など思われてはいないであろう。
僕の自意識過剰に違いないが、なぜにここまでこのゲームにハマっているのかこの男は。
というところを試しに書いてみる。
僕は普段、物流の仕事をしている。どっかで言ったような気がするから、問題ないだろう。
……というと、分からない人には全く分からないらしい。具体的に何をしている人なのか、とめちゃくちゃ聞かれる。
各種ドライバーか各種オペレーターしか見たことがないからだろうね。いまだに僕がトラックかフォークを運転していると思ってる親戚が、山ほどいる。
いや、勤まらないって。この業界で一番強いのは現場である。
なぜか?
事務屋や営業屋がどれだけ必死に青写真を書いたところで、全てを粉砕できるのは現場だからだ。わざとやる人はいないだろうが、
「あの仕事やりたくない」
と徐々に結託されたらもう終わり。お手上げである。
なのでこの業界では現場上がりの管理職に、異様に強いのがいる。地のコミュ力が高いせいもあるだろう。が、それ以上スタッフに伝わるやり方を知っているのだろう。
良いサイクルが走り出したらもう、事故は減る一方で品質は上がる一方。そういう背広組は強い。僕にそんな胆力と体力あるわけない。
ちなみに物流というのは
「なにを」「どこまで」「いつまでに」
運ぶか……? ということでおよそのデザインは決まってしまう。
あくまで、およそだ。段ボール一個運ぶのにトラックを借り切る人はいない。1000個単位のケースモノを手で運んでほしい人もいない。(積み下ろししろという時代遅れはいるが……)
およそ、適正なやり方がある。
そして細部を詰め話をまとめるほどに、課題と因縁が増えていく。まあそれが仕事というゲームである。
そのすべてを無視!
自分の好きな時に好きなものを好きな方法で運べる。それが『デス・ストランディング』というゲームなのだー!
Sサイズの荷物一つ運ぶのに、トラックを使っても何も言われない。
Lサイズの荷物を大量に運ぶのに、バイクでぐるぐる往復してても怒られない。
輸送そっちのけでインフラ整備に血道をあげ、ひたすら国道や建物作っててもいい。
逆にインフラはほぼ他人に任せ、無人の荒野を非効率に歩くのが好きな方もおられるだろう。
言うまでもなく、現実のトラックはお値段が高い。うまく使えば小さな会社くらいその一台で始めてしまえるわけだから、当たり前だが。
それだけでなく荷役機械も保管機器も総じてお高い。僕みたいなぺーぺーが
「この仕事に、大型を一台追加してもらわないともう回りませんって!」
と会社に泣きついても、そうそうポンと買ってもらえるものではない。
しかし! このゲームでなら!
荷主との契約いらない。貨物保険もない。安全は自ら確保。全部ない。
すべてが自由なのだ!
伝われこのカタルシス。伝われこの快感。
というわけで昼も夜も運び方を考える妙な日々だ。が、ゲーム内でやりたいことが尽きない。仕事の方はやる事が尽きてほしい。
なんか叩き伸ばせばエッセイひとかけらになるくらい、書いてしまったな。
でもなー。仕事ネタはなー。本当に最後の手段な感じが、個人的にある。題材にもエッセイにもしたくない……できるひとすごいと思う。
おや、近況ノート、これが記念すべき(?)100回目なのですって!
……これがね……まあ僕らしいか……。