「春なので 掌編」を含む小説

第二回　さいかわ卯月賞　テーマは「春」用の短編になります。主催者：犀川 よう様　場所：https://kakuyomu.jp/user_events/16818622172196…

東京に暮らす主人公は母親と共に京都で桜を楽しみに来ました。体調がいい時に旅行に行こうと誘った母親に賛成してのことです。東京にいる普段から慕っているおじ様という男性に送った手紙とプ…

春服を買った。 もう若い身ではないし、身に纏うものなど着古したワンピースでもなんでもよかったのだけれど、世間体というものがある。会社に行くのにも相応の格好をしなくてはいけない。…

ユヅルがバイト先の花屋で種をもらってきた。 これは、ただそれだけの春の話――。 ⭐︎このお話は、「きみの隣」の春掌編です。 ⭐︎本編とその他番外編読了後だとより楽しめますが、未…

花粉症で春がちょっと嫌いな彼女とすぐ赤くなってしまう彼の話。 X（旧twitter）に放流してきた作品のまとめ。 140字～掌編程度の物語の集まりです。

うららかな春を絵に描いたかのような日のことでした。

好きな人の好きな人――親友・美咲への友情と、蓮への恋心の間で揺れる日々を送る葵。学園祭の告白、卒業の別れ、そして桜舞う五年後の再会。時を経ても変わらない想いが、ついに実を結ぶ瞬間…

掌編です。通学路の風景。

この季節が巡ってくるたびに思い出す記憶があります。 今さら、どうしようもないことなのに……。

『サメトーーク。』本と花・花井 様（台本 文字起こし）

　春の季語『雉』に因んだ話にしてみました。 　お楽しみいただければ幸いです。

今年ももうすぐ春の節句、だと言うのにおひいさまは何故かご立腹の様子。今年はまだ桜餅が食べられていないせいかしら、それとも…… 🌸はるはきたれりひなまつり🌸 のじゃロリおひいさま…

　私はブッダ。悟りを開きし者。 　今、私の真下には一人の亡者がいる。名前はカンダタ。彼は生前に悪行を働いたが、一匹の蜘蛛を助けたこともわかっている。 　私は彼を救おうとした。一…

あの日に戻りたいとはもう言わない。今日の君が、いつか見たより綺麗に笑っていたから。 公式企画「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテストに寄せて。

その日、その街の道路は渋滞していた。春の雨が降り頻る夕方の堺市郊外で松永瞳は流れぬ車の列に苛立ちを覚えていた。「事故だろうか？」そんな事を呟きながらカーラジオの電源を入れる。暫く…

お好きな性別でお読みください。

推薦で芸大に進学することが決まっている音無先輩は、学校の門限近くまで美術室で卒業制作に取り組んでいる。一方の僕は、先輩が教室に姿を見せるまで、勉強をしながら居残りをしている。 あ…

気軽に読める、500字未満の掌編をまとめています。 1.気が付かなかったかと言われても → ブロマンス 2.可愛い友達 → 百合 3.心中立てもできないくせに → 成人済男女 4…

たんぽぽの花は一度しぼみますが、綿毛になるときに一気に茎が伸びていきます。 それはきっと、遠くに種を飛ばすため。 その姿から着想を得て、掌編小説にしてみました。