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第85話 始原魔術と昇華魔術(捕:次回更新予定)

 アルス(ars)はラテン語の「技」。アートの語源です。プリムス(primus)が「第一、最初」なので、プリマルス(Primars)で「始原の技」(造語です)。「神話」でご紹介の通り、この世界は上古には火魔法しか存在せず、他の属性魔術も神様の恩寵として後から授けられたものでした。

 砂魔法だけが、他の魔法と組み合わせて昇華魔術(Sablimitars、昇華がsublimitas)を作れます。すなわち「火と砂」が溶岩魔術(Rhyaxars)、「水と砂」が白泥魔術(Argillars)、「風と砂」が水晶魔術(Crystars)。複数魔術を第三段階以上にするのは難しく別条件もあるので、希少な存在です。

 光魔術士は医学を修める必要もありますし、光の段階を上げることに集中します。必ず素質を持っている二つ以上の属性魔術は第一段階以下に留まっているのが普通です。そのため初日に【硬化】で作った診療台等は、ショウくんではなくリカが作ったのかな、と思われたのでした。

 光魔術の魔力消費は、四魔術の倍という設定です。時空魔術は更に多いです。逆に言えばショウくんの魔力量の多さは、第四段階の恩寵魔術持ちだからこそ。第四段階の恩寵魔術を二つも使えるというスキル構成にした時点で魔力総量が多くなった……以外の理由もあるかもしれません。

※次回の更新は5/30(土)を予定しています

2件のコメント

  • やはり、紫瞳鸛様の世界観は美しいな、と思います。
    言葉、描かれる世界、魔術、物語、どれをとっても美しく感じます。

    モモちゃんが砂魔法を第三段階で修めてますから、実用袋を作った時の様子からすると、ショウ君やリカちゃんと協力して、昇華魔術が使えたりするでしょうか?
    だとすると、色々と奥の手が増えそうだなと思いました。
    あ、でも、光と時空は昇華魔術にないのですね(4魔術の括りの外なのですね)。
    そうすると、リカちゃんとモモちゃんで合体必殺技になるでしょうか(*^ ^*)

    それにしても、改めましてショウ君は、ただでさえ魔法的素養の高い森人の中でも、さらに稀有な魔法的素養を持っていることがよく分かりました。
    これは……やはり色々な勢力から狙われそうですね。
  • 桐原コウ様
     分かり難くて申し訳ありません。複数人による合体技は不可能なのです……。同一人物が「砂と火」「砂と水」「砂と風」を持っていて両方第三段階に達して、もうひとつ条件を満たした場合だけなのです。どこかで追記します、有難うございました。

     光と時空が両方とも第十段階になった森人は、とてもとても少ないので、18歳で両方とも第四段階のショウくんは若き天才です。光だけ第四段階でも相当のものなのです。どのように能力を開示してしまうのか、お見守りいただけると嬉しいです。

     
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