皆様、お騒がせしております。作者の浮子喜市です。
我が『フォールズ・インスツルメンツ』が、皆様の温かい応援のおかげで、ついに1800PVを突破いたしました!
……と、いつものようにお礼を打ち込んでいたのですが、ワークスペースに漂うただならぬ「鉄と規律の気配」に振り返った瞬間、PCの前を毅然とした態度で占拠されてしまいました。
店主(廉太)の私物である『iPad Pro』を器用に操作して皆様にお礼を伝えたいそうなのですが……。
「……コホン。我が名はジェニファー。栄光ある騎士の家系であり、この楽器店の規律を正す者だ。まずは読者諸卿に、騎士の礼をもって深く感謝を捧げたい。主殿のあの偏屈でマニアックな『秩序(おんがく)』の探求と、我らの戦う旅路に、1800もの尊き視線(PV)が集まったと聞いた。これは実質、我が騎士団の勝利にも等しい大戦果である!
ふむ、この『あいぱっどぷろ』という薄型魔導硝子の板、いつも主殿が大切そうに抱えているがこうして指先で優しく触れれば(※タップすれば)文字が紡げるのだ。現代の魔導技術も我が敵ではない。さあ、共に1800の栄光を――」
クンネ「――こりゃ、そこの鉄クズ背負った堅物女。随分と余裕しゃくしゃくな面で我が常世の霊脈を揺らしてくれるではないか。そんな可愛い数字で『我が敵ではない』とは笑わせるのぅ」
ジェニファー「……だっ、誰だ!? どこから現れた、その三本の不吉な尾を持つ巨猫は! 曲者かッ!?」
クンネ「猫と言うな! 私は気高き猫又クンネぞッ!
いいか、よく聞け、ジェニファーとやら。其方が『魔導操作も造作もないわ〜』などと1800で悦に浸っている間にじゃな……。
我が【蒸気奇譚】は、つい先ほど2,000PVという偉大なる臨界点をとうに突破しているのじゃよ!!!
どうじゃ?くやしいのう? くやしいのう?
大方、其方が生真面目に『騎士の作法が〜』などと四角四面に構えているから、あっさりと置き去りにされるのじゃ!くくくっ、其方の『鉄の守り』とやらは、主人の前では小娘のように崩れ落ちる癖にのぅ?」
ジェニファー「なっ……ななな、何をッ……!?!?(顔面を急速に沸騰させる音)」
クンネ「ひゃはは! 図星じゃのう! わかりやすい奴じゃ!」
ジェニファー「このふてぶてしい毛玉め、我が騎士の誇りと……その、不可抗力な心の揺らぎを愚弄するかぁぁぁーーーッッッ!!!」
(カァァァン!!! パリパリパリ……ッ!)
ジェニファー「……あ」
クンネ「ひっ!? 其方、恥ずかしさのあまり指先で液晶を突き刺しおったぞよ! 蜘蛛の巣じゃ! 画面が蜘蛛の巣みたいにバキバキじゃ!ww やーい、やーい、こーわーしーたー🎵 ポンコツ女がこーわーしーたー🎵」
ジェニファー「す、すまぬ主殿(レンタ)! 決して悪気はなかったのだ! この化け猫が余計な煽りをいれるから、つい指先に全力が……! 画面が明滅して何も映らぬぞ!
む、音声入力? 硝子が割れても、声を出せばこの壊れた板に文字が宿るのか? なんというしぶとい魔法……。ええい、そこへ直れ化け猫! その無礼な口を二度と利けぬよう、今すぐ我が刀の錆にして……いや、この画面の向こうに逃げるな! 離せッ! くっ、尻尾で我が手を絡め取るな! これ以上暴れたらこの魔導板が完全に爆発してしまうぞッ!」
(音声入力に響き渡る、後ろで「……俺の最高峰Mチップ搭載iPad Proが……! あと、小娘ってどういうこと!?」と頭を抱えて絶望・困惑する店主の声と、大乱闘の音)
えー……現場はマリアンヌの時以上に「文明の利器の崩壊(※主に廉太の私物)」の危機に瀕しておりますが、これもひとえに、両作品を愛し、並走してくださる読者の皆様のおかげです!
『フォールズ』の1800突破、そして『蒸気奇譚』のまさかの2000突破という、これ以上ない嬉しい悲鳴をエネルギーに変えて、ここからさらに物語のテンポを『調律』し、筆を加速させてまいります!
廉太のための新しいiPad Proの差し入れと、ジェニファー用の怒りを鎮めるメンタルケア、そしてクンネ用の2000突破記念ちゅーる(まぐろ味)はいつでもお待ちしております(笑)。
今後とも、この騒がしくも憎めないキャラクターたちをどうぞよろしくお願いいたします。