「月 心」を含む小説

大学の図書館の、いつも同じ席。僕の向かいには、決まって彼女が座っている。文学部の月城栞（つきしろ しおり）。誰もが見惚れるほどの美貌と、誰にも媚びないクールな佇まいから、遠巻きに…

小指の長さくらいしかなかった小さなトカゲの「チビ」が、ある日、巨大な竜に大変身。 鋭い爪のある前脚にガッチリと捕獲され、私を相棒にすると言い、鋭い牙だらけの口の中に半身を咥えられ…

公式自主企画【この夏、あなただけの“好き”を届けよう】 規定文字数：400字以上6,000字以内 募集期間・2025年8月8日（金）正午 ～ 8月24日（日）23:59 ※結…

私は楊婉、字は仙月。前世はオタクにして腐女子（結婚してからは貴腐人）である事を除けば、節約の為にコスメを手作りしたりしていた･･･どこにでも居る子持ちの主婦だったのだが、どういう…

室町時代に成立したかとされる『雲隠六帖』（『源氏物語』「幻」の続編、補作・偽書）のうち、第一帖「雲隠」の現代語訳を試みます。テクストは中世王朝物語全集14『松浦宮物語 雲隠六帖』…

エッセイというか、日々感じたことの呟きです。 感銘を受けた作品や衝撃を受けた事件についての文章もあります。 ＊他サイトとの重複投稿です。 ――2022年5月14日(投稿日当日…

【あらすじ】 郵便配達員の陽介は、町外れに住む老人・藤井徳一の死を新聞の訃報で知る。 徳一は独り身のままこの世を去り、その遺品の中から、宛名も封もされていない古びた手紙が見つかっ…

カフェで語り合う二人の女性。そこに、彼女たちに見えない「声」と「旋律」が絡み、会話は思いがけず心の奥へ踏み込んでいく。 優しさの理由、自分らしさの形、そして「自由」の意味――三人…

生きる意味も、居場所も、ずっと見つけられなかった宮浦冬紀。 彼が出会ったのは、人ならざる吸血鬼の王女、カシア・シルヴァレイズだった。 生きる場所は全く違えど、差別され、拒まれたと…

　西暦２０３０年、太陽フレアがきっかけで地上に魔物が現れた。自衛隊が交戦するも全く歯が立たず、お手上げ状態。そんな折、一人の青年にある異変が？ 　平凡な高校生、大和創真が手にした…

　煌月響子、31歳。 　恋愛をゲームとして楽しむ魔性の女性ライター。欲しいものは全て手に入れ、男性を意のままに操ってきた。しかし、孤独死をテーマにした取材で出会った特殊清掃員・…

おてんば牝馬キビウラジャと女性騎手　吉村みやびが起こした奇跡をご覧あれ ※奇跡とは言ったものの、みやびと個性派揃いで沢山の登場人物による泥臭い競馬人情ドラマです。 競馬興味あ…

好奇心旺盛な月兎が地球について哲学するお話です。

高校2年生の月城拓也は、バスケ部に所属するクールな兄貴肌の少年。義弟の星宮千佳を溺愛するブラコンだが、家族愛として抑えている。ある日の夕方、拓也が帰宅すると、千佳が大変身を遂げて…

獣人が当たり前に暮らす街に、ただ一人“人間”として生まれた間島蒼生。 新しい学校で待っていたのは、好奇の視線と、牙を剥く者たち。 孤立を覚悟したその日、彼の前に立ちはだかったのは…

この連作は、都市の八月を舞台に、ＳＮＳと現実のあいだで揺れる心を描きました。 水のぬるさ、かき氷の底の白、扇風機に乗る香水の匂い——日常の細部に、触れられない距離の切なさを重ねて…

会社に身も心もすり減らされたシステムエンジニア・佐倉優は、過労死寸前でまさかの異世界転生！ 目覚めた先は、魔物がうごめく超危険な「ブラックダンジョン」でした。 絶望かと思いきや…

【扉物語シリーズ１作目】※改稿作業中　※月・水・金６時更新 幼少期から両親の虐待に苦しみ、暴力やいじめにさらされる日々を送っていた。 心に巣食う絶望は、生きる意味を失わせ、地獄…

ボス。虹の橋紹介所の責任者。大好きな彼女の影響で、缶コーヒーと月が大好き。 宮。虹の橋紹介所の爺さんに次に古いスタッフ。銀色の眼鏡を掛けたホワイトシェパード。 姉さん。真っ黒い毛…

「事故で“男子”になった元女子の僕。 その低すぎる声が、男子校という舞台で、僕に“役割”を押し付けてくる。」 元女子校の陰キャだった夏希は、ある日突然、可愛い系美男子として…