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水のほとりで

そうなのですよ

これ前にも書いたことあるけど
【人=場所】のようになる描写が私はすごく好きなのです。

好きなので、多分色んな話でこの描写書いているはず。

【ジグラート】では勿論
ネーリのアトリエがある教会ですよね。
ネーリがいなくても、フェルディナントとかラファエルは、あの場所に行くとネーリがいつもここで描いているんだなぁ、っていう彼の気配を感じられてとても幸せな気持ちになるんだろうし、

ヴェネト王宮ではイアン・エルスバトがタバコ吸いに出て来る場所ありますね。
王子ルシュアンにとってあそこは「あいつがいる場所」になっているのです。
彼がそこで煙草吸いがちになる前までは、あんなとこ彼にとって何の意味もなかったのに。

その人がいるから、

その場所が特別なものになる。

すごく好きなんですよ。

【晴明】でも九尾君が時雨さんの様子を見に度々足を運ぶものだから、神格ある五大妖がそんなことするもんだから魔力がそのあたりに宿っちゃって特別な場所になっちゃったり。

【アポクリファ】なんかは【グレーター・アルテミス】がアポクリファしか居住権が与えられない街って最も分かりやすい例ですが、やはり世界中を飛び回るユラからすると「あの人がいる街」ということで特別に思うんだろうし。


【花天月地】も勿論そうです。

大きな戦いがあった場所はそれぞれ思い入れあるだろうしなあ……。

私が前に「呉の人にとって長江流域の風景は特別」と書きましたが、
呉の人が横の連携強固なのは、この長江の存在があるからなんじゃねえかなって思うことあるのです。

つまり、ずーーーーーーーーーーーーーーーーっと国に沿って流れているじゃないですか。

建業で例えば孫策と周瑜が河を眺めながら話します。
甘寧も船の上から長江を眺めて暮らす。
魯粛と呂蒙が長江のほとりで話す。
陸遜が長江を眺めて、そこから続く蘇州にいる陸績を想う。

これ全部繋がっているわけです。

繋がれているのです。巨大な長江という水面で。

大河を眺めて誰かを想い出す……

これって最強だと思いませんか?

長江流域のどこででもある意味これは出来るのです。

美しい大河の水面を見つめれば、呉の人って誰しも、同じ共感で遠くにいる大切な人を思い出すことが出来る。



私はこれが、【呉】という国の強さの根幹だと思うのです。



策よ よくぞ長江を越えて江東に国を興したな……!! 

よく言われます。呉は「南の山越族、異民との戦いに悩まされた」と。
確かにそれはずーっと続いているのでそうかもしれませんが、でも他の地域だってそういうことはあると思いますし、その点北は長江に恵まれている呉は大陸の中では最高のポジション取りだと私は思っています。

決して枯れない肥沃な大地と、温暖な気候。

魏と蜀にないもの。

まさにこれなのです。

呉だって内部ごちゃごちゃすることはありますが、彼らは「長江だけは我らのもの」という圧倒的な共感を持っています。

長江を乗り越えてこの大河を奪おうとして来る魏と蜀がいた時に、抜群の強さを発揮する理由、絶対コレだと思うんですよね。


「とにかく長江を守るためには全員一致団結して戦うぞ」


それだけは呉って決してブレないんですよ。

魏や蜀はその時々で色んな要所が脅かされたり危機になったり、なんていうか、魂が帰るような最強の心の拠り所が無いんですよね。

その点涼州の人の方がなんか心の拠り所無茶苦茶土地にありそうですわ。

涼州が強かったの絶対土地に特化していたからだと思う。



「会えない、寂びしい」



まあ確かにそういうことはあるんでしょうが、

実の所、

人と場所が強く結びつくことがあると知っている人にとっては


「結構会おうと思えば会えるよ😊✨」


って思うことあるのですよ。

誰か大切な人がいる。

よくその人がそこにいる。

だからその【場所】自体が大切なものになる。

その人そのものを感じさせてくれるような特別なものになる。



そういう描き方って本当に素敵なんだ

ドラマとかでもそういう描かれ方見つけると大変好きになります!



外から見ると、その人にとって何故その場所が特別なのかは、分からない感じもなんかいいですね。その人たちだけの特別な共感って感じする。

呉の人達は多分長江に出てその風景を眺めると、大概会いたい大切な誰かを思い出すことが出来るんだと思う。

あの人たちの強さは多分そこなんだよな

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