時の記憶——約束は前半と後半でここまで違うのかというくらいの展開になります。
前半は甘酸っぱい香りがする展開でした。
でも、これは全体的な伏線で、後半の切なさや悲しみを浮き出すためです。
正直なところ、前半はあまりに子供っぽくて最後までお読みいただけるか不安でした。
途中で繋として間奏曲が入るのですが
後半はがらりと雰囲気が変わります。
戦争の悲しみなど、また、愛する人との別れなどを描いています。
前半のところどころに入る声は暗示的なものでした。
これが現実化するので、あまりに辛いと思う方は読まない方がいいかもしれません。
でも、最後の最後はわからないところがポイントです。
ヒントはすでに出してあります。
今までお読みいただいて、本当に感謝しています。
あの作品はメインストーリーは私の処女作でした。
最初の頃は台詞だけで構成されていて、本当に幼かったと思います。
今回はこれに第二の声が加わってきました。
温かい目で見守っていただければ幸いです。
