あ?夜姫ちゃん?
あの子は俺が 最初に笑わせたんだよ。
泣きそうな顔してたから
「俺が遊んでやる」って手ぇ引いてさ。
そしたら星屑みたいに笑ってさ。
忘れられるかっての!
神殿で一番強ぇのは俺だし、
顔だって悪くねぇ、イケメンだ!そうだろ?
なのに──
なんで太陽神なんだよ。
なんで、あの無愛想が
夜姫ちゃんの視界を全部さらっていく?
夜姫ちゃんが誰を見てるかなんて
見りゃ分かる。
天照が一歩動けば
灰青の瞳がその背中を追う。
笑うのも
褒めるのも
泣くのも
全部アイツの前。
……面白くねぇぇぇぇぇっ!!つの!
俺が手を伸ばしたら
あの子はちょっと笑ってくれる
でも
心の奥は、光にだけ触れてる
最っ低だよなぁ、俺。
「太陽神は俺の兄貴だから!」
なんて言ってるけど
アイツじゃなくて
俺を好きになれよっっ
って何度思ったか。
悔しいし
羨ましいし
認めたくねぇし
それでも夜姫ちゃんが泣きそうな顔したら
誰より先に駆けつけちまう…
それだけは、
アイツにも絶対に負けねぇ…負けねぇよ
だから言うぜ!
「笑わせんのは俺の役目だろ?
光ばっか見てんじゃねぇ。
……たまには、こっちも見ろよ」
そうだろ、夜姫ちゃん。
俺は
夜の子が泣かねぇように
何度だってふざけてやる。
太陽に照らされるその横で
闇ごと全部抱きしめる男がいたって
いいだろ?
俺カッコよ!!!
──須佐男より🔥