「鳥 短編」を含む小説

仕事しか生きがいのないアラサーOLの梨花は雑誌編集社で降格の人事を受ける。 ショックのあまり仕事すら手につかなくなった梨花は上司の勧めで実家に帰ることにする。肺炎でもう先のないお…

むかし世界には百八羽の色鮮やかな鳥たちがいました。空を飛び、花や人に色を分け与える、特別な鳥たちです。 けれど、ある日。生まれたのは真っ白な鳥。 その鳥は、与えるのではなく、奪…

────── 「じゃあもう一つ聞くね。まだ忘れていることない？」 　海斗の体は震えていた。 　多分限界だった。 　私が今すぐ抱きついて、温めたいくらいだったけど、思い出してもらう…

直美は副委員長の藤木さんが苦手だった。 子どもの小学校の役員というストレスもあり、敬遠したり、他の役員仲間に愚痴ったりしている。 それを見ていたのは、渡り廊下にいた誰かだった。

　平凡な大学生の「僕」は、毎日、鳥になった夢を見る。 　昨夜も夢を楽しみにして眠りについた「僕」だったが、聞き覚えのない声で跳ね起きると、そこは見知らぬ部屋だった。 　七月も半ば…

しばらく動けなかったんだ。どう見てもあれは虫とか鳥とかそんなものではなくて。

かもめは、旅をする鳥だそうだ。 僕の部屋の前にも何処からか、かもめがやってくるようになっていた。 そいつは僕を旅に誘っていたのかもしれない。 未来を創る人生の旅に。

夢を見失い、空を見上げて立ち止まった。 何者にもなれなかったはずの自分を変えてくれたのは、 ある日、青い空から舞い降りた“あなた”がくれたひと言。 「何者でもない」ということは…

　夏休み中、駿はクラスメイトの恭二から相談を聞いて欲しいと、彼の家に招かれる。 　恭二はある部屋の椅子の横で、まるで誰かが座っているように空中に手を置き、「妹が他人に認識されない…

赤ちゃんの名前が、 青ってややこしい。

考古学者の都築俊介（ジル）は瀬戸内海、笠岡諸島にある飛島に伝わる村上水軍の秘宝に興味を抱き外科医の坂井美津子（バル）を連れて訪れることに、飛島は大飛島と小飛島の二島があり大潮の干…

とある駅で働く主人公。彼女は仕事を終え帰ろうとするのだが、利用する路線が運転を見合わせてしまいホームで待つことになる。 そんなとき、音を切り忘れたマイクから駅員と駅長の会話が流…

どうしようもないにせもの、の男の子、二人のお話です。

異世界で、全属性魔法を操る奇跡の存在として「救国の勇者」と讃えられた男がいた。 その名は――レオニス＝アル＝グランフォード。 魔王を討ち、王国に栄光をもたらした英雄は、ある日ひょ…

　慣れない土地へと転勤し、独り暮らしを始めた主人公、永依夢（えいむ） 　趣味の「野鳥撮影」のため、新天地で撮影場所を探し回って、良い感じの場所を見つけたら、先客が。 　先客の女性…

　14歳になる葵(あおい)は電車で痴漢にあっていた。駅員に助けを求めるが取り持ってもらえず、諦めて学校へと向かう。 　痴漢にあった出来事を保健室の猟子(りょうこ)先生に打ち明け…

ある学校の生徒たちの話。 小説家になろう等でも公開しています。 あらすじ： 　鈴木小鳥は出せない手紙を持っていた。 　春原周良（しゅうら）は言葉を出すのが苦手だった。鈴木小…

江戸時代。 怖がりな四十島《よそじ》が今夜も怯えている。 町で囁かれるのは、鳥の鳴き声にまつわる不思議な話の数々。 「ちょっとこい」と鳴く鳥が人を呼ぶ？ 夜に飛ぶ赤い目の女はカ…

いつも一人、そんな僕にも彼は笑顔で接してくれる。 そんな君に伝えたい想いがある。

夢を諦めきれないことは目を見張るものだ。 ＿＿叶えられない運命だと知っていたら尚更。 夢を叶えるために努力をしたのならそれは賞賛に値する。 ＿＿全てが無駄になってしまう覚悟がで…