きっとどんな人間にも愛があり、それに気づかせてくれるような、哀しみが伝わってきます。
神様と愛がベンチに並んで世界を見つめている。その書き出しだけで、もう心を掴まれていた。「私が諦めてはいけない 私は……祈るよ。人間に」絶望の果てに、それでも祈ることを選ぶ神様の姿が胸に残る。涙が空を透かし、星が見えた瞬間の転調が美しい。最後に愛が神様の手を「しっかりと」握る。その一語に、この作品のすべてが宿っている気がした。
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