「月 祈り」を含む小説

こんにちは。うみのまぐろと申します。 文学フリマ東京41(2025年11月23日)に、千羽稲穂さんが頒布いたしました、青春エッセイに寄稿させていただいた作品です。 青春がまだ残…

『喫茶偃月 ― 月の加護とあやかし珈琲 ―』 京都・祇園の路地裏に、夜だけ開く小さな喫茶店《偃月》。 そこでは、白銀の髪をした葬送人・偃月が、 人とあやかし、そして“まだ成仏…

　山奥の鏡湖で、薬草屋の娘・雪は龍の青年・弥月と出会い、互いに惹かれ合う。 　けれど、旱に苦しむ村人たちは、龍を災いと恐れ、雪は彼を庇って命を落とす。 血が湖に落ちた瞬間、雨が降…

幻遊剣士～理想と現実の狭間に～ 幻に遊ぶ人々、束の間の幻に夢を見る。その眼前には久しくなかった輝き。厚き雲が避け、一条の陽が差し込んでいた。 麗しかった大地は魔が支配し、亡者が…

季節は巡り、ふたりは、浜辺で出会う。 あるいはそれは、なにかの先触れか。 ほつれた糸を手繰り寄せ、それぞれの未来の貌（かたち）を探る。 『おかしな噺 続章』の特別編。 やがて…

【あらすじ】 神々が出雲に集う「神在月」。 その日に偶然出雲大社を訪れた、見知らぬ男女五人。 彼らには共通点があった――一年前の同じ日に、大切な誰かを失っている。 写真家の青年…

神々が旅立ち、世界が静まり返る神無月。 その沈黙の中で、ひとしずくの命が芽吹いた。 愛おしい吾子を包む父の腕は、黄金の木綿のようにあたたかく―― “言葉”から生まれた小さなひとし…

黒い月が浮かぶ、文明崩壊後の瓦礫の世界。 人類は、“誘拐戦争”と呼ばれる異形との戦いに疲弊していた。 拠点外から資材を回収する任務に就いていた青年アルは、突如現れた“魔人”と遭遇…

月が裂け、灰が降り積もる死の森。 そこに、ひとりの魔女と、拾われた赤子がいた。 灰の中で育った子は命の「芽（バド）」と名づけられ、やがて少年となる。 けれどその成長は、世界の再生…

春の終わり、祓い屋・焔は余命を宣告される。 病に蝕まれた身体、冷めた眼差し。 それでも彼の傍には、いつも式神の雅がいた。 主従であり、恋人であり、互いを救い合うことしかできな…

　　　　　　　••✼•• 秋の陽が傾く、文明崩壊後の世界。 瓦礫の街で、木製の椅子とサボテンが語り合うのは、 世界の終焉と「魂の交代」という、真実だった。 人類が理解し得な…

月に照らされた夜、鈴の音が響くたびに、誰かの「想い」が姿を変えて現れる。 猫が少女になり、亡き友がボールを打ち、夢の中で少女が生まれ直す。 それは、生と死、現実と夢の境で揺れる3…

――ふわふわの尾に触れた夜、運命が動き出す。 現代日本で、 高龗神（たかおかみのかみ）、闇龗神（くらおかみのかみ）、 そして稲荷神を神棚に祀っていた女性――結音（ゆの）。 その…

10月の誕生花「ガーベラ」をモチーフにした物語。 曖昧なままの関係、別れを前にして伝えられない想い。 彼女はガーベラに静かに祈りを託し、 彼はその花から勇気を受け取る。 ひと…

【キャラクターイラストあり作品】 ーStoryー 戦争が勃発してから3年。戦況は悪化していくばかりの国、セレタニア。古来よりこの国では、 「太陽は人間(最高聖職者)」 「月は神…

その小さな命は、大きな夢を抱いていた―― 命と向き合い続けた一人の若き医師。 闘病する妹を支え続けた姉。 そして、病院のベッドの上で、アナウンサーになる夢を語った少女。 少女…

─天気予報の裏側で繰り広げられる「戦い」を、あなたはまだ知らない─ 雪国の気象予報士・佐倉深雪は、地域の空に異変を感じていた。 神社に仕える神職・神崎彩花と出会い、共に災いをも…

白く輝く月の裏側には、誰も知らない記憶が眠っている。 滅びを越えて継がれた祈りが、今、遠い未来で静かに目覚める。 失われた誓いと、終わりなき祈りの物語――。 月面都市《ミレーネ…

ふたつの月が昼を照らす世界。神託を予知夢で見る巫女姫の秋令を、兄で若長の月黄泉は大切に守り育ててきた。だが、予知夢が告げる未来は、残虐な侵略者による殺戮だった。 「綺羅の皇女」へ…

ぐるこ☆さみん初執筆ジャンル 新作声劇台本がついに解禁！ 神々と祈りが交錯する 北欧神話×日本神話×オリジナルと言う 全く新しい ネオ・ミソロジカル・ラメント・ダークファンタジ…