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おにぎりのぜん

 こちらでは保育園から個人でお弁当を持っていく(小学校からカンティーンがある場合もある)のですが、今朝オニギリをつくっていて、…… 祖母たちもっとうまかったよな…… と思い出しました。あの絶妙な塩加減と美しい三角形はどうなってるのでしょうか。うむむ

 料理の美味しさは、もちろん食材やレシピとともに、誰がつくったか、誰と食べるかにもよると思います。あっこれはもしかしてマムフォード&サンズの『the Cave』かしら〜? と残りご飯を食べながら考えました。

 マムフォード&サンズがどれほどポピュラーなのかは分かりませんが、最もよく知られている曲は『I Will Wait』『Little Lion Man』でしょうか。『Lover Of The Light』や『Beloved』のMVは見ていて泣きたくなりますが名作だと思います。で、『the Cave』なのですが、この歌詞はプラトンの『国家(対話篇)』から“洞窟の比喩”とホメロスの『オデュッセイア』から着想されているそうなのです。

 ロック・ソングでプラトンかい、と思いますが、ロックはさ…… 反抗の音楽だから…… (ロック好き)。歴史上革命や社会改革というものは知識層の抗議行動から始まることが多いですし、文化的活動を伴うものなので、ロックでプラトンもアリであります(適当)。“洞窟の比喩”とは何かというと、洞窟の中で縛られている者としての我々は、外からの光を受けて差し込む影を実体と思い込む。外の光こそが普遍的で完全なイデア(善のイデア)である、と乱暴にまとめるとそのようなことです。

 それに対してアリストテレスは『最高善』というものを考えていました。人間活動の目的は『善』であり、究極の善(『最高善』)を実現することが“幸福”である(またもや乱暴な意訳)。“幸福”は『卓越性の快楽』である、つまり個々人に異なると私は理解しました。絶対的善と相対的善、のような…… 詳しい方、ご教示下さい。

 美味しい料理の材料やレシピや調理法・時間とは《既に発見されているもので決まっており》(善のイデア)、つくってくれた人や一緒に食べる人によって幸福度が上がる(卓越性の快楽)。どっちもあって矛盾はしないと思うのですけれどねえ…… どうなんだろう。こんなことを考える有益性は微塵も無いわけですが、祖母たちのオニギリを懐かしく思いました。

ケーブルカーから

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