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年始のご挨拶&彩色短歌「落ち葉」あとがき

皆様明けましておめでとうございます。
2026年も何卒よろしくお願いいたします。
今年は昨年以上に執筆活動に邁進していきたいと思いますので、応援していただければ幸いです。

今年最初の投稿は「彩色短歌」の更新です。

「桜見て 最後の一葉 真似たのに 夏落葉になる 君はせっかち」

「君」は病にかかっていて、病室から春の桜を見ていた場面から始まります。少し満開は過ぎていて、若葉が見え始める頃でしょうか。散りゆく桜を病室の窓から見ながら、君はかの有名なオー・ヘンリーの小説「最後の一葉」を真似てみます。「あの葉が全て落ちたら私は…」。桜は落葉樹ですから、秋になれば葉は枯れ、地面に落ちる。もし本当にそうなれば、君は秋には居なくなってしまう。
しかし、実際には君は秋を待たずに、夏に亡くなってしまいました。「最後の一葉」だって秋まではもったはずなのに、それすら叶わなかった君を想い詠んだ短歌というイメージで作りました。

夏落葉とは、広葉樹が夏に古い葉を落とすことを指します。落葉樹とは異なり葉が緑のまま落ちるのが特徴です。

この短歌は、私が好きな小説、「君の膵臓を食べたい」の影響を強く受けています。
小学生の頃、幼馴染みがおすすめだと言って貸してくれて、初めて読みました。初めて本を読んで泣いた作品です。世の中に病気ものの作品はたくさんありますが、無意識に「当たり前」だと思っていたことを壊した結末は衝撃的で、そしてとても虚しくて悲しくて、今でもこうして自分の作品の元にするほど強く印象に残っています。
住野よるさんの作品はとても素敵なものばかりなので、もしまだ読んでいない方はぜひ。個人的にはつい最近読んだ「よるのばけもの」もおすすめです。かなり細かい表現の部分にはなりますが、私は「明けない夜はない」という有名なことわざに関する一節が非常に気に入りました。ぜひ。


それでは、今回のノートはこの辺で。
今年も楽しく執筆活動を続けられますように。
昨年以上に多くの読者の方に出会えますように。

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