「短編（）」を含む小説

真夜中に呼び出されるといつも雨の匂いがする。 それは本当に雨なのか、涙なのか、わからないけど。

ある日、隻腕という称号を背負って生きていくことになった俺は、クリスマス当日に義手を貰ってしまう。

世界から人が消えてしまって せっかくだからと旅を始めてから 今日までのお話

祐里　先輩の企画に参加です。 https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu 【書き下ろし1万文字以内】「ふんどし」の物語を書こう（～10/31）…

ランニングアプリが、謎の通知を出した。 『息づかいシンクロ検知。同じペースのランナーが近くにいます』 は? 朝六時。河川敷のコース。 隣を、男性が走っている。 横顔を見た…

大鷲谷先生の『天文方秘帖』全七巻。糸綴じ製本。帙入り。綴じ糸、帙の紐が切れていたのを補修した跡があり、ところどころそこだけ新しい。 短編です。 ☆私事都合のため、後篇公開は20…

東京都民お悩み相談ダイヤルという既に終了したサービスに関わって死亡した一人の女性と消息不明の一人の動画配信者に関する話です。

突然、仕事も友人も失い、生きる意味を失った「僕」は、祟りの神を自称する少女と出会う。 「僕」と少女の出会いは、お互いの孤独を埋めていくが… 全4話完結。毎日投稿です。

人間は八〇％が水らしい。 では、三〇人クラスの二四人が野球部なら？ ほぼ水で、ほぼ野球部の世界で、 喉の渇きはどこへ向かうのか。

日々の仕事に追われ、彼女からの逆プロポーズに気付かず無神経な言葉を放ってしまった佑真は、結婚についてぼんやりと考え始める。 なんとはなしに観に行った映画をきっかけに、彼の想いは変…

不思議な石鹸を貰った、ある女性の話

クリスマス、それは一年で特別な日。 カノジョから約束を突然キャンセルされて、僕は一人、街のイルミネーションを眺める。 特別な日にわく街の喧騒とは裏腹に、人々の賑わいの外側で、僕…

田舎から飛び出して冒険者となり、未知の迷宮で怪物を打ち倒し、名だたる英雄と肩を並べる。 そんな物語を誰もが夢見るものだ。 しかし、多くは力及ばず、空ばかり見上げることになる。 う…

酒呑童子——恐ろしき悪鬼として現代まで語り継がれてきた存在。 だが、その伝承の裏には、誰も知らぬ“もう一つの真実”があった。 源頼光と四天王が挑んだ大江山の鬼退治。 そこで交わ…

焦げた卵焼きの匂いが、ふと記憶をほどいた。 言葉にできなかった想いは、弁当箱の中に残っていたのかもしれない。 語られなかった時間を抱えたまま、生きていく家族の物語。

建設業を生業にしています。 職に関する物件の話や、同業者からの話、他取材したお話をまとめました。 HONKOWA本誌にて、『ある設計士の忌録』の原作提供やってます。 それ故に、こ…

「先輩、またサボってるんですか？ ああ、昨夜の『漆黒の騎士様』にお会いしたいなぁ……！」 昼は無能な三文記者。しかし夜は――帝都を支配する、最強の機巧使い（スパイ）。 時は明…

幼馴染で恋人だった彼女が、ある日、クラスで一番のイケメンとラブホテルから出てきた。 翌日、僕は“性犯罪者”としてクラスで吊し上げられる。 嘘と誤解、裏切りと沈黙――追い詰められた…

就職と同時に大きな町へ引越してきた女は、体の中に虹色の魚を棲ませる人々を目撃し、やがて彼らを追いかけるようになる。 （※縦組みでの閲覧を推奨しています） ©2024 若生竜夜 …

第10回古賀コン応募作品。 テーマ:「ぼくにもできそう」 ひたむきに花を育てることの美しさと醜さ。