きっかけは「湿っぽいブロマンスが書きたい」でした。
先にHAUNDSの方を書いていたのですが、迅とニコラは確かに相棒ですが、バディでも関係がさっぱりしすぎていて、そこまでブロマンスしてなかったのです。(今後激重ブロマンス要素を出したいとは思ってます)
じゃあ別の話を考えよう、ニッチな職業を書いたら面白いかもしれない、と事故物件専門の不動産屋を思いつきました。
家は社会の最小単位であり、一番プライベートな部分です。
事故物件=人の死、にフォーカスを当てて、社会問題を絡めた話でミステリ要素もありつつ、コロナ禍の閉塞感も併せて……と、かなりちゃんぽんな作品になりました。
2020年緊急事態宣言(2020年4月末頃〜)をスタートとさせていただいたのもそのためです。2021年10月に事故物件のガイドラインが制定されてるので、ちょうど良かったのもあるのですが。
主人公の名前を付けるにあたって、色々調べていたところ「天国(あまくに)」さんという珍しい苗字を発見しまして、タイトルが「天国(てんごく)不動産」になりました。
区別をつけやすくしたかったので天國栄の国は旧字体にしております。
よく男性への例えとして、「優良物件」というワードを耳にするので、じゃあその反対は「事故物件」なのか?と相棒の紫苑は思いっきり「ダメな男」にしました。酒カス・ヤニカス・パチンカスでホームレス。消費者金融でしょっちゅう金借りてる元ヒモ男。
事故物件のロンダリングがテーマなので、この「事故物件二人」をどう再生するかがイコールになっていました。湿っぽいブロマンスきた。
オチとしましては、「これってBL文脈じゃないか…?」と書いていて気付いたのですが、あくまでもブロマンスです。(あとはご想像にお任せします)
戸籍を使うのはミステリのトリックとしては弱かったかもしれませんが、関係性的には湿っぽさが出せたので個人的にはよかったかなと思ってます。
実は一次創作で10万字、未完にならず書ききったのはこれが初めてでして、「書き上げた」ことで非常に自信がつきました。コンテストに参加したのは、「そうでもしないと締め切りを守らないし、書き始めた以上は未完で終わらせるようなことはするな」という己への叱責でもありました。
(見てると100万字とかゴロゴロいらっしゃるのでびっくりします。すげぇ…)
拙い文章ではありましたが、ここまで読んでいただきまして本当にありがとうございました。もしよろしければ評価等いただければ今後の励みになります。
また別の作品を書いていこうと思っておりますので(HAUNDS&引っ越し屋さん)、もしどこかで見かけましたらどうぞよろしくお願いいたします。
※明日21:10頃エピローグ公開予定です。よろしければあわせてご覧いただければ幸いです。
夜野ミナト
【最終話】第35話 Home Sweet Laundering
https://kakuyomu.jp/works/822139840737994635/episodes/822139841238256641カクヨムコン参加作品です。
『天国の不動産屋〜ホーム・スイート・ロンダリング』
https://kakuyomu.jp/works/8221398407379946352050年の東京で戦う悪魔狩りの話
『HAUNDS:東京黄昏最前線』
https://kakuyomu.jp/works/822139841304231496金曜夜のゆるエッセイ
『よるのはなし』
https://kakuyomu.jp/works/822139841174229328