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【碧血の墓標 裏話】警察官・藤田五郎の「正義」

 警視庁に入った斎藤一。  
 彼は単に権力に屈したわけではありません。
「悪を許さない」という彼の芯の部分は、新選組時代から何も変わっていない。そう解釈して今回のシーンを書きました。

 鈴木三樹三郎を「檻に入れた」という表現。
 そして、法的な証拠がなければ悪は潰せないという現実的な判断。

 刀を振るうだけが戦いではないと知った「大人の斎藤一」を描けたのではないかと思っています。
「野良犬なら泥にまみれろ」という叱咤激励、彼の不器用な優しさを感じていただければ幸いです。

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