私スポーツ創作には全然興味ない、というか若干見たくない(現実のスポーツに比べたら全く面白くないので)方の領域に入るという話は前にしましたが。
いつか書きたいと思っているのが
「スポーツ観戦をする人たちのオムニバス」
みたいなのは書きたいなって思う。
いわゆるスポーツ観戦することで、世界が変わったりした人達の物語。
でも何が書きたいのかははっきりしないから書いて無いけど。
スポーツってスポーツするだけじゃなく、
スポーツ観戦する人たちにも色々ドラマがあるのが面白いのよね。
いつか書きたい。
それとか、こうやって近況ノートで「こんな人いたよー」とか書いてると、いつかそれをまとめれば、もう物語になるのかもなあとかも思います。
みなさん、イギリスのバーミンガムを本拠地にする
【アストン・ヴィラ】というサッカークラブをご存知でしょうか。
別に普通にしてる人にとっては特別な何かがある街ではないですし、
ある意味このクラブも実力一流の名門クラブというわけではないです。
(いいクラブだが、年によって波があるという意味)
しかしアストン・ヴィラはつい一週間ほど前、
トルコ イスタンブールで行われた
【UEFAヨーロッパリーグ(EL)】という大会において優勝を果たしました。
アストン・ヴィラにとっては
1982年の欧州カップ制覇以来となる欧州主要タイトル獲得の偉業です。
約30年ぶりの大きなタイトル獲得。
この大会、スタンドの観客席で大興奮して愛するクラブの勝利にはしゃぐ一人の男性の姿が注目を集めました。
実はこの男性は、
ウィリアム・アーサー・フィリップ・ルイさん。
もっと言うとイギリス国王チャールズ3世の第一王子です。
もっと言うとイギリス皇太子。
もっと言うと件の【プリンス・オブ・ウェールズ】です。
そうです!!
ウィリアム王子はなんと熱狂的なアストン・ヴィラ サポーター。
アストン・ヴィラファンなんかは珍しくとも何ともないですが、
「一国の皇太子がサポーターの同志」である人はなかなか珍しいでしょう。
アストン・ヴィラがELで勝ち上がってる時から嫌な予感(?😊)はしていましたが、
準決勝を勝ち、
決勝の地はトルコでしたが、
当然のようにウィリアム王子はイスタンブールに乗り込んで来て30年ぶりの戴冠に大はしゃぎしていました。
多分この先王位を継がれる日が来ても、この日よりははしゃがないと思います。
それくらい嬉しそうでした。
勝利の後サポーターが嬉しそうに一丸となって歌っていて、その様子をウィリアム王子も嬉しそうに歌いつつ、スマホの動画に収めていたものの、途中電話が掛かって来ましたが「今いいとこだから後にして」と言わんばかりに即電話を着拒にして勝利の喜びに酔いしれる姿が激写されていました。
大変スポーツ愛好家として好感持てる姿であります。
何か一瞬、無性に、
自分自身ではなく、
誰か、自分以外の為に応援したり、喜んだり、怒ったり、必死になったり。
上手く言葉に出来ませんが、
スポーツ愛好家が楽しんでいる時、自分以外のものに、無茶苦茶集中している感覚があります。
勿論推しの選手やクラブや国の勝利は、それを応援している自分の喜びとかではありますが、究極には、自分以外を必死に見つめているような気がします。
人間は基本、人生において、自分自身を見つめます。
自分からは絶対に逃れられず、
自分を背負い続けます。
自分を忘れることなど、人間は普通、出来ません。
しかしスポーツを心の底から応援している時、自分などどうでもいい!!!
この人達が勝ってくれるなら!!!
というようなことを、本当に心から願っている自分に気づく時があります。
普通は他人に光が当たると、
つらい、苦しい、自分は何故……
そんな風に思うことが多いと思いますが、
何故か、スポーツの世界は自分自身をそこから弾き出してくれます。
勿論卓越した身体能力を持つアスリートだから、自分とは違う世界の人だという、そういう意識が強いのだと思います。
全く自分とは違う、赤の他人を、思い切り応援する。
自分が何者かも一瞬だけ忘れて、スタジアムに集まった単なる一人として、
自分が主役になりたい欲も人間にはありますが、
強力な世界の一部のように自分がそこに組み込まれて、
単なる集団の一人でしかないんだと思えた時、
そこには究極の連帯の意識が生まれるのかもしれません。
そして孤独を忘れる。
自分を。
確かにこの愛するクラブと、応援する人たちと、自分は強力に繋がっているんだ、世界のどこにいても!!!
っていうのを感じられるのが、無性に心地よいのかもしれませんね。
子供のように、
一般人のように、
心から愛するクラブの勝利のために応援して、はしゃぐ王位継承者を見るのは、なかなか楽しいものでした🥰
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スポーツサポーターの心理をこうして解説していると、
アーティストファンとか、
タレントファンとか、
ミュージシャンファンとか、
そういう人たちと同じかな、似てるのかなと思う人がいるかもしれません。
まあ似てるのかもしれませんが、
実は私は似て非なるものとも思っています。
楽しみを団結して連帯し共有しているのは確かに似ていますが、
スポーツファンは「敗北の悲しみや苦しみ」を背負ってる点で、明らかに娯楽サポーターたちとは心構えが違う気がします。
楽しいからそこにいますが、
明らかに敗北して「この人明日絶対会社に出勤出来ないだろう……」というような様子をカメラに映されて意気消沈している人たちも見かけます。
スポーツファンの特徴は【楽しいこともあれば、悲しみもある。でも悲しみもあるからより一層楽しみが輝くのだ!】みたいな苦しみを最初から味わうのも辞さないという姿勢を見せるとこです。
これは他の集団には見られない特徴で、
勿論敗北が辛くて悲しくて荒れたりしているサポーターもいますけど、
一週間後には何故か再び目を輝かせてスタジアムにやって来る忠誠心が謎めいています。
また打ちのめされるかもしれないのに。
でも、打ちのめされるだけなら嫌になると思います。さすがに。
必ず喜びも来ると、信じているんでしょう。
それが信じられる限り、彼らは忍耐出来るのです。
アストン・ヴィラは約30年忍耐しました。
約束の歓喜の瞬間が訪れたのです。
そら掛かって来た電話なんか取りたくありません。
永遠に、その30年ぶりの歓喜の瞬間に酔いしれていたいですよね。
何か分かる気がします。
本当におめでとう!!🎉
アストン・ヴィラのEL制覇から一週間ほどして、召集されたイングランド代表を、皇太子として表見訪問していたウィリアム王子。
選手たちを「頑張ってくれ」と王子らしく一人ずつ労っていましたが、
全ての選手が思っていたでしょう。
「ヴィラサポーターのひとだ~😊✨」と。