「それでも歩く」を含む小説

「彼氏と歩く、幸せすぎる時間。　その日常を切り裂いた、サッカーボールと、私の派手な転倒劇！　顔面蒼白、スカートの中まで丸見え…。　でも、彼氏の『いいもの見れた』という愛のある（？…

夏になると北海道を旅せずにいられない旅人が、雨や高速バスに翻弄されながら、教会の鐘の音に、大雪山の花と絶景に、湿原の湖と伝説に、あと白鳥にも癒されて……。 コダワリと陶酔のちょっ…

　※表紙っぽいイラストは近況ノートの【たぶんコレが表紙になると思います】にございます。 　 　本屋で見かけた『異世界ガイドブック』　異世界ガイドブックを読んでるうちに憧れが強まり…

自主企画「悪魔と取引をして書いた作品」に参加するため書いた短編。 主人公が歩いたり出会ったりします。

親友に裏切られ、殺されたお人好しの主人公は、自分が中心になって制作したゲームの世界に転生する。 それも、ゲームの制作段階で強すぎてボツにしたキャラクターに。 今度の人生は、好き…

雨の夜、満月の光の下に現れる女の幽霊。蝙蝠傘を手に通りを共に歩くうち、女は少しずつ言葉を取り戻していく。語られる過去、消えない苦しみ、語られなかった最期の記憶――。言葉を持たない…

大津麦（おおつむぎ）、25歳。 自己評価は底辺、いつも最悪の事態を考えてしまうネガティブ女子。 ある事故で命を落としたムギが、女神の導きで送り込まれたのはーーかつて自分の手で生み…

「あんたなんか、かわいいって言っちゃいけない顔してる」 小学4年生の時、クラスメイトから投げつけられた言葉が、蒼月ひよりの心に深い傷を残していた。それ以来、鏡を見ることも、…

両親を失って七年。僕と妹の咲は、二人きりで生きてきた。 しかし咲を蝕む病魔が、静かに命を奪っていく。 遺伝子操作で生まれた冬桜を求め、雪山を歩く兄妹の小さな旅。 冷たいのに、どこ…

過ぎゆく季節のなかで、人知れず立ち止まった問いがある。 それは、ひとつの名前をきっかけに、そっと胸の奥でほどけてゆく。 共に歩くのは、どこか不確かな輪郭を持つ青年と、過去を振り…

―瑠る璃とヴェルシー、ふたりでひとつの世界へ― 目的のない少女・瑠る璃《るるり》と、 目指す形すらわからない少女・ヴェルシー。 ふたりは“家出”をきっかけに、 世界を動かす歯車…

歌舞伎町の裏通りにある隠れ家みたいな店で、終電間際まで働くのがエナの日常だ。一期一会のこの街で、露出の多い衣装をまとって酔客をもてなすことにも慣れつつある。 ある夜、エナはケイと…

――『夜を歩く男』シリーズ最終章。 あの戦いから十数年、世界は変わり果てていた。 名を捨て、記憶を失い、山奥の村で“ただの男”として静かに暮らしていたジョナサン。 彼がかつて“…

勇者パーティで「荷物持ち」と蔑まれ、役立たずの烙印を押されて追放された僕、ジン。僕のスキル【人形生成】と【植物育成】は、動きの遅い人形と毒草しか生み出せない「外れスキル」だと誰も…

私は散歩者。夜を歩く散歩者だ。

四月初め、工業高校生の「坊」は、路地裏を歩く女子生徒に一目惚れをした。 しかし、彼女（彼）は、女装姿で街を徘徊する男子生徒「メメ」だった。 週末、メメは、乙女を捜索する坊と鉢合わ…

かつて人類は、“幸福”を手に入れるために王を作った。 AI、遺伝子工学、ロボティクス――進化の果てに作られた究極の管理者「王」は、 人類を導くはずだった。だが、“幸福”の定義が…

君を失ったとき、僕の世界は音を失った。 この物語は、君がいなくなった現実を少しずつ飲み込んでいく、三日間の記録。 繰り返す朝と夜、そのたびに胸を締めつける欠落感。 それでも、三…

霧島志乃は、美少女で、転校生で、少しだけ奇妙。 歩く音、袋の開封音、人が寝息を立てる音── 彼女は“生活音”を愛している。 そして、誰にも言わずに録り続けている。 好きな人の…