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限定しない記事-エッセイ沼へ誘惑してくる魔王とぼうや 20250331

こんな風の夜更けにPCに突っ伏しているのは誰だろう?
父(内心)と書き手のぼうや(精神年齢)だ。
ぼうやは複雑な創作プロットを抱きしめている。
走らない筆に悩み、身を震わせている。

――ぼうや、なぜ苦しそうに机に伏せているのだ?
――父さん、あのエッセイが見えますか。たくさんの星とハートを持つエッセイが。
――ぼうや。あれはな、よく出来たエッセイなのじゃ。

魔王
「ああ、かわいい書き手よ。私のところへおいで!
 一緒にたのしくエッセイを書こう!
 そのプロットより、とても書き出しやすいよ!
 通知にはハートの列が並ぶに決まっているよ!」

――父さん、父さん!
――エッセイの魔王がぼくを誘惑する!

――落ち着け、落ち着くのだ、ぼうや。
――それはお前の心のざわめきじゃ。

魔王
「一緒に書こう、かわいい愛され書き手!
 私の美しい娘たちがあなたを待っているよ!
 コメントの束を手にもって待っているよ、
 なり続ける通知音で踊り、歌いながらコメ返しよう、さあ此岸へおいで!」

――父さん、父さん!
――暗闇で魔王の娘たちが共感に満ちたコメントを投げようとしてる!

――ぼうや、私のぼうや、父にはハッキリ見える。それはお前の暗い願望じゃ。

魔王
「私はあなたのファンになろう、愛しい一話完結の名手よ!
 書かないのなら、私はぼうやをギフトで殴って書かせなければならない!」

――ああ父さん、父さん! 魔王が僕に課金した!
――魔王が僕のXをフォローするよ! 僕のエッセイを拡散してくれる!

父は恐れおののき
ぼうやを抱いてPCから引きはがすが

あわれ、ぼうやは……
公開ボタンを……
押して、いた

(※筆者の自戒パロディ遊びであり、エッセイやノンフィクションを軽視する意図は一切ありません)

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