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カレンの冒険その弐 休憩所

 カレンが転生したのは帝国街道沿いに8~10km毎に設置される休憩所の近く。ヴェイザ~ネップ約26km間には、グラフェル川沿いの衛兵詰所の他に無人休憩所が二か所ありますが、ネップに近い方です。転生時刻は十時頃。カレンは六時前後にヴェイザを発ちネップへ向かう旅人に遭遇しました。

 馬車は、帝国街道を進む場合は通常時速4~5kmで2時間毎に30分休憩で一日35km前後移動。徒歩と合わせた速度です。早馬車は一日140kmを走破します。平滑な硬化石道路で、生皮巻車輪と蹄毛靴の縞馬ならば乗客の負担も軽く高速移動が可能です(馬は15km程度で交換、車台も適宜換装します)。

 尚、ショウくんたち三人の転生場所はヴェイザから徒歩約1時間の場所ですので、初日に三人が推測した通り、ヴェイザ発の旅人は既に通過しており、ネップ発の旅人は未達で、広場で「赤椒味の骨汁」を食べた頃にヴェイザに到着した馬車等を目撃することになったのでした。

グルー(Gulr)
 古ノルド語の「(黄色い)雛鳥」。何でも食べることからgull(お人良し)の語源。形ばかりのリーダー。
グナーガ(Gnaga)
 古ノルド語の「噛みつく」。nag(文句を言う)の語源。グルーの押しかけ恋人。
ヴェイク(Veikr)
 古ノルド語の「弱い」。weak(弱い)の語源。尻に敷かれるタイプ。
ディンネ(Dyne)
 古英語の「騒音」。din(騒音)の語源。口煩い女魔物狩。四人とも名前は流用するかも。

 青銅札の彼らの日当が銀貨3枚で、ショウくんたちが「赤い棘」との共同調査の時に5枚だったのは魔法能力の有無(青銅札は5枚が最高)。ちなみに黄銅札は10枚が最高額。「赤い棘」はその出自と複数年の活動により10枚ですが、三人が昇格直ぐに10枚なのは森人&光魔術持ちの故です。

2件のコメント

  • 魔物狩のランクは収入に直結するのですね。
    あと、スキルも。
    こう見ますと、やはりショウ君の特異さが際立ちますね。
    カレンちゃんも、信頼できる仲間が出来て、魔物狩として活動出来れば、収入的に少し有利だったのかもしれませんね。
  • 桐原コウさま
     はい、魔物狩の札の種類は日当に直結しますが、長期割引もありますし、宿泊食事などの負担は交渉次第。非常に少ない最上位の白銅札は完全な交渉制になります。黄銅札の銀貨10枚は、帝国衛兵の日当相当です。仰る通り、カレンも複数で転生すれば……生活面では余裕だったと思います。ショウくんたち以外とは精神面でイヤでしょうけど!
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