「ある種の、」を含む小説

（冒頭） 人間社会を振り返ると、ある奇妙な現象に気づく。それは不幸や災害はしばしば利益を生むという逆説である。被害を受けた人々にとっては悲惨でしかない出来事が、ある種の立場の人間…

人類滅亡後の世界で、獣人・竜人・鳥人・魚人・妖精や吸血鬼など様々な種族が入り乱れて社会を形成し、平穏と覇権を懸けて戦う。 聖性の威力を失い形骸化した教会も魔族たちに乗っ取られ…

「ユメミル・ビート」、それは高校で結成された女子高生４人組バンド。 クールなベースの月島律、天真爛漫なボーカル＆ギターの星野奏、おっとりドラムの木下響、そして世間知らずなお嬢様キ…

家庭の都合上お医者様にかかれず ある種存在証明である解離の診断書なんてものはない だけど俺らは存在して思考してる。 そんな日々の戯言とか、思い出話。 思ったことメインかな。 存…

僕の恋心などは、甘さの前では無力なのだ。そう悟り、甘いパンケーキに首を絞められ続けるような感覚に陥りながらも、いつか勇気を出す自分のことを夢に見る。そんな女々しい男のお話です。 …

　マックの女子高生がいた。 　フロートを頼んだ。 　夕陽は眩しかった。 　家へと、帰る。

世界を旅するトリを見た人の記録。 KAC2025に出そうと思ったけど途中で飽きてやめちゃった。 けど、これはこれですげー気持ち悪いなって思ったのでやっぱりやります。 KAC20…

短歌賞1首部門参加作品

小学生の頃に描いた絵空事が、二人の人生を大きく変える。 赤い糸が引き寄せる運命は、どんな結末に至るのか。 ハッピーエンド。そんなものがあるとは思えない。 これはあくまで過程であ…

らららららーらららーらららー ふーん、ふーん、クーロンアパート…… 遠い昔に、あったのかもね 香港近くの、あの廃墟のかつて ……ごめん、まともに解説します（最初っからそ…

「怒らない子育て」を実践する、理想的な父親。 しかし、彼の息子は、夜な夜な、部屋の隅に立つ「黒い人」に怯え始める。父親が、息子への「怒り」を、理性で抑え込むたびに、その黒い影は、…

夢の中に現れた『全能の神様』は、僕にある『種』を渡すと、一言『この種育てて』と言った。全能の神様が僕にくれた『種』に隠されたメッセージとは……。

幼馴染として「日常」が当たり前だった悠真と遥。 高校を卒業し、それぞれの道を歩き始めたふたりの距離は、やがて少しずつ揺れ始める──。 新ヒロイン登場、すれ違い、再確認される絆。 …

ある種、月裏ひよりは誰よりも誠意ある推し活をしている。と思う。ここまで己の欲求を殺して、推しを推すという使命に忠実なオタクを、私は月裏以外に知らない。 まあ、かなり歪んだ愛だし、…

親友が勇者に選ばれた、辺境の青年ワキヤの物語。 王道ファンタジーRPG風の世界観です。 最初が「終章」なのは仕様です。 ある種のざまあ的な展開を狙ってはいますが、道のりは長い… …

　うちのイモリは何もしません。 　それでも、かわいいのです。 　そんなイモリを愛でる日常を、のんびりまったり書いていきます。 ※このエッセイでは大まかに、『イモリ』＝一般…

断るつもりだったお見合いの場に現れたのは、10年前に離れ離れになった親友だった。 「私に、しとかない？」 昔は男子にしか見えなかったのに、すっかり美少女に変貌した彼女……『ゆ…

作者サーキュレーターのどうでもいい話。ファジーな気持ちで耐久レースに挑戦してください。解説のおまけ付き。 どこまで気が付かれずに日記を追加できるか、ある種の実験？ある種のホラー…

級友に里山という男がいて、こいつがまったく愚鈍であった。 頭の回りが遅く、いつもだらしのない顔をしていて見ていると腹が立ち、私は彼が嫌いだった。苦労も悩みもなく、将来の憂いを想…

二日徹夜の激務を終え帰宅したら、家の中に奇妙な生き物が浮かんでいた。 タンポポの綿毛に似た見た目の生き物は、私にある提案をしてくる。 その提案とは「異世界で古代種(エンシェン…