「たからばこ」を含む小説

登場人物 【お狐様】…鈴木家の庭にある祠に、500年住んでいる。ただいまニート中。 【鈴木惣太】…鈴木家の一人息子、友達いないので夏休みなのにどこも行かずゴロゴロしていた。 【富…

高校２年生、夏野もにこのお姉ちゃんにはこれから同棲する予定の彼女がいる。そんなお姉ちゃんに、もにこは勢いのまま嘘をついた。 「わたし、彼女いるもん！お姉ちゃんとおなじだもん！」…

経理部に勤める八海（やつみ）とあなた。一次会でお開きになった部署飲みのあと、「飲み足りない！」という八海の提案で、いつものように二次会として宅飲みをすることに。 「――ね」 「…

中学校を卒業したばかりの彼方は、叔父一家の暮らす幻行町に越し、一人で暮らし始めた。いつも後ろ姿の男、鈴の音が聞こえる道、入った者が二度と戻ってこない塔。不思議な現象が詰まった町で…

亡くなった祖母と、頑張り屋のキャリアウーマンの話。

こちらの作品は、豆ははこ様の短歌賞1首部門参加作品『一人』の『『好きだよ』に既読が付いて一人居る声を聞いたの何日前か』からインスピレーションを受けて創作したものです。 https…

現代現代まで続く、終わらない江戸幕府。 電気やガスをも代替する独自の蒸気機関「械掛(からくり)」が世を支配する、別の時間の日本、「日ノ本」。 たった一箇所の発電所ならぬ「発蒸所(…

　転生して、ほふく前進を極めたアリシアがつれてこられたのは、ハイハイレースだった。 　そこで彼女は、ハイハイレースのタイトル総なめを狙う六冠王者リュシアに出会う。 『神速のリュシ…

九月、街から学生の姿が消えた日々。 西条京子(さいじょう　きょうこ)は一人静かな部屋でコーヒーを飲みながら、偶然耳にした四人の少女たちの会話に心を奪われる。重病で療養中の「双葉…

35歳の進は、冴えない日々を送りながら、廃校が決まった母校の中学校を訪れる。偶然耳にした吹奏楽の音色に導かれ、かつての同級生で今は教師兼吹奏楽部顧問の紀美と再会。進は中学時代、吹…

父親の葬儀だというのに片瀬樹弥は涙ひとつ出てこなかった。喪主席に座るのは父の再婚相手の文江さんだった。樹弥は父が再婚してから家を出て、新しい家族とは疎遠になっていた。相続の問題で…

　俺の意識が復活したとき、そこはギャルゲーのような世界だった。 　古典的なノベルゲームの世界―― 　しかし、俺は異世界転生者である前に、１フレームを競うRTA走者だったのだ。 …

ちっちゃなちっちゃな　へいわな島に あるひおばけがやってきた ちっちゃな島の　神様は とってもとっても　ちっちゃくて こわいおばけに　かないません ちっちゃなちっちゃな　神様は …

ー高校の第二図書室、その奥の普段誰も入ってこない秘密の部屋。そこで君と出逢ったー 自分に自信が持てない2人。出逢って惹かれてしまうも2人がずっといることは叶わない⋯。短く、不思…

〆切り後に完結。 応募中のコンテスト参加は、〆切り後は取り下げられないため 申し訳ありません。 〆切り前に判断しないといけないのを、あとから気がつきました。 歴史ロマンではあ…

(旧題：なろう作家の火村君は、コピーライターから、小説の売り込み方を学ぶようです) 「コピーライター？なんすかそれ」 「簡単にいえば『お客を得る』ための文章のプロだ」 (おか…

かつて『母』と呼んだ女に魂を砕かれ、心を氷の匣（はこ）に閉ざした芸妓・佐知子（菜々美）。憎しみを唯一の糧に生きる彼女の前に、一人の男が現れる。その底抜けの優しさは、固く閉ざしたは…

ぐるこ☆さみん初執筆ジャンル 新作声劇台本がついに解禁！ 神々と祈りが交錯する 北欧神話×日本神話×オリジナルと言う 全く新しい ネオ・ミソロジカル・ラメント・ダークファンタジ…

現代の片隅に残り続ける、閉塞的な村。その村に暮らす中学生の少女・佳奈は幼い頃からその歪な空気に違和感を覚えていた。 村の祠には、古くから"アブイ様"と呼ばれる異形の存在が祀られて…