスプーチンという怪しい人間を王家が囲い、無策に怒った民衆や兵士が反乱を起こしてしまうぐらい、アレな状態でした。決してロマノフ家は無能ではないんですけど、日露戦争の敗北やら近代化やらで、時代についていけなかった人たちでしたね……。  作中のイリーナ・ユスフのモデル、このロマノフ王家のそばにいたフェリックス・ユスポフ公はかなり異彩を放っている人物でした。洒脱で美男子で女装癖がある、なんとも変な人。それでもラスプーチンの暗殺を行い、成功させます。それでも王家を救うことができず、亡命することに。この人の目に崩れていく王朝はどう映っていたのか、聞いてみたいところです。  さて、三人の王子たち。実はみんなリアルなモデルがいます。  ジョシュア殿下は、責任感は強く仕事もちゃんと引き受けるのですが、いかんせん人の対応に心がなく、部下たちが離反していくような人でした。私はそこにリーダーとして入り、その人を立てつつ、君はこの部分の責任者をやってね、と責任分担を計ってしました。  セイリス殿下は、私かなと。私はよくやさしいと言われますけれど、実際のところは人とぶつかるのが嫌なだけです。だから言われたことをどんどん引き受けることになるのですが、引き受けすぎてぐるぐるして倒れるなんてありました。  ミルシェ殿下は、とてもハキハキして仕事もできるハンサムさんですが、裏ではものすごい悪態をつくような人で、私は最後まで、その人の内面に触れることができませんでした。触れようとすると、にこにこ笑ってはぐらかされます。  いずれも人と相対するのが不得意なのだと思います。だから親である陛下は、自分と敵対し、それを乗り越えられるようになって欲しかった、そんな想いがあったのだと思います。  悪役を引き受ける悪役令嬢は、短編を長編化するときのラストとして最初から考えていたものになります。ようやく出せてちょっとうれしいです。もう半年以上抱えていたもので……。私が書くもの、そんなんばっかりです。  明日はもうちょっと早くに何とか。  では、良い読書ライフをー
    • 23件のいいね
  • 2023年1月11日

    『名探偵悪役令嬢』13話-② 悪役令嬢は踊る会議に招かれるにつきまして

     だいぶ時間が過ぎちゃいましたけれど、小ネタを…… 名探偵悪役令嬢 13話-② 悪役令嬢は踊る会議に招かれる ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651790802696  メイドなのですが、その様子を知りたければ、だいたい『エマ』を読めば良いのでは……とは私は思っています。あれはほぼ全部入りです。レディースメイドというのは、いわゆる侍女のことで、使えている女主人にいろいろ世話を焼いている人になります。描写を省きましたけれど、ユーリスのような市井のメイドと違い、王室付けなので相当良い生地の服を使っているはずです。洗濯も毎日している贅沢者のはずです。ファンタジーなので『宝石商のメイド』のように胸元に宝石がたくさんあっても良いですね……。  「紺碧の宮」のモデルは、サンクトペテルブルクのエカテリーナ宮殿です。実物の中身は「まあ金持ち」としか言いようがないのですが、さらに超お金持ちな琥珀の間というのがありまして。これが大ホールになっていたら……みたいなイメージでいます。人生に一度はエルミタージュやサンクトペテルブルクのさまざまある宮殿へ行ってみたいのですが……。早く戦争、終わりませんかね……。  当初は王宮で夕暮れの中で会議が開かれている(=斜陽の王家)というイメージでプロットを用意してたのですが、第1話との比較が欲しいかなと思い、こちらのほうで開催となりました。どうしてここになったか、彼らにもちょっと言い分があり、それは次話で明かされます。  円卓での会議というのは、中世から続く象徴的なものです。上座下座がなく、敵味方の立場がはっきりとわからないようにするために用意されます。妃や宰相すらそのテーブルについているところから、彼らの会議が難航しているのがわかるかと思います。ようはみんなで足の引っ張り合いですね……。ファルラが嫌そうにしているのもわかります。  そしてアーシェリ。校正をしていただいている青桐さんと話しているなかで、「ジョシュア殿下のアレぶりを叩き直してくれるのは、豪胆な逃げ出し勇者に育ててもらったアーシェリではないのか」という話になり、妃として成長させることにしました。プロット上でも彼女がキーになるところもあり、これがいいかなあと思った次第です。  というわけで、プロットはあれどその通りに書かないいつもの冬寂さんです。ちゃんと1月末までに物語を終えられたら拍手喝采をいただければ(笑)。  それではまた明日。皆様よい読書ライフをー!
    • 25件のいいね
  • 2023年1月10日

    『名探偵悪役令嬢』王の終焉編完結と最後の事件編の始まりに向けて

    『名探偵悪役令嬢』 https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  王の終焉編、完結しました。  どんどんどん、ぱぷぱふー!  いろいろヌケてる気はするのですが、こういう感じのちょっと好きで、申し訳ないです。変なところで結託していたりしますよね、世の中。異世界ミステリーらしさというあたりで、犯人をあぶり出すのに火を使うのを水にしてみました。びしょ濡れにしてごめんなさい魔王様。  最後の事件編が今日から始まります。最終話です。もう終わりです。いよいよ運命の定まるところへ悪役令嬢とメイドが行ってしまいます。  ちょっと企画として、毎日公開時にリアタイぽく、少し感想的な物を近況ノートを残しておこうかなと思ってます。ごめんなさい、本当に。  というわけで、1回目になります。 13話-① 悪役令嬢は助手を抱えて寝てしまう https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330651725996119  Twitterで名探偵悪役令嬢の外伝を書くとしたら何がいいかアンケートを取ったらイチャラブ話が良いという結果が出まして。名探偵悪役令嬢に皆様が何を求めているのか、よくわかりますね……。それを受けて用意していたものをここに持ってきました。当初のプロットにはありませんです。  いきなりつらい話から入るのもな……、最初にイチャラブさせたら最後との落差が味わえるよなあ、とか思いつつ。外伝のイチャラブ話はもうちょっと別のを用意します。  ユーリスやファルラが最初の頃に戻った感じがして良き……と勝手に思っています。ベッドに引きずり込まれて寝かしつけられるのは、我が家では日常茶飯事。だいたい遅刻させられますね……。お互いに。  アーシェリに呼び出されるのは当初予定でしたけれど、通知役として、ちょっとメイドさんに出てもらいました。ユーリスとのメイド対決だと、気品さや言葉遣いでこちらのメイドさんに軍配があがるのですが、お茶を淹れることについては、ユーリスのほうがジョシュア殿下やアーシェリとの距離が近いので、好みを把握してるぶん勝ててる感じですね……。  それではまた明日ー!  皆様、良い読書ライフを!
    • 18件のいいね
    • 1件のコメント
  • 2023年1月1日

    くる年に向けて、その想いを

     あけましておめでとうございます。  「餅を食いすぎんなよ」と書かれた年賀状はいつまで経っても貰えない私です。  さて、『名探偵悪役令嬢』紅蓮の王都編が終わりました。 名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  長くてすみません……。探偵物のくせに戦闘物で申し訳ないです……。短編から長編化を考えた際に、これを話の中核に据えようと思い、すべての小道具やキャラクタはここにつながるように書いてました。ジャイアントロボの十傑集のように先生たちを活躍させて主人公を助けたかったですし、しつこい敵がしつこい最後を遂げさせたかったですし、偽物と蔑まされた勇者を覚醒させたかったですし、やったことがすべて無駄になり雨の中で泣かせたかった……、などなど、なんか全部詰め込んでしまいました。  作者としては読んでいただいた方が胸やけをされたり、読めねーよとお叱りを受ける気がして、気が気でなりません。ファンタジーでないと、こんだけ暴れるシーンは書けないので、なんかこうすみません。  残り2話です。次はちゃんと推理させます。最終話はまあ……賛否両論出そうですけど、紅蓮の王都編で使われなかった伏線は、みんなこちらにつなげる予定です。  校正等お手伝いいただいている蒼桐様には最後までのプロットを渡しましたが、もうプロット通りに書かない私がバレていますよね……。こちらも本当にすみません。ストックもすぐなくなるしで、ごめんなさい。あと、私はやっぱり編集なり他人がいないと、なんかこう良くならないなと痛感しています。それに睡眠。  カクヨムコンの最終日までは外伝的に短編を出しますです。とりあえず3つぐらいネタを用意しましたので、書けるうちは書いていきます……。  『名探偵悪役令嬢』は皆様に支えられて、続けさせていただいています。カクヨムコンのほか、百合文芸小説コンテストにも出すつもりですが、そちらで形にならなくても、同人誌か何かで手に取れるものにしたいなと思っています。こう応援していただいた方に、何かを残したく思っていまして……。  さて、今年です。  『銀河逃避行百合』というそのまんまなものを中編として用意しています。百合文芸小説コンテスト向けです。だいたい3月までには……。  ――2523年。変わらない日本の片田舎にいる「人との距離を測れない真面目女子高生」と「やりたいと思うことは絶対にやると決めたヤンキー女子高生」。真面目女子高生が「あんたに私の何がわかる!」と泣き叫ぶと、ヤンキー女子高生は「いいよ、家出。付き合ってあげる」と静かに言い返す。ふたりが家出して向かうのは、地球から8.6光年離れたシリウスだった……。  みたいな感じです。自分が書く話の登場人物には、家出ばっかりさせている私です。家出系作家と名乗るべきでしょうか。たぶん距離がテーマになります。ほかにTwitterで好評だった百合ネタを伸ばした短編を3月ぐらいまでにいくつか書き上げる予定です。  今年は短編をたくさん書いていきたいなと思っています。いつものごとく百合か男の娘がテーマになるとは思います。そしおもさんや女装めしも終わりまで持っていきたい……。チャレンジとして百合を中国語で書いてみたい……。思うだけでどうなるかはわかりませんが……。  本業では異動情報がニュースサイトに載るぐらいの偉い人になりまして、今よりもっと執筆時間が取れなくなる気はしています。それでもちょこちょこ書いていきたいなと願っています。私には息を吸うのと同じように、それが自然なことなので……。  私の作家としての姿勢は「人の中にある泥を描く。それを愛でていたい」「読者を一行で殺しに行く。全文にそれを込める」で、それは変わっていません。変わりようがないかなと思っています。  こんな私ですが、今年もぜひお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。  皆様、よき一年を!
    • 70件のいいね
    • 4件のコメント
  • 2022年12月31日

    ゆく年に向けて、皆様に感謝を

     2022年も暮れようとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか?  本年中は皆様に支えていただき、本当にありがとうございました。皆様が推していただけるおかげで、冬寂は生きていけます。五体投地で大感謝です。  今年は何といっても『名探偵悪役令嬢』でした。カクヨム金のたまごに取り上げていただき、通知が止まらないというのを初めて体験しました。また。これを契機に蒼桐様を始め、さまざまな方に支えていただき、私としては幸せなタイトルとなりました。ありがとうございます。完結まであと少しですので、お付き合いいただければ幸いです。 名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」(さなコン)で最終選考に残れたのも快挙でした。賞は取れませんでしたが、講評も好意的にいただき、また何より同じ作家同士、SFが好きな人同士で繋がれたのが、私にとってかけがえのない宝物になりました。  寝ているうちにそこへ着いてたってこと、あるでしょ? https://kakuyomu.jp/works/16817330648749025765  これからも良いものを書いてまいります。  本年は本当にありがとうございました。心より感謝します。  それではよいお年を!
    • 81件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2022年12月22日

    我想让中国人看一看翻译成中文的《名侦探反派女郎》

    我有机会与中国的百合花迷交流,这时我有了一个小小的想法。 我想把我的百合花作品,包括《名侦探反派女郎》,翻译成中文并插文。 在我的日常工作中,我对中国和台湾的人们心存感激。 我想做一些事情来报答他们的恩情。 这是一个非常自私的要求,但基本上我必须依靠机器翻译,我甚至不知道应该使用繁体字还是简体字,所以如果有人能告诉我什么是正常的,我将非常高兴。 百合是世界和平! 最好的问候。 中国で百合のファンと交流する機会があり、その時にちょっとしたアイデアが浮かびました。『名探偵悪女』をはじめとする私の百合作品を中国語に翻訳して掲載したいと思いました。 本業では、中国や台湾の人たちに感謝しています。何か恩返しがしたいのです。 とてもわがままなお願いなのですが、基本的に機械翻訳に頼らざるを得ず、繁体字か簡体字かも分からないので、どなたか「普通」を教えていただけるととてもうれしいです。 百合は世界平和! よろしくお願いいたします。
    • 36件のいいね
    • 2件のコメント
  • 2022年12月19日

    カクヨムコン8ブートキャンプ

    【10日間集中 創作&読書】カクヨムコン8ブートキャンプ/最大でアマギフ5,000円分プレゼント! https://kakuyomu.jp/info/entry/webcon8_bootcamp というのがありまして、早速……。 意気込み:  皆様に支えられて『名探偵悪役令嬢』は作られています。当初、短編だったものが「続きはまだ?」と読者に言われて長編化し、それから少しずつファンや常連の皆様がついて、カクヨム公式の方にもレビューされ、大きく育つことができました。  作者の私としても、反応を見ながら書いていけるのはたいへん面白く、また話を進めるたびにキャラが勝手に動き出しているところもあり、最後までプロットはあるにもかかわらず「なかなかそうはならないなあ……」と思いながら楽しく書いています。このカクヨムコン8の期間中に最終話を迎える予定です。どうか名探偵悪役令嬢ファルラと、メイド助手ユーリスの活躍を最後まで見守っていただければと思います。  このカクヨムコン8では、何かしら形にできたら、応援してくださる皆様に報いられたら、と願っています。きっとそうなれたら素敵だなと思っています。  これからも、ぜひよろしくお願いいたします。 名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  それでは良い読書ライフを!
    • 41件のいいね
  • 2022年12月16日

    『名探偵悪役令嬢』 教会のしもべ編完結。あと3話~

    名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  教会のしもべ編完結しましたー。やんややんやー  お読みいただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。五体投地で大感謝です。  冬寂は、宗教自体は人類に必要なのだろう、と思っています。たとえ神様を信じなくても、ネット上の人から受けたアドバイスを聞いたり、〇〇チューバ―の人を応援する姿は、形を変えた宗教です。  宗教ではだいたい「戒律」というもので人を縛ります。肉を食べない、禁欲せよ、みたいな良く聞くものです。これには「こんな苦しいことをしている私達はえらい」、「それに比べて他の奴らと来たら…」、「じゃそれを守ってる俺たちすごくね?」という「他者との差を得て自分たちの正当性を感じ、結束する」という側面があります。このフォーマットがわかっていると、実にいろいろな「宗教」がちまたにあふれているのがわかると思います。  よろしくないのは「宗教を利用すること」だと思っています。純粋な人の集まりに誰かの思惑が入ると、多くの人を動かすことができ、あげくに分裂し、非難しあい、それは大規模な争いに発展します。  この『名探偵悪役令嬢』では、月を崇拝する「月皇教会」という宗教を設定し、「魔族に人類が殺されている世界=子を成さない同性愛はタブー」というのを戒律にしました。登場人物がそれに対してさまざま思うところを各話に入れながら、この教会のしもべ編で蓋を空けた、という形にしてみました。  みんなくだらないとは思っていても、それに従わざるを得ない、もしくは何かで宗教を利用しています。教会の中にタブーの当事者がいてもどうにもならず、盲目的に信じている司祭を野放しにしています。  このどうにもならない感覚は、いまの現実それそのものだと思っています。  さて。  結婚式の続きです。  前回の近況ノートでお伝えした通り、ユーリスに言わしたセリフがこれです。  「誓いなんてまやかしなんです。この手を離さない。今の私達にはそれだけでじゅうぶんです」  誓っても将来はどうにもなりません。私がそうでした(笑)。とくにファルラたちはユーリスの死が目前にあります。だからこそ、いま、手を離さない。いまがいちばんたいせつ。そのためには将来や過去なんかどうでもいい。それがいま結婚や恋愛に対して思う私の考えです。  とまあ、お説教臭くてすみません。作者としては、純粋に作品を楽しんでもらえましたら幸いです。  『名探偵悪役令嬢』は、あと残り3話の予定です。だいたい10回ぐらいに分割しますので、残り30日ほど。怒涛の展開になっていきます。これまで出した登場人物、小物、ネタ、みんな出ます。どうかお楽しみに。待て、しかして希望せよ。  それでもって。カクヨムコン期間中は外伝的に毎日なんか話を足そうかなと思い、Twitterでアンケートを取ったところ「ファルラとユーリスがむっちゃちゅーちゅーするいちゃらぶ話」「魔王さんの目から見た各事件」の二つが出ました。日にちが空くようでしたら、そちらを書いて掲載します。  もしこんなお話しが読みたいとかありましたら、コメントにリクエストしてもらえましたら用意しますです。百合百合しましょう。  それではよい読書ライフを―
    • 25件のいいね
  • 2022年12月15日

    百合における結婚式に思いを込めるもの

     私が大好きな百合作品で『青い花』『ささめきこと』というマンガがあります。いずれも最後の方で、他人の結婚式を見つめるふたりというシーンがあります。決して自分たちはこんなふうにみんなから祝われることはない、そんな感じです。  一方で最近の百合作品は、やはり秘め事のように扱われるものの、女性同士の結婚式というのは、わりとすんなり出てきている感じがします。自分たちも祝われて良いとしているような。現実を反映させてパートナーシップ制度も出てきますし、だいぶ世相に合わせて百合作品も変わってきていると思っています。  書き手の私としては、前者のほうが書きやすいのですが、現実として後者であって欲しいと思っています。男×男だろうが女×女だろうが、結婚式では「普通のこと」としてみんなに祝われる、そうあるべきだと思います。  結婚式は幸せの象徴であって憧れです。どうかその権利がすべての人にあって欲しいと願っています。  で。  そんな私が、また百合婚を書いたのです。いや、めっちゃ苦労するんです。自分が嫌な話は書きたくないしで。  今回は舞台が異世界なもので魔族から圧迫があるということで、同性愛は宗教的にタブーとしました。1話からこの話につなげたくて、そうしています。だもんで、一般的にはみんなから祝われません。でも、百合ップルなこのふたりには幸せになって欲しいと、私が知ってる実例を少し入れさせていただきました。知人友人、わかっている親族だけに囲まれて、何より本人たちが幸せなら、それが一番かなと。それはこじんまりとしていても、みんなが嬉しくて幸せになる、それがいいと思うのです。  その対比として、王家側の男女カップルは、「大勢に祝われているけど、お互い普通には愛せない。問題山積みで自分たちではどうにもならず周囲に流されている」という形にしました。ふられた悪役令嬢は自分が幸せになれた一方、元カレな王子をどう見ているのか、そんなことを軸にしています。 名探偵悪役令嬢 第10話-⑨ 悪役令嬢はウェディングドレスを着る https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406/episodes/16817330650655289437  明日公開する話でユーリスがファルラへあることを言います。私の気持ちをユーリスに代弁させてしまって申し訳ないのですが、私が結婚というものについて、今思うことになります。よろしかったら明日もお付き合いください。  さて、こんな私ですが結婚式は一回経験しています(いまの旦那ではない)。スーパーだんどりウーマンな人がついてくれたのですが、もうやることが多くて。当日もドタバタしていて、これは若いうちにやっとくべきだな…と思いました(汗)。あと勢いは必須。でも、ごはんおいしかった。  異世界での結婚式で、ウェディングドレスに白はないだろう…と思う人です。でも、それ以外にわかりやすく伝える方法って、ないんですよね…。中国だと赤だし、東欧やアジア系だと刺繍がたくさん入ったり華やかなものが多いので、たぶんナーロッパのウェディングドレスって、もっといろいろあっていいと思うんです。今回は描写をあっさりさせたかったので、現地の人は青、転生した人はわざわざ作ってもらって白、というふうにしました。  ここ最近、文章荒れ気味でご迷惑おかけしてばかりだったので、蒼桐大紀さんに10話から校正のお願いをしています。改めて感謝します。めちゃくちゃ助けられています。ありがとうございます。  それではよい読書ライフをー!
    • 46件のいいね
  • 2022年12月6日

    『名探偵悪役令嬢』苦くて青い紅玉編、完結!

    名探偵悪役令嬢 ―我、婚約破棄の場で華麗なる推理を堂々と披露せんとす― https://kakuyomu.jp/works/16817139559105789406  9話の苦くて青い紅玉編、完結しました。やんややんやー!  読んでいただいて♡を付けていただける方、☆を付ける方に大感謝です。とくに常連の皆様には、五体投地してこの喜びをお伝えします。  また、12/6にミステリーカテゴリで週間4位となりました。ありがとうございます。たいへんうれしいです!  誤字等の指摘で蒼桐大紀さんにお試しで見ていただいてます。大感謝です。最近本当に文章が荒れててすみません。いろいろアレがアレなんです。  この話に出てくる人たちは、みんな寂しいのです。ジョシュア殿下は問題山済みでせっかくつかんだ町娘アーシェリとすれ違います。ユーリスは幼いミルシェ殿下と遊ぶファルラを見て、寂しい思いをしますし、ファルラはアホの子ですが、母からこれが愛情かどうか疑う日々で、ユーリスと出会ってからも、どこかに寂しさがあります。だからユーリスの手をつかんで離しません。  みんな寂しいとひどいことになるから、ちゃんと話そうぜ、というネタを絡めつつ、ホームズ屈指の名作『青い紅玉』を異世界風にしました。もうちょっと聞き込みで渡り歩くようにしても良かったのですが…。すみません。ほんとすみません。なんか長くなっちゃうので……。  さて。拙書『わりとどうでもいい創作論』で設定を考えるとき、声を加えていると書いていまして、どこかで乗せたのような気がするのですが、名探偵悪役令嬢の場合を改めて。  ファルラ・フランドール:   『終わりのセラフ』柊シノアな感じの早見沙織さん  ユーリス・アステリス   『クロスアンジュ』モモカ・荻野目な感じの上坂すみれさん  イリーナ・ユスフ   『ノーゲーム・ノーライフ』フィール・ニルヴァレンな感じの能登麻美子さん  ベッポ・アリスターナ   『賭ケグルイ』桃喰綺羅莉な沢城みゆきさん  ジョシュア・ディア・アシュワード   宮野真守さん  ほか、国王陛下は麦人さん、ファルラのお父さんは速水奨さん、学園長は神谷浩史さんあたりのイメージだったりします。  だいたい執筆しているときは、こんな感じの人々にセリフを頭の中で喋らして、語尾とか語感があっているか、そんな言葉をその人が話すかどうかを確認しています。なので、痛いとかどうのより、もう死活問題で…。声がないとキャラのセリフが書けないんです。  さて。  明日からいよいよ牙を剥いてきた月皇教会が舞台の「教会のしもべ編」です。ここから先の3話ぶんは最後に向けて走ります。ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。  それではよい読者ライフをー!
    • 32件のいいね
    • 2件のコメント
次へ