「やめない」を含む小説

　俗にいう、エッセイや自説なんかになりす。一年ほど文章を書くのをやめていたので、リハビリというか、いろんな社会情勢に対する評論も含まれます。

現実世界からあふれ出した空想が漂着する異世界《ホッジポッジ》では、 ファンタジーもＳＦも歴史もミステリーもゲームも玩具も、すべてが混ざり合って存在している。 そんなデタラメな世…

姫宮るるなは、作品に恋をする。 誰にも理解されない感情を、甘い言葉で包みながら、 それでも「完成させる」という残酷な選択をやめない。 これは、愛してしまった創作者の話。

神に仕えるシスター・クリスの趣味は、こっそり食べ歩きである。 懺悔室で教えてもらった、場末の大衆食堂。 ダンジョンで戦ったモンスターの肉を使った、チーズハンバーグ。 屋台のラー…

人は壊れても生きていくことができる。 あなたには、絶望にも希望にも取れる言葉がありますか？ 翼を持つ者たちの里。 呪いと喪失の中で生き残った黒猫シュバルツは、 “生き延びた代…

こちらは日常に潜む、怖さがテーマのショートショート群。 心理的な怖さや、身体に降りかかる恐怖など。 どれも単独で、サラッと数分で読めますが、どの話も基本的にホラーなのでご注意下さ…

戦士として、悪「ダーク・コーガイン」と戦う三人の少女。 は、大人になって就職とか結婚とか子育てとか離婚とかしても、まだ戦士。 終わりが見えないけど、ギブ・アンド・テイクが美味しい…

　みんなに訊きたい。　なにか分かったかな。 わたしはいまだになんにも分からない。 分かった気がますます、しなくなる一方である。 この歳である わたしもそれなりの知識見聞は得ている…

転勤族の少年・織宮悠灯（おりみやゆうひ）は、度重なる転校の中、訪れる先で「友達」を作らずその場限りの「それなりの関係」を築いてきた。表向きは誰にも友好的に、しかし内心は曖昧な関係…

工業街口駅（こうぎょうがいこうえき）前のスターバックス。バイト終わりの栞（しおり）は、AirPodsで音楽を聴いている『振り』をしながら、常連のゆうきさんの会話を偶然聞いてしまう…

「もう小説は書かないほうがいい。AIが作った作品のほうが未来では評価されるから。」 「2027年には、人間が書く小説なんて無価値になる」 「だからお願いだ。惨めな思いをする前に…

テーマ：トー横問題／孤独と相談／現代社会の闇 この物語の根底には、「相談できない」という現実があります。 SNSがあって、どこでも“つながっている”はずなのに、 本当に誰かに助け…

　幼い頃に母からの虐待を受け、重度の女性恐怖症になったバージル。 　彼は人と関わることをやめ、長い修行の果てに心と身体を鍛え抜いた俺は、すべてを受け入れ、ついに「死」すら恐れない…

感情を持たない知性に、 人間は「どう思われたいか」を考えてしまう。 AIとの対話を通して浮かび上がるのは、 問い続けることをやめられない 人間という存在の、静かな願いだった。

私の創作にまつわる、自分史です。 諦めたくても諦められない、あなたに届きますように。

　どこにでもいる高校二年生の葵木依織は実は登録者数五万人の配信者。 　学校の友達には誰一人としてこのことを言っていないが、一人だけ依織の裏の顔を知っている人がいる。 　それは…

金曜18時。退職代行を頼んだ雨宮のスマホに出たのは、社内で一番やばい男・久世だった。「ご連絡ありがとうございます〜。でも本日付退職は死亡と行方不明のみでして。翌営業日以降で、ご本…

　人間と妖の特性をあわせ持つ『あやし者』という種族が生きる世界。極東の島国である日ノ元においては、絵戸幕府の方針により「あやし者とはことごとく悪である」と法で定められていた。 …

大地は歌うのをやめ、平穏は乱された。 辺境の村の次男、ローランは故郷を去った。 これは、英雄の物語ではない。 世界を変える特別な誰かではなく、ひとりの男が残した確かな足跡、 …

仕事をやめてから、ほとんど家から出なくなった佐伯は、 「電話には出ない」「知らないチャイムには出ない」を守りつつ、 なんとなく毎日をやり過ごしている。 ある日届いた「防災訓練兼…