概要
ここには物語がない。あるのは、私が感じた温度だけです。
これは、七奈という少女が、大切なものを少しずつ見つけていく記録である。
嬉しかった日も、泣いてしまった日も、誰かを想って眠れなかった夜も。
読んでくれた人がいれば、それは偶然の贈り物。
いなければ、それもまた、ちょうどいい。
嬉しかった日も、泣いてしまった日も、誰かを想って眠れなかった夜も。
読んでくれた人がいれば、それは偶然の贈り物。
いなければ、それもまた、ちょうどいい。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「愛されていい」――小さなぬくもりが、少女の心をほどいていく。
雨音、食卓の湯気、誰かの手のぬくもり、甘いお菓子。
七奈が書き留めるのは、日々の中にそっと残された、小さな温度です。
兄さまの隣は、七奈にとって何より安心できる場所。しかし、その想いにはやがて、家族への愛情だけでは名づけきれない切なさが滲み始めます。
近づきたい。けれど、大切な人の幸せは壊したくない。その切実な揺らぎが、優しい文章の中から静かに伝わってきました。
それでも、本作が描くのは、兄さまへの想いだけではありません。
「あなたはあなた」
「ちゃんと愛されていい」
「友達って、一回失敗したくらいで終わるものじゃないでしょ」
新しい友人たちから受け取る言葉と、イチゴのケーキやパ…続きを読む