「がおがお」を含む小説

残暑がまだ厳しいこの時期にふと思い付いた。 せや、怖い話を書いたろ、と。 だから周囲の誰かに聞いてみよう。あ、そこのカップルさん、何か怖い話はありませんか？

「私たちの娘になって、一緒にお蕎麦屋さんで働きませんか？」 異世界の田舎道で出逢った夫婦は、そんな突拍子もない提案をしてきた。でもどうして異世界にお蕎麦屋さんが？実はそれには深い…

むかしむかし、とある国の王様は、病に臥せっておりました。 かわいい娘たちを枕元に呼び出し、王位継承者を決めるための旅を提案します。 個性の違う三人のお姫様は、それぞれのやり方で…

子どもの時……追いかけて来るお月様が怖かった？ お月様はね、こんなことを思っていたらしいよ。

　なんの因果か前世の徳か、由緒正しい平民が突然　高級料理フルコースにお呼ばれしました。 　降ってわいた異文化の美食体験を、垣間見えた妄想も交えて綴ります。 　尊敬する作家さまの、…

一話目、タイトル変えました。 ホラー短編一話だったのですが、奇譚短編集としてマイペース連載になります。 「ランドリー」 濡れた洋服が大量に入っている重たい籠が二つ。今日もランド…

【お題で執筆!! 短編創作フェス（お題：骨）　参加作品です】 鳥籠の鳥を、逃がしてしまったことがある。 突然の王位簒奪者に父である国王を奪われ、弟たちも殺された姫君。彼女を生…

桜咲く暖かな夜の、とあるおしゃれな飲食店。ほろ酔い気分で日頃の愚痴を語り合う凸凹な二人連れは、普通の人間とは違う「特別な仕事」をしているようで…？ サッと読んでクスッと笑えて、…

真夜中に呼び出されるといつも雨の匂いがする。 それは本当に雨なのか、涙なのか、わからないけど。

　最難関ダンジョン《永久なる深淵》で予知夢で見たとおりのルートをたどると、隠し部屋でレジェンダリーアイテム〈天下無双の羽毛布団〉を入手した。同時に現れた妖精のフーカに急かされ、ダ…

昔話です おとぎ話です 対象年齢は10歳以上といったところでしょうか？ 貧しくともこころのきよい少年のお話です 毎日、時計塔の整備に通う少年のもとへ天女があらわれました 彼女…

妖怪たちは噂する。 ——この世には、人ならざるものだけを殺す仕事人がいるのだと。 ——恨みを持たれたアヤカシは、その仕事人に殺されてしまうのだと。 ——だから『我ら』は、決して悪…

長年働いてきた職場での簡素なお疲れ様パーティ。 いつも喧嘩ばかりしていた仲間は最後のパーティーにも出てくれることはなかった。 しかし・・

祖母が亡くなった。優しかった祖母。いつも励ましてくれた祖母。祖母との思い出を胸に、送り出すことを決めた私だったが・・。なぜか笑える葬儀になってしまい・・ 悲しいけど笑える。そん…

お題で詠もうカクヨム短歌塾の参加作品です。

　いらっしゃいませ！　ここは、囁き小屋。お客様のニーズにお応えし、様々な囁きをご提供する、◯◯街のお店です。夜勤中のナース、近所に住むお姉さん、学校の先生。最近は、生意気な女の子…

神宮颯、十七歳。ダンジョン配達員。 配達成功率100%。 お届け物のためなら手段を択ばない。 ドラゴンだろうが古代魔物だろうが、拳でぶちのめして荷物を届ける。 それが俺の配…

大手芸能事務所のオーディションで主人公の海斗(かいと)は、容姿端麗な雨芽(あめ)とのアイドル人生を勝ち取った。 アイドル活動はトントン拍子だが、デビュー時から良曲を提供してくれて…

　私が幼い頃はこんなにも暑かっただろうか。 記憶は定かではないが、まだ幾分マシだったようにも思う。 猛暑、酷暑、夏日、真夏日、猛暑日、過去最高気温記録。 私達が耳馴れてしまう間に…