「SFパニック」を含む小説

忘却の「あくび」に侵食される世界 　ある朝、妻の奇妙な「あくび」をきっかけに、世界は記憶が抜け落ちる奇病「忘却のあくび症候群」に襲われる。些細な物忘れは、やがて同僚が健太の存在…

　地球の自転加速によって、重力が反転した終末世界。 　天を覆い尽くす大地と、奈落と化した空。『逆さまの東京』。人々は地上を捨て、地下鉄を繋いだ都市〝メトロジェイル〟を築く。 　…

深夜25時30分、いつものラジオ番組が突然告げた。 「ゾンビが発生しました」 受験勉強に励む少女。夜食を用意して眠る母。トラックで高速を走る父。 離れていた3人は、ラジオを通して…

本人の主観ではSNSに「かわいそうな熊を殺すなんて」的な集団を馬鹿にする投稿を繰り返してただけなのに、熊が居ない地域に住んでいた事＆本人の無神経さで、逆に熊害を受けてる地域の住民…

「もしも」の世界を書いた、読み終えるたびに現実が少しだけ揺れるショート物語集

8月1日　8時35分 −−その日、空から銃が降ってきた。 　東京を始め世界中で突如「銃」が空から降り注ぐ。街は壊滅、地上の人々は銃器の地面へと消息不能に 　瓦礫の肌を僅かに残…

　二千八十一年。地球統一宣言もむなしく、第三次世界大戦がはじまった。一週間で、地球の九割は死の灰に覆われ、人口は十分の一となった。それでも、争いは終わらない。核により突然変異した…

　二○二五年、七月四日。代々木公園を中心にトラックが1台ほど入るゲートが無数に現れた。 　人々はそのゲートのどこに惹かれたのか、吸い寄せられる様にゲート入って行き、それから数時間…

ニートの伊藤烝治はある日、魔法少女『粟根 のいち』がフワフワした空間でモンスターと戦う姿を目撃してしまう。のいちに言わないでと口止めされたが、実は隣に住んでいたことが判明する。な…

建物、それは人の守護者であるはずのものだった。しかしある日、守護者は破壊者へと変貌する。※この物語は完全なフィクションであり、現実の世界とは関係しておりません。不快に感じる方がい…

インディコ・バビンガ。 誰が言ったか知らないが、その言葉は瞬く間に広がっていった。可哀想な主人公は、こんなわけのわからない言葉について、記事を書くことに。人的資本もへったくれもな…

舞台は軌道ステーション《ノエシス》。誰かが人間に擬態する《エコー》は、噛まずに殺す。結果だけを先に食う——議論が結論へ飛ぶ瞬間に寄生する捕食者だ。眠るたび世界線は巻き戻り、記憶は…

主人公の中田大樹は、ある日、朝の面接に合格したことを喜びながら出かけていました。しかし、朝早くからの面接だったため、寝坊してしまい、急いで会社に向かう途中でした。その時、同じ会社…

交差点を渡る際に、お馴染みの着信メロディーを聞いた。 私は「誰からだろう」と。 着信画面を覗いてから、何気なしにスマホを取って、耳に当てた。 ゴオー、ゴオー、と。聞きなれない…

蜘蛛蜘蛛パニック

『ポイント・ネモ』から始まった、太平洋プレートを回り込むように続発する「南太平洋連続地震」。原因調査のため、国際共同建造された海上機動人工島『ポダラカ』が大海へと向かう。 それ…

～あらすじ～ 最近の人間って、お怠けで、わがままで、めんどいですよね。なんか、嫌ですよね。なんで神様が怒っちゃいました。「全部ぶっこわーすっ！！」っつって、破壊の限りを尽くそうと…

１９歳以下の国民は日本語の使用を禁止。 本日より全国の全ての中学校において特別英語試験プログラムを開始。 中学２年生の高野林 晴彦（たかのばやし はるひこ） は教室でいつもと変…

　西暦２０３０年、太陽フレアがきっかけで地上に魔物が現れた。自衛隊が交戦するも全く歯が立たず、お手上げ状態。そんな折、一人の青年にある異変が？ 　平凡な高校生、大和創真が手にした…