「見ない 見る」を含む小説

侯爵家に仕える見習い従者レーン。 その正体は──霊の声を聞き、見ることができる霊感持ち。 王都の名門学園にて、付き従うのは次男坊のフィリオ。 けれど、ある日学園で起きた傷害事件を…

秋月 紅葉(あきづき もみじ) 19歳 幼い頃から病院で過ごす少女 夢は景色いっぱいの紅葉を見ること。 西園寺 海斗 (さいおんじ かいと) 19歳 孤児院で働く少年 紅葉のこ…

夢を見ることが出来なかった人に、その人が見る筈だった夢を見せることが出来る異能を持った千早は、夢を見れなくなった後宮の女御たちの夢を見させてみろと、帝に命令される。 無事、女御た…

　魔王。それは、『異形を生み出す』という人智を超えた権能を持つ存在。 　不死とも呼ばれたそんな魔王は、三人の英雄によって倒された。 　三人の英雄。内の一人──封魔のヴェルテ。 　…

実の兄と恋愛関係にある汐梨は、家庭環境が崩壊していた高校生の時、SNSで募集していた集団練炭自殺に参加したが、失敗して生還した。 それから７年、さらに兄との関係を生きる拠り所にす…

「国乱れる時、怪異あり」と伝えられる瓊国では、後宮ですら怪異がみられる状況となっていた。 現れる怪異や霊獣の背景をひも解き、国を揺るがす謎に迫る連作短編。 公募の〆切との兼ね合い…

　物語は三人の視点から描き出される。 　一人目は、「アンちゃん」と皆から呼ばれている、都立の工業高校に通う一年生。今日も今日とて「鋼鉄兵機」という名のロボットで、巨大な怪物たち…

　高校二年の少女・アリサは美しいものを言葉で表すのが苦手だった。 　だから、修学旅行で沖縄の美しい海を目にしても、クラスで一番綺麗な女子生徒・静宮(しずく)を見ても、それがなぜ美…

魔法学園に通う最弱生徒・レオン・アークライトは、落ちこぼれの烙印を押され、誰からも相手にされなかった。 だが、彼にはひとつだけ、誰も知らない秘密がある。 ヒロインたちのパンツに刻…

　少年は家族でキャンプに来ていた。 　ふと夜中にトイレに行きたくなって目を覚ます。 　母親を起こそうとするも、頑なに眠ったまま起きる気配がない。父親と妹も同様だった。 　仕方なく…

前世で酒造会社の工場でエンジニアとして働いていた男が、15世紀北欧風の剣と魔法の世界に転生した。そして道を走る馬車や食卓に並ぶ林檎を見て気がついた。地球と全く同じ生き物が地球以外…

一人の男性が殺されるという事件が起こった。その男性は防犯カメラから男に殺されたかのように見られたが、捜査が進むと、大柄な女性に殺されたのではないかということで、その女性を特定し、…

通勤電車の車窓から、浜名は「それら」を見てしまう。 見なければ世界は変わらなかったのに、見てしまったからどうしようもない。見なかったことにすれば世界は元に戻るのか。 「見る」…

最後の戦いを終えた魔法少女"九条晃"は、苛烈な闘いの日々がストレスとなり悪夢ばかりを見るようになった。悪夢障害と診断され抗うつ薬を服用しても効果を実感できず、色々と調べ物をした末…

2作目なのでまだ慣れてないですが温かいコメントいただけると嬉しいです。 この短編の小説には、主人公の僕、その友人、お世話になった人が出てきます。 物語は主人公の僕が、旅に出たこと…

次に向かったのは理科室だった。噂では、理科室には何かがいると言われていた。ドアを開けると、冷たい空気が流れ込み、実験器具が整然と並んでいる。しかし、部屋の隅にある顕微鏡の下から、…

　淀川大春《よどがわおおはる》は考える。愚者の思考を考える。そこには何もない。そして、全てがある。この意味がわからない人たちの事を考える。その心情さえも慮る。しかしてそれが何であ…

高校1年生の赤坂武が同学年の月原結華の笑顔見るために切磋琢磨する学園ラブコメ！ ※現在、エピソードがあまり進んでいないため、あらすじが今読んでいただいてる読者の方々へ今後更新のエ…

愛子著 今はなき京都のアトリエ劇研を舞台とした、本好きな少女が見る夢のようなお話のショートショート

あることが原因で、休職届を出し十年ぶりに祖母の家に帰ってきた雅代（まさよ）。 ふと「見たい」と思ったのは祖母の家から見える静かな景色だった。 相変わらず古くてオンボロな木造建の…