🔴「💞聖園凛華の極端な日常」、第8話 捕食者の晩餐

🔴「💞聖園凛華の極端な日常」、https://x.gd/DT3Wx
💞友人に恋人を寝取られ、純潔の盾を壊したあの日、私は悪女として再生する。
 第8話 捕食者の晩餐
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その暴走はついに、静かな怒りの連帯を生んだ。林美香を中心に、凛華に恋人を奪われた女子学生たちが、水面下で結託し始めたのだ。

「もう、許さない。あの子を、徹底的に叩き潰すわ」

 美香の瞳には、かつての優しさは微塵もなかった。彼女の背後には、同じく凛華に略奪された十数人の女性たちが控えている。そしてその中心には、凛華の豹変に最も心を痛め、かつ最も激しい憎悪を募らせていた美咲がいた。

 美咲の心理は、悲痛な決意に満ちていた。親友としての愛は、裏切られ続けた結果、冷酷な裁断を下すための刃へと研ぎ澄まされていた。彼女たちは、凛華が翔と明彦、そして他の男たちと交わした「背徳の記録」をすべて収集した。

 SNSの裏垢、盗撮された密会写真、そして男たちが凛華に宛てた、理性を失った愛の言葉の数々。彼女たちは凛華を社会的・精神的に抹殺するための網を、蜘蛛が巣を張るように静かに、確実に広げていった。

 一方、病院のベッドで虚ろな目を見開いていた加藤恵美もまた、暗い情念の淵から這い上がろうとしていた。自殺未遂という劇薬は、彼女の中の「雌としての本能」を狂わせ、復讐の鬼へと変貌させた。

「私を笑ったわね、凛華ちゃん。私を……『あの程度の女』と見下したわね」

 恵美は、やつれた顔に不気味な笑みを浮かべ、スマホの画面を凝視していた。彼女の手元には、かつて自分が翔や明彦と過ごした蜜月の記憶、そして凛華の「二股」を決定づける決定的な証拠が、まだ隠し持たれていた。恵美は、美咲たちの包囲網とは別に、凛華が最も執着している翔と明彦という「二つの基盤」を、同時に自壊させるための罠を仕掛けた。

 恵美は病室から翔へメッセージを送る。「翔くん、今夜、凛華ちゃんが別の男とどこにいるか、教えてあげる……」

 同じ内容が、明彦にも送られた。恵美は、自分が壊れた原因である凛華が、自分以上の「悪」として君臨することを許せなかったのだ。

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