「怪奇もの」を含む小説

妖怪異調査部。 この世、あの世、その世、その三世界の均衡を保つ最も重要な役割を持つその課には、誰もが知り、誰もが知らない物語を持つ怪異が集まる部隊がある。

霊感なし。特殊能力なし。霊能力者へのコネもなし。 ただのオカルト好きな主人公、城里裕真。 祖父の書斎で見付けたとある古いノート。 そこに書かれた、覚えのない自分の名前。 覚えの…

人の因果が地獄へ誘う　さりとて因果を断ち切る者は　輪廻の外へと迷い落つ　それは永久へと　沈み落つ。

あらすじ 　大学生の田中三郎は、ある深夜、恐ろしい光景を目撃する。黒マントの男が薬を垂らすと、影が二つに分かれ、もう一つの影が立ち上がったのだ――影男の誕生だ。 　翌日、街では連…

「戦争の親玉」の続編というかスピンオフ。ブラッド一号が萌えキャラになったりして初めはパロディ風のギャグものですが、中間部から鬱展開のホラーになります。グロ、スプラッタもあり。前作…

　　登山中に迷い家に迷い込んだ主人公カミヒトは、妖怪とんでもない美少女と出会う。この出会いをきっかけに、カミヒトは発光している女神に強制的に神にされ、日本と異世界で信仰を集めるた…

　平穏を好む主人公、吉田障子は「王子」という自分のあだ名を嫌っていた。旧校舎のヤナギの木の側で一人佇む毎日。好きな人を想う日々。 　だが、平穏は長続きしなかった。吉田障子を「王子…

歪んだ現実の狭間に佇む、“恐怪堂”という古びた書店。 扉を開いたその瞬間から、あなたの影に“それ”は忍び寄る。 都市伝説、呪い、怪異、消えた人々―― 語られる物語はすべて、誰か…

砂漠にぽっかり口を開けた太古のダンジョン。モンスター達に想いを馳せる連作怪奇短編集（単話完結。どこからでも読めます）

共益費込み4万円の3LDK。 都心の高層階、駅から5分——条件が良すぎる部屋には、理由があった。 夜になると誰もいない部屋から「カタカタ」と音が鳴る。 黒い影が、私を見ている。…

人が善くて、ほがらかで……誰もが好ましいと思う人なのに浮いた話が少ない。 それはきっと──『縁』が関係しているのかもしれない。

　この文章を見ている人はいるか？ 　聞いてくれ。 　この物語、何かがおかしい。 　ウワサだけじゃない。 　人も。 　会話も。 　行動も。 　そして文章までも。 　何もかもがズレて…

　2062年―― 世界の中心的存在である聯邦「アメリカ」は、宇宙産業と謂う名の巨大科学を新たに計画・実施し、見事に大成させ、その有り余る報酬を独走状態で我が物とした。 　そ…

【あらすじ】 「大きな白鯨は見た者の願いごとを叶えてくださるそうだよ」 化《ばけ》 噂話や伝承などで人々に知られており、一般に災のもととされ神とは違い怪奇を引き起こす根源と信じ…

私は、私なりに頑張ってきたつもりだった。 でも、頑張った私に待ち受けていたのは、想像もしていなかった絶望。 私は、なんのために頑張ってきたのだろう。 私は、どうして頑張ら…

　大正と呼ばれる時代……。帝都東京に上京してきた一人の青年がいた。青年の名前は疾風大成。大成は優秀な頭脳と頑強な肉体を併せ持ち、さらに端正な顔立ちと人当たりの良い性格を兼ね備え、…

AI × ホラー × 青春、ついでにバトルも詰め込みました！ 　――シンギュラリティ後の未来。 　AI《Alice》が人類を管理する社会で、 探偵コンビが“観測されない怪異”…

大学の後輩と付き合っていた俺だが、ある日突然捨てられてしまう。悲嘆に暮れた俺は翌朝・・・

単純思考でガサツな青年の“ツツジ”は、幼少期に家族を不可解な失踪事件で失ってしまっている。家族の失踪が巷で頻発している怪奇事件と関わりがあるかもしれないと突き止めたツツジは、家族…

「実話と創作が交錯する、不思議で戦慄の短編集」 これは現実か、それとも幻想か――私自身や友人の実体験をもとにした話から、想像力が生み出す奇譚まで、不可思議な物語を集めた短編集。日…