「どうせなら……」を含む小説

どうせなんで色々な質問企画の回答集にします。

ドアが閉じられるギリギリに終電に飛び乗ったはずの社畜は、気づけば宇宙を走る電車の中にいた。現れたディスプレイに導かるまま（どうせ、夢なんだし楽しまなきゃ）と今とは真逆な女性キャラ…

　俺がこの高校に入部して、早や二ヶ月。 　そろそろみんながどれくらい親しくなったか確かめるためと言って、担任の先生が、『一人三問、自分に関するクイズをみんなで出し合う』というレク…

　俺はゲームのバグ技を色々と試していたら、何かの儀式をやってしまったみたいで、急に現れたゲームの魔法陣に吸い込まれて、直前までやっていたゲームの主人公になっていた。 　どうせな…

僕――宮下颯太（みやした そうた）が「普通じゃない」と気づいたのは十二歳の頃だった。 テレビに映るゲイタレントを見て、母が何気なく「嫌ね」とつぶやいた。その一言は刃のように胸に…

　月曜日の朝、満員電車。「何のために働くのか」「どうせ死ぬのに、なぜ生きるのか」――あなたも、そう考えたことはないだろうか。 　物理学に、こんな法則がある。「宇宙のすべては、…

悪の組織に捕らわれ、改造人間となるべく悪の科学者と面談する田中マリ。悪の科学者は告げる。 怪人になった後のモチベーションのために合成される対象、すなわち何の怪人になるかを選べると…

俺には〝自称負けヒロイン〟の幼馴染がいる。 愛染なのかはスタイル抜群な金髪碧眼という文句なしのS級美少女なのだが、妙に自己肯定感が低い。 そのため、男が極端に少ないこの世界で「…

高校二年の夏、真壁友哉は田舎の海辺の町に引っ越して来た。幼い頃に両親を亡くし、保護者である叔父の引っ越し癖の所為で各地を転々とする友哉は、人間関係に対して酷く冷めている所があった…

　中学生時代、女子からのいじめを受けてトラウマを植え付けられた風見海斗。高校生になった彼は入学早々、階段から転落して死んでしまった。 　次に目覚めた時、海斗は真っ白な部屋に横た…

妻の妊娠を喜んでいたのも束の間「百年後に世界が滅ぶ」という情報が発表され、僕は火星移住積立の開始を迫られていた……。 monogatary.com短編コンテスト お題：【『どう…

　彼はただの無名作家だった。 　趣味で小説を書いていたが、読者はほとんどゼロ。ランキングなど夢のまた夢――そう思っていた。だがある日、ふと目にした「カクヨムコンテスト受賞作家イン…

「頑張る」ほど貧しくなる世界に、終止符を打て。 無職の俺が、昼寝中に悟った人生の究極法則―――すべては逆だ！ 「努力が報われない」「成功法則を試しても疲れるだけ」と悩むあなた…

元ヤクザの俺、他の組の奴らと148対1の命をかけた生まれて初めて戦いをし、全滅させたつもりが瀕死の状態の敵が俺に銃弾を放った。それが俺の腹を貫通し、名誉の死を遂げた… と思ったら…

皆さんは三国志はお好きですか？私は正史が大好きなので自分でも変化球を投げたくなってしまいました。 とはいえ、本当はめっちゃ知識が無いと書きはじめること自体に躊躇するテーマなのです…

引き寄せシリーズ　第４弾：安堵の魔法 「どうせ、私には無理だ」 そう呟いていたサナは、AI「ヒカル」の導きで、夢の中で自らの心のプログラムを書き換えた。 仕事の成功。 同僚と…

５分で読めるエッセイ集。（各話読み切りです。） 樅木 霊（もみのき れい）の随筆文。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。 少し不満で、少し退屈。生きづら…

だからさ、君、殺されたんだよ。 僕の妹は。 殺されたんだ。 間違いない。 はっきりそう断言できるね。 可哀想だ。 可哀想で仕方がない。 …でも、村に戻ったってどうせあいつに居場…

気がついたら、私は一人ぼっちだった。 けれど周りには、どうやら「精霊」と呼ばれる人ならざる存在がいて、私はその声を理解できる。つまり、ここは元いた世界じゃない。 残念ながら私は…

ある日、主人公は怪しい通販サイトdamasonで『繊細系彼女召喚セット』という商品を購入する。どうせジョークグッズのようなものだと思っていたそれは、案外凄くて…？