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この星のハンバーガーは、美味い

 ちょっと前に変わった夢を見ました。夢の中の僕が、映画かアニメを観ていて、それがすごい泣けるお話で、「こういうの書きたいんだよね」と言って、夢から覚めた現実の僕がもう一度「こういうの書きたいんだよね」と言うという変な二重構造。どうやら僕は夢の中でも泣けるお話を書きたいと思っているらしい。

 今書いている小説は、6月に締切のあるポプラ社小説新人賞に応募予定の作品。ポプラ社小説新人賞は、新人賞と銘打っておきながらプロアマ問わずに応募可能で、外部に選考委員を頼らず全て自社で選考を行うところも特徴的です。

 ここのところの三回の選考では、新人賞受賞者が出ていません(奨励賞は二回出ている)。

 講評では、
『前回同様、応募作全体のレベルは高くなっていると感じます。その一方で、「この作品は、この作家にしか書くことができない」と感じさせてくれるような、唯一無二の高揚感ある作品に出合うことはかないませんでした』
 と書かれています。前年でも同じような講評が書かれていました。

 つまりこれは、「さかたいった」を求めているということでしょうか(バン!)。
 受賞者が出ていないのも、僕のために席を開けてくれているのでしょう(バンバン!)。

 僕が今書いている小説は、「高円寺」特化型の小説です。
 一話目で、アンという女性が高円寺の深夜の公園で大地というお笑い芸人と出会います。大地は深夜の公園で「ベントラベントラ」呟きながらUFOを呼ぼうとしている変わり者です(コントの練習なんだけど)。アンは大地に、相方になってあげるかわりに高円寺の街を案内してほしいと頼みます。翌日二人は一日かけて高円寺の各地、喫茶店、商店街、ヴィレヴァン、ラーメン屋、古着屋、ライブハウス、銭湯、お寺、と巡っていくことになります。
 アンという女性の素性、そして目的は何なのか?

 それとは別軸で、幸太という男性の視点でも物語が進みます。場所は同じく高円寺で、幸太は深夜のガード下で突然知り合いが目の前で消失する現場を目撃します。一体何が起こったのか? 幸太は高円寺で発生する行方不明事件の捜査をしていきます。

 この二つの視点がクライマックスで交差し、まさかの切ない泣けるお話になっていくという構造です。

 今のところのタイトル名は、『エリア高円寺』です。あのエリア51を意識しています。次の候補は『高円寺調査報告書』です。缶コーヒーBOSSのCMあるじゃないですか。宇宙人ジョーンズが「この星の〇〇は〇〇だ」って言うやつ。あれ面白くて、ちょっとあれっぽく。つまり、宇宙人が出てきそうです。面白そうでしょう?

 6月締切なんだけど、まだ全然進んでいなくて、早くも切羽詰まってきています。でもまあいつもちゃんと書き上げてますから。

 ポプラ社の後も、僕は一般小説のほうにシフトしていこうと思っていて、次回のカクヨムコンは今のところ参加しない予定です。ただカクヨムで何も書かないというのも寂しいので、何かしらのものは書こうと思っています。

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