「短編 掌編」を含む小説

夢に母親が出てきた。 上京して五年。寂しいなんて一度も思った事はなかったのに、どうにもセンチメンタルになってしまった。頼れる者がいない東京砂漠、心細い。

イラストレーターとして何とか食いつないでいる主人公。その心の支えは、日々配信しているVライバーで……。

　自称発明家の逆巻エジソ子はとある発明品を販売した。 　それが大爆死して多額の借金を抱えてしまう。 　電気料金を滞納した結果、ある日の夜に電気が止まってしまった。 　『…

女子高生というのは飛んだり跳ねたりするだけでかわいいのである。 故に俺は女子高生になる！　制服、カーディガン、ローファー、スクールバッグとそれに付けるぬいぐるみのキーホルダー！…

男女の恋愛、青春を中心に、すぐ読める掌編～短編サイズのラブコメ・恋愛小説を収録しています。不定期に更新されます。

初秋の午後、母は失踪から十数年ぶりに息子と再会する。 言葉よりも沈黙が多い時間。 そして別れの瞬間、タクシーのヘッドライトが 彼の横顔を照らした——。

待ちに待った給料日である。 何をしてやろうか、そんなウキウキの気分のところに舞い込む刺客たち！　家賃、光熱費、通信費、そして！ 「畜生！　また来やがったなこの野郎！」 謎の…

まじゅがX（旧Twitter）で毎日（基本的に）連載してる、140文字小説のまとめです。カクヨムには一週間ごとに金曜日に上げていきます。お読みいただけると、幸いです。

「デンプン買ってきて」 おばあちゃんに頼まれて、かなこはコンビニへと赴く。 デンプンとはなにか？恥ずかしい思いと白い粉を抱えて、かなこはレジへと進む。

血の夢の果てに、男は女を『土』へ還す。 愛と滅びが交わる、月の夜の伝承。 月の清掃人が見た、終わりのうた。 ••✼•• 『【急募】月の清掃隊 』と 『「Go God Goo…

夜明け前の街は、まだ息をひそめている。 彼はその静けさの中で、長く止まっていた自分の時間と向き合う。 社会の競争から離れ、ただ“今”を生きること。 それがこんなにも難しく、そし…

夜空を見つめた少年は、思った。 「手が届きそうだな。」と これは少年と夜空を舞台とした 夢と現実のあいだをすり抜けるような 短い夜の物語。

「浮気について皆さんはどう思われていますか？」 昼のワイドショーで司会の女性局アナがそんな質問をすると、出演者は全員黙り込みバツの悪そうな顔をするのであった。

あなたは今、本当の顔で笑えていますか？ 仕事ではデキる人、家ではいい娘、友達には気の利く人……。いくつもの『仮面』を使い分けるうちに、心がすり減って空っぽになってしまった主人公・…

私は見知らぬ部屋で目覚める。 記憶がない。 身体が、自分のものではないみたいだ。 部屋のベッドには、微かに覚えのある女がいる。 謎の男から電話がかかってくる。 『君は、殺され…

築三十五年の木造アパート。 大学生の私は、その一室で独り暮らしをしている。 レトロな雰囲気が、私は気に入っている。 ただ――。 隣人について、気になることがある。 隣人が、…

Z県の団地で七人が殺された。犯人は逃亡中。 一方、同じZ県の山奥の山荘に、六人の大学生が宿泊していた。 深夜、物音で目を覚ます六人。 リビングで、見知らぬ男が血を流して倒れてい…

　ある日、私は会社で課長に呼び出されるのだが……。 　ふと思いついて書いた掌編コメディです。 　主人公の軽妙な語り口をお楽しみください。

健康診断の結果、俺はロボであると判明し要精密検査となった。 「間違いなくロボですね」 紹介された総合病院にて力強く医者が断言。そんな診断があるか。俺は腹立ちを覚えながらも、大…