ボーヴォワールは著作「老い」で「40越えた人の作品は新鮮味が感じられない(意訳)」と述べた。
まあ実際のところは「老い」の醜い点、苦しい点を山ほど述べた後、それでも老いを老いとして受け入れて生きようと語るわけだが……それでも様々なものが羽交い締めにしてくることは予想がつくわけだ。
私は40までに書き終えていたい作品がいくつかある。外に出す出さないは別として、具現化しておきたい願望のあるものだ。
40にした理由は上記の「老い」のためだ。今の40は昔の40よりも相対的に若いのだろうが、そんなことは関係のない話で、40までに書けなければ、幾つになっても書けやしないのだ。
そういう構想を立てたのに、かれこれ何年も一歩も動かなかった。その間に生成AIがあっという間に場を席巻してしまった。
このままだと自分は当初の思考を忘れると思った。別物になるのは望んでいないことだ。
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ということで計画を立てることにした。今年の前半に仕上げるもの、後半に仕上げるもの、来年中に仕上げるもの、これから数年で仕上げるもの。執筆のマイルストーンだ。
職業ではないため、自分で線を引かねばならず、その実施も必須ではない。あくまで自分の自己実現のスコアを過剰に高めるための試みとなる。
自分は登場人物の会話が苦手だ。そして地の文も苦手だ。ついでに世界観も、それを実現するリアリティの設定も苦手。
あるのは思想の強さだけだ。
だからまあ、一般受けはしないものばかりが脳内にリストアップされている。
一般受けはしないが、出来ることなら、なるべく受け入れられるための努力はしよう。
ということで作品のテーマに関係する名著を何冊か選んで読むようにした。
アウトプットを補正するためのインプットだ。
予想は出来ないが、なんとなく面白くなりそうな予感はしている。