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さて、只今なんか〇スラっぽ~い(転スラではない)お話しをお送りしていますが、この映画は本当に謎の存在です。
何が謎かといえば、なんで東宝(提携しているレコード会社は日本ビクター)がザ・ピーナッツ(キングレコード)を呼んで古関裕而(日本コロムビア)に曲書かせているのか、しかも日本初完全4チャンネ立体音響という記念すべき作品で。
ザ・ピーナッツを呼んだのは一世を風靡していた渡辺プロダクション、クレイジーキャッツもそうですが、東宝との強い連携があったからでしょうか。
怪獣映画と言えば伊福部昭なのですが、伊福部先生は当時大映の「釈迦」に没頭しており、他に誰かという事だったのかそうじゃないのか。
いずれにしろ異色の組み合わせで完成し、日本では3億円の大ヒットを飛ばした(けどwikiや日本映画DBの1961年興行収入ベストに入ってない)人気作品となりました。
特撮ファンであれば以外でも何でもない、血涙モノの歴史なのですが、当時モスラの歌はレコードになっておらず、初めて商品化したのが第三期怪獣ブームになってから。
公開当時は劇中の副主題歌「インファントの娘」を宮川泰が大幅に改変したもの。B面は有名な中国民謡「草原情歌」。編曲のムードが似ているといえばそうですが、何と言うカップリング。
東宝レコード「SF映画の世界PART4」が発売された時は誰もが「初収録か?!」と期待してガッカリしたことでしょうねえ。
61年は「釈迦」と「モスラ」がバッティング、翌年も「妖星ゴラス」と「秦・始皇帝」がバッティング。しかも大映側の両者はサントラ素材がロンドンで行方不明。スーパーテクニラマの呪いか知りませんが、残っていれば…いや、残っていてもすでにクッチャクチャでしょう。
「モスラ」も「ゴラス」もしっかり4チャンネル音源が残されていて、4K化されています。
一方、「釈迦」については…また改めまして。
映画黄金期、東宝特撮絶頂期のこの作品群、私ごときの腕では描き切れない高揚感があったのでしょう。それがゴジラ映画に消耗してしまう寂しさ。その編も含めて何とか自分なりに再現して行きたいと思います。
映画斜陽の時代、異世界のキリエリアには来てしまうのでしょうか。