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刈り上げとテンプレ


 床屋に立ち寄って、いつものように刈り上げを頼んだ。

 バーバーとバリカンが唸るのを聞きながら、ふとテンプレに身を委ねる人の気持ちを考えた。

 食生活や身だしなみに気を遣っている人が、こと本に関してはあまり関心が持てず、その時のベストセラー本を挙げられるだけ上等、というようなケースは少なからず見受けられる。

 自分は本は多少読んではいるが、食生活や身だしなみは全然だし、それを直そうとも思わない。きっと周りの目線からすれば「恥ずかしい」と思われるだろう。

 自分がこだわりたい部分以外においてズボラ、というか、適当に済ませる。ここは両親や周りの環境にもよるかもしれない。

 全部こだわるのが一流ってことなのかは分からない。まあ、高いものは大体はそれに見合った価値があるよね、こだわると愛着も湧くよね、というくらいは体感的に分かってきた節もあるけれども。

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