「月 満月」を含む小説

月に魅いられた男の数奇な道程

特殊能力による犯罪が激増した現代。 法で裁けぬ、あるいは法廷に立つ前に執行すべきと判断された凶悪犯に対し、 現場で直接「死刑」を執行する非情の組織、警視庁捜査第七課刑法第９条執…

※【こちらギルドの調査員】の短編になります。 本編のコメディ調ではなく、シリアス調なので別エピソードとしたものです。 こういうお仕事もしていますよという、側面的なお話になります。…

満月の夜がコワイ。自分が自分でなくなってしまう。 どうしていいのかわからない── そう思っていたら、助けると言ってくれたあの人……

月の裏側基地で、クローン少女774――ナナヨは、人型兵器レイファーの「心臓」として宇宙人と戦う。 身動きできぬほどにボロボロになった肉体を機体に同期させ、虹色の光尾を引いて敵…

宇宙歴三百六十二年。 『うさぎが餅つきしている姿が見えると聞いていたがどこにいる！』 『超古典にあるように満月のときには魅惑的な白い姿が見られると思ったのに、どうしてカラフルな…

◆第一詩集「月の道標」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054889257390 ◆第二詩集｢月想うひとありて｣ https://kakuyom…

とある港町の片隅に、「カフェ・ルミナ」と呼ばれる小さな店がある。 店は月に一度の満月の夜だけ開かれ、翌朝にはまた閉じてしまう。 常連も看板もなく、偶然のようにそこへ辿り着いた人だ…

今は昔おじいさんとおばあさんの家に月からモモタロウとカグヤがやってきて居候することになりました。満月の夜になり月の使いを待っていると、鬼が迎えに来たので、その鬼を退治しに仲間を連…

満月の夜、燃料切れで漂流する二人の許嫁。 優雅な船旅のはずが、気づけばガレー船方式で陸を目指すはめに――。 上流階級の恋は、今日も波に揺られて進行中。 津太 侑燐（つだゆうり）…

　月虹が環を成す満月の夜。 　傭兵イェシムは、砂漠で倒れていた少女リンファと出会う。 　教団と父の妄信から逃れてきたリンファに、過去の因縁を抱えるイェシムは、葛藤しながらもその旅…

王にも勝る資産家バルタサル。 廃れた礼拝堂で見つけた古い天秤を火に投げ捨てた夜、女神が現れた。 「次の満月までに、10万トンの銀と釣り合う銀、あるいは同じ価値のものを天秤に乗せな…

居場所のない孤独な13歳の少女リナ。 満月の夜、公園のブランコで「星見の衣」を纏い、彼女の運命は一変する。 「大変だ！月が遅刻してしまう！」 そう話すのは、お団子が大好きな…

放課後の屋上、満月の下で交わした何気ない一言。 「月が綺麗ですね」 あの瞬間の想いが行き着く先は――。

※本作は、たねありけ様主催の自主企画『月の清掃隊』参加用の作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/822139837545177659 雨の…

婚活で出会って五ヶ月。恋愛経験のない柏木は、いつも想いを伝えられない。 満月の夜、震える声で告白する。 その言葉に秘められた想いとは——。 不器用な二人の、優しい恋の物語。

仕事帰りの「僕」は、まっすぐ家に帰ることはなく、行くところがあった。 電車に揺られて降り立った駅。そこで、僕は、彼女と出会う。

夜の海に糸を垂らす時間だけが、私の心が静まる瞬間だった。 26歳、営業職。喧騒や期待から逃げるように、私は今日も海へ出る。 静けさを破ったのは、なぜだか私に懐いている後輩――不器…

ベランダから空を見上げる。 右目ではもう、光の一部としか見えない。 両目で見る“最後の月”。

意識が混濁し、ゾンビのようになった「あたし」は、常に空に浮かぶ『真昼の満月』を眺めて過ごしている。 とある出来事により、「あたし」は呂律の回らない口で、ひとつの言葉を必死に喋ろう…