「鳥」を含む小説

夏の太平洋で大きなお母さん雲が、双子の雨粒つぶりんとぽとりんを含む粒粒たちを乗せて漂います。お母さん雲が居眠り中、南風に流され陸地や山へと運ばれ、赤石山脈に衝突。粒粒たちは水滴に…

ある日、地球の文明は崩壊する。 原因となったのは、隕石のように墜落してきた、真っ青な炎に包まれた巨鳥。 唯一生き残った青年・セイタは、青い不死鳥の力により、不老不死になる。 動物…

自分といると、周りばかりが不幸になる。 そう忌み嫌われ続けてついに家を追い出された伊鳥家の長女・和音。 夜な夜な外を歩いていると、橋の向こうで何かをじっと見つめている青年がいた。…

方丈記は、古文と漢文が混じった文で構成されているらしい。面白そうだと思った。そこで自分の日常を元にした文を作り上げた。それが、日常記。

とある少女…碧の病室はとても賑やかだった しかし、とある事件が彼女の病室で起きてしまう この事件がきっかけに、碧は心を閉ざしてしまった そんな碧の元に一人の少年が現れた事によって…

霞ヶ関千春は「永遠の記憶」を持つ少女だった。死んでもなお、違う魂になって生き返り、数え切れないほどの人生を繰り返してきた。しかし、どれだけ時を経ても、彼女の記憶だけは消えること…

＃５分間の即興掌編・・・３作収録（初出2013年頃）

鄙びた温泉街を舞台にした、ほのぼのSFです。ちなみに人鳥とはペンギンの事です（この物語は創作です。登場する人物、団体、場所、出来事はすべて作者の妄想による架空のものであり、実在の…

【ネーリ・バルネチア】 王都ヴェネツィアで絵を描いて暮らす青年。先代の王ユリウスの孫だが、王妃セルピナの謀略によりその存在は隠されている。 【フェルディナント・アーク】 神聖ロ…

死んだらどこに行ってどうなるのかを知らないでいた。 （縦読み推奨です）

新しいペアを組むことになった若い刑事。 しかし相手は自分とは相まみれえない価値観の持ち主だった。 愛する町を守るため。自分の信念を貫くため。大切な家族のため。 彼と彼らはそれぞれ…

鳥尾巻家の日常会話劇。 ※この物語はノンフィクションです。鳥家の赤裸々な会話の記録です。 【登場人物】 ◎鳥頭（オカン）・妄想暴走鳥（脳内バーサーカー） ◎ナリ（ムスコ）・癒し…

第８回富士見ノベル大賞一次通過作品 表情から感情の一切が消え失せた売れない戯作者――佐倉（さくら） 雀の羽根のような色合いのフワフワの髪を持った少年――すずめ丸 そんな二人の…

結婚適齢期を迎えた青年たちの通過儀礼である〈炎龍鳥狩り〉。危険な儀式に挑む青年たちの無事を祈って、血縁の娘たちは、その血の呪力を込めて皆で刺繍を施した新しい上衣を贈る。九歳のプデ…

僕は小学生なのに、深夜に家を出てきてしまった。 どうやら友達の池くんがある噂話を聞いて、柵に囲まれた池の真ん中に浮かぶ小さな島に行こうとしている。それに誘われた僕は、思わず付い…

１０年以上前、世界は三大国家を中心とした、大きな大戦を起こした。 その大戦で猛威を振るい、各国が急務で研究・製造し、その大戦で猛威を揮った振るった人型兵器――AS＜アーマー・ス…

キャッチコピーは、単なる自戒です。 本作は【寝言】につき、投稿本数には（勝手に）ノーカウントとします。 〈奴隷〉という語を中庸なものとするならば、人は皆何かの〈奴隷〉です。 …

日本のどこにでも在る、田舎町。人々の、これまた有り触れた日常の中に、徐々に非日常が入り込む。いや、遠い昔から潜んでいたというべきか…。どこかで鳥の鳴き声か人の叫び声かもつかない金…

俳句・季節の二十句