「たからばこ」を含む小説

天真爛漫な彼女と、感情表現が得意ではない僕の、冬の始まりのとある1日を描いたほっこりストーリー。 ※槇原敬之さんの『冬がはじまるよ』をイメージして書いたお話です。

碓原隼人の当時高校３年生。授業中に窓の外の月を眺めたり、小説を書いたりと進路や受験に集中しきれていなかった。しかし、古文の時間に地面が揺れ始める。中日本大震災が発生であった。 …

世の中青って嘘とかニセモノが多い。 青くないのに青虫、青信号、青汁。なんで青じゃないものを、わざわざ青って言うの？ 青い食べ物、青い花はほとんどない。 海も海水は透明なのに青って…

　彼の母親の腹の中。水が、湧いた。 　そこに、私は耳をあてた。 　こぽこぽと、音がする。 　腹に触れている、頬は熱さを感じた。 　沸騰している。 　そう、思った。

古都貴嗣は気まぐれに行ったことの無い場所を散歩し、心が傾けば写真に収める、それを趣味としていた。今日も心向くまま初めての土地を訪れる。そしてそこで街に愛されるパン屋、ふんわり色堂…

高校生の私、陽本莉音(ようもとりおん)はおしゃべり好きな人懐っこい女の子。けれど、あまりにも目つきが悪いせいで沢山遠ざけられ怯えられ、「般若の莉音」とかいう悪名がついて回る始末…

社会不適合者、理不尽クレーマー、老害、パラサイト外国人、こどおじ、訳アリ家庭。 さらには、なぜか集会所に住み着いた毒舌ハクビシン「ビシ九郎」まで。 団地という社会の縮図には、笑っ…

気がついたら子どもになっていた。 気がついたら、知らない両親がいて、家族ができていて。 気がついたら、江戸に似た異世界にいた。 この世界は、江戸のようで江戸ではない。 人のようで…

国の英雄だった宮廷魔術師ノックス（３２歳）は、過労と縁談に嫌気が差し、死を偽装して辺境の森へ隠居した。 悠々自適なスローライフを送るため、畑に強力な「獣害対策の結界」を張ったのだ…

主人公の笹川織野は、イケメン優等生早菊翡翠ととても接点がある。笹川織野はクラスで浮きたくない。だがそんなことを知らない早菊翡翠は、構わず話しかけていく。正反対な2人が繰り広げる少…

【完結予約投稿済み】映画制作を舞台に、男女の恋愛とそれを取り巻く人間関係を描く群像劇。 　若手映画プロデューサーの有川亮介は、自らの映画制作で脚本家の朱井ソフィアと出会う。とこ…

ここは魔法使いが普通にいる現代日本（？）。 国から免許を受けた魔法使いの青年〈笹崎 怜〉と、彼のもとでアルバイトとして働く高校生〈閑林 琳〉のお話。 ある冬の日、笹崎が住む街…

首相は『存立危機事態の特定のケースを想定したことをこの場で明言することは慎む』と述べたが、ある特定のケースを想定してみよう。これが存立危機事態を宣言するケースのひとつだ。 20…

「俺、彼女が出来たんだ」 耳を赤く染め、はにかみながら涼太はそう言った。 その日は茹だるほど暑い日で、エアコンの付いていない涼太の部屋は、ドアを開けた途端に熱風が体にまとわ…

——強さゼロ。チートなし。女神の加護も存在しない。 　一週間前までただの高校生だった石田勘平は、異世界に放り出された瞬間に悟った。「俺、マジで無能だ……」。冒険者登録料と日用品を…

夏の海のきらめきの中で、一度은死のうとしたひより。 あの日、彼女は「終わり」に手を伸ばしながら도一歩を踏み出せなかった。 そして、もっと後になって、誰にも気づかれぬまま——静かに…

とある百合漫画の大ファンの女子高生、青依晴南、15歳、そんな彼女は朝、目覚めたら…なんとその作品の主人公、愛田雛になっていた！ 最初は驚き戸惑う彼女だが決意する、自分が主人公をや…

登場人物 ◆安倍 無明（あべのむめい） 　安倍 晴明の生まれ変わり。 　予言によって、安倍晴明の生まれ変わりだと知った祖父祖母によって霊力と脚を封印された。 　優しく真面目で正義…