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速報版【感想のお部屋】 『8月32日の煩悩』  〜 脳細胞 シナプスの可塑性の使い方〜



※※ はじめに ※※

この小部屋を見つけてくださって、ありがとうございます。
こちらは、わたしがkou様の作品を読ませていただいたときの、感想などを綴っているお部屋です。
今回はこちらの作品です。

『8月32日の煩悩』 kou 様


https://kakuyomu.jp/works/822139846363944234


(注)タイトルにもありますように、
今回の【感想のお部屋】は速報版です。
駅前で配っている
「号外だよー!📰」
的な感じで受け止めていただければ。   




※※ 以下、ネタバレを含みます ※※









⚫︎ 「空が死んだような紫色」

開始早々、不穏。
「空が死んだような」との表現に、
アニメ版・ジョジョ第4部の空を思い出しました。



⚫︎ ブラウン管テレビ📺

現実の世界の謙吾くんが叫ぶ。
ブ、ブラウン管テレビ??
バグもあるけれど、
がんばってきたブラウン管テレビって
一部分の色がおかしくなったりしたなぁと思ったり。



⚫︎ あぁぁぁ!『ぼくのなつやすみ』!!

タイトルを見た時には気づかなかったのですが、
『ぼくのなつやすみ』が出てきた瞬間、
『8月32日』で気づかなかった自分に
思わず「くー!(>_<)」と声が出ました。

「かつて『おじさん』だったモノって」。
夕方になると突然に

   「飯だぜ」

と現れる、おじさん??

(あの、突然に出てくること自体がホラーでした)



⚫︎ 『ゲーム機から煙が出てる! このままじゃ完全に壊れちまう!』

SKET DANCEの「壊れてしまった特別な真理子」の回を思い出しました。
大好きな回です✨





⚫︎ その、脳細胞の回転を…

    極限状態の中、幸彦の脳細胞が異常な回転を見せた。
    かつてネットの掲示板で見た、このゲームのバグ技の知識。
    断片的な情報が繋がり、一つの『解』を導き出した。(本文より)


…その、ね。
その脳細胞の、シナプスの可塑性をそういうところに使っちゃうんだぁ…。
男子中学生よ。

とってもかっこよく表現してるけど、行き着いた『解』が…。

お、男の夢。なんだ……ね。





⚫︎ おわりに


kouさんなのだから、そろそろホラーが来るのかと、
楽しみなような、身構えるような
そんな気持ちでいましたが。

何度も大笑いをして読み進めました笑

強制終了したあとの
「畜生!」に、
机に拳を叩いてる姿を想像して。
本気の叫びを聞きました笑





男子中学生のかわいい奮闘に

マラソンを沿道で旗を振って
「がんばってー」と応援した気持ちです🚩





1件のコメント

  • これほど丁寧に、そして細部まで楽しみ尽くしてくださった感想をいただけて、作者として感無量です!
    ポイントごとのコメントがあまりに面白くて、私の方こそ楽しませて頂きました。
    『ぼくのなつやすみ』をご存知でしたか、さすがですね。
    かつて私がゲーマーでのめり込んでいた時に体験版をプレイしたことがありましたが、正式にプレイしていませんでしたが、『8月32日』のバグは聞いていました。執筆にあたり、YouTubeで実際のバグプレイを拝見。
    おじさんは、夕方に登場するのですね。
    私は未プレイなので知らなかったので、イベント発生を考えたのですが、一致するものがあったとは驚きです。実際のバグでは、あのような怪奇な姿は無いので、あれはこの作品での演出になります(^^ゞ
    あり得ないハズの日に迷い込む。
    そんなお話をいつか書いてみたいと思っていましたが、この度の『リセットボタンを幼いで』の企画を見た時に、このネタを使ってみようと思いました。
    ブラウン管テレビ。
     懐かしい家電ですね。世の中が地デジになった時に、それまで使っていたテレビが本当に使えなくなって、ゲームしかできないなと思い出しました。何となく、ゲームの世界に引きずり込まれた原因を、古いテレビを原因にと思いつつ書きましたが、深くは考えていなかったりします。
     そして、透明になるバグ。
     これは、実際にバグを紹介している方がしているのを見て、これをオチにしようと思いました。
     私の持ちキャラ・取手幸彦はモテない少年で、思春期らしい煩悩に着き走らせました。
     その素晴らしいシナプスの可塑性と判断力を、なぜ「そっち」に使ってしまったのか。
    命がかかった極限状態でも、男の夢(煩悩)が勝ってしまう。それが幸彦という生き物なのかもしれませんね。
    自分で書いていて、なぜ彼がモテないの分かるような気がしますが、やってることの情けなさが際立って、お気に入りの一人です。

    え!? ホラーを期待して下さっていたのですか。
    それは嬉しいです。
    実は昨年のクリスマスに掲載しようと思っていたホラー作品があったのでが、お蔵入りになった作品があったりします。時期外れですが、手直ししてみようと思います。
    普段の作風を知ってくださっているからこその「身構え」からの「大笑い」、最高の褒め言葉です!
    机を叩いて悔しがる幸彦の姿まで想像していただけて、彼も本望だと思います(笑)。
    沿道からの温かい応援(?)ありがとうございました!
    また楽しんでいただける作品を書きますね🚩

    追伸
    先日は『路面電車で春を待つ』に、胸が震えるほどに美しいレビューを寄せてくださり、本当にありがとうございます。
    金時さんが紡いでくださった「桜の蕾が色づいていく、その一瞬を見届ける物語」という言葉そのものが、ひとつの完結した詩のようで、作者としてこれ以上の幸せはありません。
    特に、「積み上げてきた居場所が足元からほどけていくような、心許ない思い」というフレーズに、深く感じ入りました。春を出会いの喜びだけで語るのではなく、そこにある「喪失」や「空白」の静けさを汲み取ってくださったこと、そしてそれを「透明な三月の時間」と呼んでくださったことに、私のほうが救われるような思いです。
    路面電車の振動、窓越しに見つめる背中、そして無機質な画面に宿る「たしかな体温」。
    金時さんの感性のフィルターを通すことで、物語の解像度がより鮮やかに、より温かく塗り替えられていくのを感じます。
    「読む人それぞれの胸の奥に、まだ固いままの蕾があるのなら」
    レビューの結びに添えられたこのお言葉には、思わず目頭が熱くなりました。この物語が、金時さんの、そして読んでくださる方々の心の内側をそっと色づかせる一助になれたのなら、これに勝る喜びはありません。
    とにかく、うつくしい」――その真っ直ぐな称賛を糧に、大切に物語を編んでいきたいと思います。
    金時さんの元へも、爆発しそうなほどの春が、鮮やかな色彩を伴って訪れますように。
    心からの感謝を込めて。
    ありがとうございましたm(_ _)m
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