愚者話
心夢宇宙
淀川大春は考える。愚者の思考を考える。
淀川大春は考える。愚者の思考を考える。そこには何もない。なればこそ、全てがある。この意味を考えない人たちに思い巡らす。その呪縛さえも見極める。しかしてそれが何であるというのだろう。どうしたことだというのだろう。
淀川大春は考える。今日も変わらず考える。タロットの向きは正位置か。はたまた逆位置か。そんなことも下らないと考える。なぜなら全てに意味がないと考えられるから。
言葉の細やかな違いさえ、雑な人々にはどうでも良い事だった。彼らは自分の思いたい様に思い、見たい様に見る。その為に勝手に人の考えや言葉を四捨五入する。あれこれ言うのには、意味があるのに、そんな事を考えもせずに、ただ教えられるままに洗脳され、短文指向に考える。短文指向と短文思考も決して異なるのに、雑な人には同じらしかった。
雑な人は、何でも良し悪しに据えたがる。悪いなどと言っていないのに、悪いかよと怒り出す。雑な人たちは考えない。考えるフリをして、考えていない。淀川大春は考える。それが良いとか、悪いとか、偉いとか、凄いとか、そういう話ではない。ただ、『考えるか考えないか』という違いでしかない。
それを勝手に四捨五入。雑な人たちは四捨五入。言ってない事を思いたがる。自分が思いたい様に決めつけたがる。果ては他人を操作したがる。自分の思い通りに変えようとする。まったくもって、烏滸がましい。
それを、『淀川大春は』、『馬鹿』と呼んだ。
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※当連載もフィクションであり、実在の人物、団体、宗教、その他あらゆものと一切関係ありません。当たり前だ。などと言うのですか?
※そも、私の連載は全てフィクションです。特にノンフィクションであるという事を明示しない限りは、全てフィクションなのだ。当たり前だ、と。馬鹿か?
※登場人物の考えが作者の考えであるとは限りません。当たり前だ。などと言うおつもりでしょうか?
※当連載も私之プロフィールは『登録サイトサービス一覧』等に記載されているwebサイト等で同時掲載されている場合があります。それ以外のwebサイト等には掲載・投稿しておりません。
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