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白の令嬢が拾った戦後の亡霊 ―― 第一章振り返り_ネタバレあり

📘第一章(プロローグ+1~11話)まとめ

 白の令嬢が拾った戦後の亡霊 ――奴隷市場で令嬢が拾った兵器は、白の屋敷でメイドとして歩き出す。最凶メイドが放つ乾いた銃声が、戦後の街を覆う闇を裂く。

 第一章が無事終結し、現在は第二章終盤ですが、ここまでお読みいただきありがとうございます。

 ここで、第一章の概要をまとめておきたいと思います。

 本作は、戦後に切り捨てられた“兵器”と、その兵器を拾った令嬢の物語として始まります。

 大戦後、戦犯兵器として処分対象となったDOLLたち。
 番号で管理され、価値を失い、最後は奴隷市場に並べられるだけの存在。

 その中で、誰にも買われなかった一体――F01。

 クラリスは彼女を買い取り、「カレン」という名を与えます。

 それは慈善でも、正義でもなく、ただの“選択”だったのかもしれません。

 白の屋敷で始まる静かな生活。
 紅茶を淹れること。
 歩き方や所作を覚えること。
 家族の食卓に立つこと。

 兵器だった存在が、人として振る舞う時間を、少しずつ、確かに重ねていく日々。

 しかし戦後の世界は、そんな穏やかな再生を許しません。

 貴族議会に渦巻く権力闘争。
 改革派であるアストレア家への疑念と敵意。
 そして、黒系派による包囲と粛清。

 白の屋敷は断たれ、クラリスはすべてを失います。

 守られる側だった少女は、生き延びるために現実を直視することを強いられ、
 一方でカレンは――
 護るために、再び銃を手に取ります。

 第一章で描かれるのは、「兵器が人になるまで」ではありません。

 それよりもむしろ、「人を守るために、戦いに戻る覚悟」
 その瞬間です。

 最凶と恐れられたDOLLは、国家ではなく、主のために引き金を引く存在へと変わりました。

 白の屋敷はもうありません。
 家族も、戻りません。

 それでも――
 二人は生き残った。

 第一章は、この世界がどれほど残酷で、それでも歩みを止められない理由がどこにあるのかを提示する章となっています。

 そして物語は、逃亡の先、新たな舞台へと進みます。

 第2章では、すべてを失った令嬢と、護るために撃つメイドが、戦後ノワールの闇そのものへ踏み込んでいきます。

 ここからが、本当の物語です。

 引き続き、お付き合いいただけましたら幸いです。

 また、この近況ノートで興味を持っていただいた方も、ぜひこれから読み始めていただければ嬉しいです。


■本編はコチラから
https://kakuyomu.jp/works/822139840012118720


三毛猫丸たま

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