概要
卒業するひとも、それを見送るひとも、皆毎日頑張っているんだ。
いつかまた、肩を並べて笑い合える日を夢見て。
「私、この会社卒業するわ」
入社以来の同期だった高見が或る日そんなことを言ってきた。想像もしなかった言葉に動揺を隠せない『俺』。
新しい道へと一歩踏み出すひと、そして今の場所を精一杯守るひと――そんな頑張るすべてのひとを応援します。
「私、この会社卒業するわ」
入社以来の同期だった高見が或る日そんなことを言ってきた。想像もしなかった言葉に動揺を隠せない『俺』。
新しい道へと一歩踏み出すひと、そして今の場所を精一杯守るひと――そんな頑張るすべてのひとを応援します。
私の作品を見付けて頂き、ありがとうございます。ひとつでも心に残る言葉がありますように。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ずっと一緒に働いてきたし、この先もずっと一緒だと思ってたからこそ
主人公が中々に未練たらしいのが、実に等身大な人間臭さが出て良いですねぇ。
10年という歳月は、それほどまでに彼と同期との間に、確かな絆を形作っていたというわけですね。
しかし、安穏とした日々を送りたい主人公とは違って、同期は上昇志向が強く高みを目指すタイプ、いずれ起こり得たことだった、それが今来ただけ、ということなのかもしれません。
そんな巣立つ彼女が頑張ってきたのは勿論ですが、その彼女が主人公の今までの努力を肯定するからこそ、残される主人公が救われた気持ちになり、快く見送ることができるようになったのだとも思います。
旅立ち新天地を目指すかつての仲間と、根差した場所で見送る主人公。
二人の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!同じ空の下にはいるんだよ
10年一緒に働いてきた同期が会社を辞める。本人はこの会社でやれることは全てやった、学校と同じで「卒業」だとあくまで前向きだが、残される側は僕は君を引き留める理由にはならないのか、僕を置いて君だけ先に進むのか、と複雑な気持ちになる——。組織にお勤めの方だと、誰もが一回や二回、何ならもっと出会うだろう場面のお話です。作中の二人はそこに前向きな意味を見出してそれぞれの道を歩むのですが、二人が交わす言葉と抱く決意はぜひ本編をお読みいただきたく。
同様の別れを経験している方はしみじみと回顧されるでしょう。これから出くわすであろう若い方は、こんな考え方もあるかと心のどこかにしまい置いていただくとよろ…続きを読む